【収入から考える賃貸物件の家賃】目安は月収の3割って本当?

  • 2019/7/16
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賃貸物件の家賃設定について、「月収の3分の1を目安にすると良い」という話を聞いたことはありますか?
実は、暮らす人の収入やライフスタイル、家族構成などによって適した家賃設定は異なります。では、自分に適した家賃設定は何を基準に考えれば良いのでしょうか。
今日は、収入を基準にした家賃設定の仕方や、家賃を抑える2つの方法についてお伝えします。賃貸物件の家賃設定について自分の目安を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

家賃の目安は「手取り月収の3割以下」

「賃貸物件の家賃は月収の3分の1以下にすると良い」といわれていますが、ここでいう月収とは手取り月収のことを指します。

仮に1か月の総支給額が20万円だったとすると、手取り額は約16万円です(※総支給額の約8割で計算)。

20万円に対する3分の1は6万6,000円ですが、16万円に対する3分の1は5万3,000円となります。基準にする金額を総支給額にするか手取り額にするかを変えるだけで、1万3,000円もの差が生まれるということです。

また、もう1つ注意しなければいけないことがあります。

それは、ここでいう家賃には

  • 管理費
  • 共益費
  • 駐車場代

といった毎月の固定費を含めて考える必要があるということです。

また、暮らす人の生活スタイルや世帯によっても家賃の目安は変わってきます。

たとえば、同じひとり暮らしであっても、「外食や趣味にお金を使いたい」という人と「休日は家で過ごすことが多くて出費もほとんどない」という人では、家賃以外にかかる生活費が異なりますよね。前者は家賃の割合を手取り月収の2~2.5割に抑える必要が出てきますが、後者の場合は家賃の割合を3割以上にしても生活にゆとりがあるかもしれません。

家賃の割合はあくまで生活費全体のバランスを見て考えるものですので、自分の生活スタイルに合わせて考えましょう。

モデルケース1.ひとり暮らしの男性

手取り月収22万円の男性がひとり暮らしをする場合の生活費は、こんな内訳になると予想できます。

食費 4万円
水道・光熱費 7,000円
通信費(ネット・スマホ) 1万円
保険料 5,000円
雑費 5,000円
趣味娯楽費・交際費 3万円
交通費(ガソリン・電車) 1万円
貯金 3万円
合計 13万7,000円

暮らす地域によっては、冷房や暖房にかかる費用が高額になるかもしれません。また、車での移動がメインとなる地域に暮らしていれば、交通費も1万円では収まらない可能性があります。

反対に、インターネットが無料で使えるマンションに暮らしたり、格安スマホを利用したりすれば通信費はもっと抑えられるでしょう。

このように、暮らす地域や生活スタイルによって生活費の内訳は大きく異なります。

そこで、まずは自分の生活費を書き出してみるのがオススメです。

仮に1か月の生活費が上記の内訳通りだった場合、家賃を手取り月収(22万円)の3分の1(7万3,000円)に設定してもまだ少し余裕があります。

では、これが2人暮らしだった場合はどうでしょう。

モデルケース2.結婚を前提に同棲中のカップル

カップルが2人で同棲をする場合、生活費は以下のような内訳となるのが一般的です。

食費 6万円
水道・光熱費 1万5,000円
通信費(ネット・スマホ) 2万円
保険料 1万円
雑費 8,000円
趣味娯楽費・交際費 4万円
交通費(ガソリン・電車) 4万円
貯金 8万円
合計 29万3,000円

仮に2人の手取り月収の合計額を42万円とすると、家賃を手取り月収の3分の1(14万円)に設定しても十分に貯金ができるだけの余裕があります。

暮らすエリアによっては10万円もあれば十分な広さの部屋が借りられますので、そうなるとさらに余裕が生まれた分のお金を貯金に回せますね。

モデルケース3.幼児のいるファミリー世帯

続いて、幼児のいるファミリー世帯が賃貸物件で生活をする場合の費用内訳を見てみましょう。今回は、奥さまが子育て中の専業主婦で、旦那さまのお給料のみで生活しているファミリー世帯を想定してみました。

食費 5万円
水道・光熱費 1万5,000円
通信費(ネット・スマホ) 2万円
保険料 2万円
雑費 8,000円
趣味娯楽費・交際費 3万円
交通費(ガソリン・電車) 4万円
貯金 1万円
合計 19万3,000円

仮に旦那さまの手取り月収を29万円とすると、家賃の目安(手取り月収の3分の1)は9万6,000円となります。しかし、この内訳で家賃を9万6,000円に設定すると余裕がほとんどなく、貯金に1万円しか回せません。

子どもが大きくなればなるほど出費も増えていきますので、このケースでは家賃を手取り月収の4分の1(7万2,500円)ほどに抑えるのが望ましいと考えられます。

では、どうすれば家賃を抑えられるのでしょうか?

 

家賃を抑える2つの方法

ここからは、家賃を希望の金額に収める方法を2つ紹介します。

方法1.家賃相場の低いエリアを選ぶ

家賃を抑えたければ、家賃相場の低いエリアを選ぶのが1番です。

間取りや条件が同じでも、エリアによって家賃相場は異なります。

たとえば、東京23区で

  • ワンルーム
  • バス・トイレ別
  • 室内洗濯機置き場
  • オートロック

といった条件を指定した場合、最も家賃相場が低いのは葛飾区で、家賃相場は6万5,000円~7万円ほどです。

反対に、最も家賃相場が高いのは港区。港区の家賃相場は13万円~13万5,000ですので、葛飾区との差は6万円以上にも上ります。

さらに、同じエリアでも条件によっては家賃をさらに抑えられる可能性があるでしょう。

たとえば、

  • 駅までの距離
  • 利用できる路線の数
  • コンビニやスーパーまでの距離

などによって家賃は異なります。

賃貸物件を探す際は、まず家賃相場の低いエリアを中心に探してみると良いですよ。

方法2.家賃補助のある物件を選ぶ

家賃補助のある物件を選ぶのも、家賃を抑える方法の1つです。

たとえば、「特定優良賃貸住宅」や「UR賃貸住宅」なら家賃の補助を受けられます。

「特定優良賃貸住宅」とは、世帯の収入に応じて家賃の一部を国と地方自治体が補助してくれる賃貸物件のこと。入居者の負担を軽減するために作られた制度ですので、礼金や更新料、仲介手数料といった負担もありません。

一方、「UR賃貸住宅」とは中所得者~高所得者向けの住宅で、入居できる世帯にはある程度の収入が必要です。特定優良賃貸住宅と同じで、UR賃貸住宅にも礼金や更新料、仲介手数料といった負担はありません。

それぞれの制度や物件によって入居条件は異なりますが、これらの賃貸物件に入居できれば家賃や初期費用の負担を軽減できます。

家賃を抑えたいと考えている人は、ぜひ2つの賃貸住宅について条件や家賃などをチェックしてみてください。

 

まとめ

今日は、収入から考える家賃の目安と、家賃を抑える2つの方法についてお伝えしました。

家賃を抑えることと平行して、生活費を抑えることにも努力が必要です。また、もし時間と体力に余裕があるなら、収入を増やす方法も検討してみてはいかがでしょうか。

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