賃貸物件に使える壁面収納のアイデア9選!壁に穴を開けなくてもOK

  • 2020/4/16
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賃貸物件に住んでいると、限られた収納スペースに苦労しますよね。荷物の収納場所が決まらなければ、部屋はなかなか片付きません。そういった収納の悩みには、壁面収納がおすすめです。壁面収納ならデッドスペースを有効活用できるため、収納スペースの不足やキッチン周りの不便さといった悩みを解決できるでしょう。

今回は、壁面収納のアイデアをお悩み別に紹介します。壁に穴を開けないアイデアばかりを集めましたので、賃貸物件で壁面収納を取り入れるときの参考にしてみてください。


アイデア1~3.収納スペースを増やす壁面収納

まずは、「とにかく収納スペースが足りない!」という悩みを解決する壁面収納のアイデアを紹介します。

物が多くて上手に部屋を片付けられないとお悩みの場合は、以下の収納アイデアを試してみてください。

1.組み合わせられる家具を使う

画像引用元:リビングのインテリア実例|RoomClip(ルームクリップ)

収納スペースをたっぷり確保したいのなら、壁一面を収納スペースにできる「壁面収納専用の家具」が便利です。

例えば、

  • テレビボード
  • キャビネット
  • シェルフ

といった壁面収納専用の家具を用途に合わせて組み合わせることで、理想の収納スタイルを実現できます。

そのほか、スチールラックやウッドシェルフを組み合わせるのもおすすめです。

連結できるラックやシェルフを使えば、ポールや棚板を追加することで横方向にも収納スペースを広げられます。これなら後から収納スペースを増やしたい場合にも対応できますね。

また、カラーボックスを好きな形に組み合わせれば、費用を抑えて収納スペースを確保できるでしょう。

ただ、

  • スチールラック
  • ウッドシェルフ
  • カラーボックス

といった家具は、さまざまな使い方や組み合わせができる反面、奥行きのあるタイプだと圧迫感が気になるかもしれません。この場合は薄型タイプを選ぶほか、階段状に組み合わせたり設置方法を工夫したりしてみるとよいですよ。

2.木製の柱を新しく設置する

画像引用元:ラブリコを使った棚の作り方。 賃貸でもOKの自作棚の実例をご紹介!|LABRICO

続いて紹介するのは、床と天井で突っ張るアジャスターを使って、新しく柱を設置する収納方法です。

ホームセンターで購入できる木材にアジャスターを取り付けて天井と床で突っ張れば、家の中に新しく柱を設置できます。くぎを打ったりフックを取り付けたりすることでも自由にDIYできますので、生活スタイルに合わせた収納スペースを目指しましょう。

また、2本の柱に棚板を渡せば棚も簡単に作れます。

棚の段数や横幅を自由に設定できるのが、アジャスターのうれしいところです。壁に穴を開けられない賃貸物件でも好きな場所に好みの収納スペースを確保できるのは、アジャスターの大きなメリットといえるでしょう。

ただし、新しく設置した柱を利用して棚を作る場合は落下の危険性があるため、耐荷重を超えないように気を付けてください。

さらに、重たいものを上段に置き過ぎても棚が崩れやすくなり、危険です。重心が下になるように気を付け、バランスよく収納しましょう。

3.突っ張り棚で置き場所を追加する

画像引用元:パワフル 突ぱり棚 突っ張り棚 つっぱり| Wowma!

突っ張り棚さえあれば、収納スペースがない場所でも物の置き場所を増やせます

例えば、収納スペースの少ないトイレには、突っ張り棚での収納がおすすめです。突っ張り棚はトイレットペーパーのストックを収納するのにちょうどよく、棚の上に突っ張り棒を設置して布を掛ければ目隠しもできます。

そのほか、突っ張り棚を玄関に設置するのもいいですね。シューズボックスの上に棚を設置すれば、デッドスペースを有効活用してシューズボックスに入り切らない靴をも収納できます。

ただし、突っ張り棚は斜めになっていると崩れやすいため、注意が必要です。設置の際は、しっかりと水平になるよう固定してください。

また、商品に記載されている耐荷重は目安ですので、重たすぎるものを載せるのは避けた方がよいでしょう。

アイデア4~6.使いやすく便利な収納

壁面収納は、たくさん収納できるようにスペースを増やすだけでなく、置き場所が決まっていない小物類の収納場所としてもぴったりです。

特に、キッチンや玄関は小物類が散らかってしまいがち。使いやすくなるように、小物類を壁面に収納してみましょう。

4.有孔ボード(ペグボード・パンチングボード)を使う

画像引用元:壁/天井/白黒/モノトーン/IKEA/ペグボード…などのインテリア実例|RoomClip(ルームクリップ

有孔ボードを使って収納スペースを確保するのも、壁面収納におすすめの方法です。

有孔ボードとは規則的に小さな穴が開いた板のことで、ペグボードやパンチングボードとも呼ばれます。ホームセンターで購入でき、好きなサイズにカットしてもらうことも可能です。

有孔ボードに固定できるパーツもさまざまな種類がありますので、小物トレイを取り付けたり飾り棚にしたりと、収納できるスペースを自由に確保できます。

なお、大きなサイズの有孔ボードは、壁と家具の間に挟み込めば壁に穴を開けて固定しなくても倒れません。ベッドと壁の間に設置すれば、目覚まし時計やスマホを置くのに便利なヘッドボードが完成です。

5.突っ張り棒に引っ掛ける

画像引用元:DRAW A LINE テンションロッドセット|Re:CENO(リセノ)本店

突っ張り棒も、部屋を使いやすくするのに便利なアイテムです。

特におすすめなのは、玄関先で傘や帽子といった外出アイテムの収納場所に突っ張り棒を使う方法。さっと引っ掛けるだけですので、帰宅時も簡単に片付けられます。

キッチンに突っ張れそうな隙間があるなら、キッチンツールを引っ掛けるのもいいですね。

突っ張り棒は、横幅も耐荷重もさまざまな種類があります。スペースに合わせて設置できますので、家具と家具の隙間といったデッドスペースを収納スペースに変えてみましょう。

もし突っ張り棒がずれてしまう場合には、引っ掛けるのを軽いものにするか、滑り止めマットを壁との間に挟んでから突っ張るとよいですよ。

6.マグネットで壁面にくっつける

画像引用元:壁にマグネットがくっ付く!お絵かきしてもすぐ消せる!上から貼るだけ簡単シート| 野村不動産グループ

マグネットを利用すると、小物類をすっきり片付けられます

例えば、

  • 玄関のドア
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • スチールラック

といった磁石が付く場所に、マグネット式の小物入れを取り入れてみてください。

調味料を缶に入れるのも、良いアイデアです。缶の裏に磁石を貼り付ければ、並べるのではなく貼る収納が実現できます。

磁石の付く場所が限られているなら、磁石がくっ付くマグネットシートやマグネットボードを取り入れてみましょう。壁紙の上から貼れるマグネットシートは、 壁紙用の剥がせるのりを使えば賃貸物件でも使えます

アイデア7~9.部屋をおしゃれに見せる収納

最後に、部屋をおしゃれに見せる壁面収納を紹介します。

壁面収納は空間に収納スペースを生み出せる収納方法のため、見せ方によっては、とてもおしゃれな印象に仕上がりますよ。

7.縦方向の突っ張り棒を取り入れる

画像引用元:Utility Net / D-UN|DRAW A LINE|平安伸銅工業オンラインショップ

床と天井で突っ張る縦方向の突っ張り棒を取り入れれば、グリーンや花を飾ったり読みかけの本や眼鏡をちょっと置いたりするだけで、さりげなくておしゃれなインテリアが実現できます。

また、2本の突っ張り棒とネットを使えば、小物類を引っ掛けて見せる収納も可能です。好きな場所に設置できますので、収納スペースとしてはもちろん、部屋の間仕切りとしても使えます。

8.ラダーシェルフで見せる収納にする

画像引用元:ラダーラック 木製 壁面収納ディスプレイ|インテリアショップ フィット

見せる壁面収納なら、ラダーシェルフもおすすめです。

ラダーシェルフとは、扉や引き出しのない「はしご型」の棚。オープンな収納スペースのため、片付けるよりも見せる収納に向いています。

ラダーシェルフは壁に立て掛けて使いますので、箱型のキャビネットやラックよりも場所を取りません。そのため、部屋に圧迫感を出さずに収納スペースを確保できます。

また、流木とロープを使ったDIYもおすすめです。壁に立て掛けるため、そこまできっちり作らなくても大丈夫。曲がっていたり不ぞろいであったりしても、その手作り感が味になります。

9.粘着フックでコレクションアイテムを飾る

画像引用元:今 帰宅のインテリア実例 | RoomClip(ルームクリップ)

見えるように収納したいコレクションアイテムには、壁紙に貼れる粘着フックがおすすめです。

フックに引っ掛けられるコレクションといえば、

  • 帽子
  • サングラス
  • ネックレス
  • マグカップ

などですね。

こういったコレクションにはフックを使い、壁にずらっと並べてるように収納してみてください。ショップ風のインテリアが手軽に実現できます。

ほかには、いつも使うバッグをすぐに手が届くところに引っ掛けておくのもいいですね。粘着フックがあれば、すぐに使うものを使いやすいところに収納できます

まとめ

「ここに収納スペースがあるとうれしい」を実現できるのが、壁面収納の大きなメリットです。壁面収納は、壁さえあれば場所を選びません。壁一面を収納スペースにするほか、狭いスペースに便利な収納棚を設置するのもおすすめです。生活スタイルに合わせた壁面収納アイデアを、ぜひ取り入れてみてください。

緒方 クリナ

緒方 クリナ

投稿者プロフィール

関西在住のフリーライター。
賃貸雑誌の校正アルバイトで、ドアのない部屋などの不可解な間取り図や「築5分・駅歩10年」の表記を数多く修正。同時に、家賃相場や住宅設備といった地域ごとの特色を学ぶ。

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