一戸建ての賃貸はメリットばかり?デメリットや注意点もあわせて解説
- 2019/8/31
- 賃貸
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賃貸物件を選ぶとき、一戸建てかマンション・アパートかで迷う方が多いのではないでしょうか。一戸建ての賃貸を検討している方は、メリットとデメリットについて確認しておきましょう。実際に住んでから後悔し、引っ越したいと思っても、引っ越し費用がかかるうえに、礼金や仲介手数料が無駄になってしまいます。それでは、一戸建てのメリットやデメリット、一戸建てに向いている人について詳しくご紹介します。
一戸建ての賃貸に住むメリット
一戸建ての賃貸に住むことには、次のようなメリットがあります。
引っ越ししやすい
一戸建ては、玄関から出ればすぐに道路に出られるため、引っ越し業者のトラックを止めて荷物を運び入れやすくなっています。マンションの場合は、1階でも廊下を通って玄関を出て、近隣に止めてあるトラックまで荷物を運ばなければなりません。
階層が高いと、引っ越し費用が高くなる場合もあります。一戸建ての賃貸であれば、追加料金がかかる心配もほとんどなく、短時間で手軽に引っ越しできるでしょう。
理想的なマイホームをイメージしやすくなる
マイホームと言えば、マンションより一戸建てをイメージする方が多いのではないでしょうか。これまでマンションやアパートにしか住んだことがない場合は、一戸建てに住んでみることをおすすめします。
マンションやアパートとは異なる特徴を持つため、あらかじめ住んでおくことでマイホーム選びの参考になるでしょう。一戸建ての賃貸に住んだ経験から理想的なマイホームをイメージしやすくなれば、マイホーム選びに失敗しにくくなります。
雨漏りが起きても修繕費の負担がない
一戸建ての持ち家に住んだ場合、雨漏りなどが起きたときは自分で修繕しなければなりません。一方で、一戸建ての賃貸であれば、自分の過失や故意によって起きた損害以外は、全て大家負担で修繕してもらえます。台風や大雨で被害を受けても、修繕の手配から費用の負担まで任せられます。
このように、賃貸であれば一戸建てのメリットを得ながらデメリットを抑えられるのです。
庭つきなら暮らし方の幅が広がる
一戸建ての賃貸物件は、庭がついている場合があります。庭の大きさにかかわらず、暮らし方の幅が広がるでしょう。広い庭であれば、休日にバーベキューをしたり、プールで子供を遊ばせたりできます。
小さな庭でもガーデニングを楽しんだり、ペットを飼ったりできるでしょう。
ペット可の物件が多い
一戸建ての賃貸はペット可の物件が多くなっています。マンションやアパートは、壁を一枚挟んだ隣に他の住民がいるため、鳴き声によって騒音問題になる恐れがあります。一戸建てであれば、隣の家と離れているため、多少の鳴き声は騒音問題にならないのです。
また、騒音問題になったとしても、あくまでも住民同士のトラブルとなり、騒音が原因で他の住民が退去する心配もありません。大家にとってデメリットが少ないため、ペット可の物件が多いのです。もちろん、ペットによっては家を汚される恐れがあるため、退去時の費用が高くならないように注意して住まなければなりません。
騒音問題が起こりにくい
ペットだけではなく、小さな子供の泣き声や走る音、テレビの音など様々な原因で騒音問題に発展します。一戸建ての賃貸物件であれば、騒音問題が起こりにくいため、騒音を気にして生活する必要がありません。
もちろん、窓を閉めるなどの対策は必要ですが、マンションやアパートに住むときほどは、気をつかわなくて済むでしょう。
駐車場代がかからない傾向がある
家の前に駐車スペースがある場合、駐車場代が別途かからない傾向があります。これは、駐車場代がまるまるお得なわけではなく、家賃に含まれていると考えた方がいいでしょう。しかしながら、別途駐車場代がかかる場合よりも総費用を抑えられるため、結果としてはお得になります。
駐車スペースがついていると便利
駐車スペースがついていると、重い荷物を近隣の駐車場まで運んだり、急いでいるときに駐車場まで走ったりする必要があります。また、小さな子供がいる場合は、家を出てすぐに車に乗れると便利です。
雨の日にも、車を降りてすぐに家に入れるため、びしょ濡れになることもありません。
他の住民と顔を合わせる機会が少ない
一戸建ては、マンションとは違いエレベーターや階段、廊下で他の住民に会うことがありません。あまり、人と顔を合わせたくない人にとってはメリットでしょう。回覧板などが回ってくることはあっても、それほど頻繁に人に会う機会はありません。
一戸建ての賃貸に住むデメリット
一戸建ての賃貸にはデメリットもあります。住んでから後悔しないように、次のデメリットも踏まえて物件を選びましょう。
入念な防犯対策が必要
マンションの場合、オートロックや高い塀などで、ある程度の防犯対策がされています。そのため、自分で特別な防犯対策をする必要性が少ないのです。しかし、一戸建てはオートロックや高い塀など、防犯設備が整っていないことがほとんどです。
そのため、自分で入念な防犯対策が必要となっています。また、マンションは複数の住民に顔を見られる心配がありますが、一戸建ては他の家と距離があるため顔を見られにくく、忍び込みやすいと言えるでしょう。
防犯会社と契約したり、監視カメラやダミーカメラを取りつけたり、自分で防犯対策をしましょう。また、内見の際には周辺環境もチェックすることが大切です。不審者は歩いていないか、電灯は十分に設置されているかなど、被害にあうリスクをチェックしましょう。
害虫に悩まされることも
床下にネズミやゴキブリ、ヘビ、ムカデなどがいて、害虫に悩まされる場合があります。場合によっては、駆除業者への依頼が必要になったり、一度駆除しても再び現れたりします。特に、築年数が古く、十分に管理されていない一戸建ての賃貸は、害虫に悩まされやすいでしょう。
また、裏に川や畑がある場合にも、害虫が出やすいため注意が必要です。
庭の手入れに手間がかかる
庭があると生活の幅が広がりますが、その代わり自分で手入れしなければなりません。定期的に草むしりをしないと、虫が大量に発生する恐れもあります。1回の草むしりには、2~3時間程度かかるため、せっかくの休日がつぶれてしまう場合もあるでしょう。
町内会への加入を求められる場合がある
マンションやアパートは、町内会の加入を求められない傾向がありますが、一戸建ての場合は加入を求められる可能性があります。もちろん、町内会への加入は法律で義務づけられているわけではなく、断ることができますが、近所の人と交流したい場合は加入するのも1つの選択肢です。
地域によっては、町内会に加入していないからといって、口をきかなかったり嫌がらせを受けたりする場合があるため、事前に調査した方がいいでしょう。また、町内会費として、数百円~数千円程度を徴収される場合もあるため、十分に確認が必要です。
何かあってもすぐに管理人に相談できない
マンションやアパートは、同じ建物内に管理人が滞在している場合があり、何かあったときにすぐ相談できます。一戸建ての場合は、管理人や大家が遠くに住んでおり、すぐに相談できない傾向があるのです。
ライフラインに関するトラブルが起きた際には、できるだけ早く解消が必要なため、近くに管理人や大家がいる物件を選びたいところでしょう。ただ、管理会社が間に入っている場合は、それほど気にする必要はありません。管理会社は、多少離れた場所に事務所を構えていても、比較的速やかにかけつけてくれます。
マンションと比べて家賃が高め
一戸建ては、マンションよりも家賃が高めに設定されている傾向があります。同じ地域で、マンションと同じ程度の家賃で探すのであれば、マンションよりも築年数が少し古い物件を探すといいでしょう。
一戸建ての賃貸が向いている人
これまでお伝えした一戸建て賃貸のメリットとデメリットを踏まえると、一戸建ては次のような人に向いていると言えるでしょう。
- 転勤が多い
- 小さい子供やペットがいる
- 細かいルールに縛られたくない
まとめ
一戸建ての賃貸への入居を考えている方は、メリットとデメリットの両方を比べ、自分に合っているかどうか考えましょう。引っ越すのにも費用がかかり、その他にも仲介手数料や礼金、敷金などがかかります。余計な費用をかけないためにも、一戸建ての賃貸の特徴を踏まえ、慎重に検討しましょう。