建売住宅?注文住宅?自分たちに合うのがどちらなのかを見極める方法
- 2019/9/27
- マイホーム
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マイホームの購入を検討する際、まず迷うのが「建売住宅にするか? 注文住宅にするか?」という点ではないでしょうか。どちらの住宅にもメリットと同じだけのデメリットがあり、どちらが良いとは一概にいえないものです。
そこで、今日は建売住宅と注文住宅のどちらを選ぶべきか迷ったときに使えるチェックリストを紹介します。建売住宅と注文住宅を実際に購入した人の成功例も紹介しますので、「建売住宅か? 注文住宅か?」と迷っている人は参考にしてみてください。
希望に合うのは建売住宅?注文住宅?
まずは、自分たちの希望に合うのが建売住宅なのか注文住宅なのかをチェックしてみましょう。
■チェックリストで希望を確認!
以下にリストが2つあります。それぞれのリストのうち、当てはまる項目がいくつあるか数えてみてください。
【リストA】
- 1日も早く一戸建てに引っ越したい
- 家は欲しいけど、こだわりは少ない
- なるべく安く仕上げたい
- 統一感のある街並みに憧れる
- 購入前に家の中を見たい
- あまり手間をかけたくない
- 選択肢は少ない方がいい
【リストB】
- 土地は既に持っている
- スピードよりもクオリティを重視したい
- 間取り・工法・設備・デザインなど、全てにおいてこだわりたい
- 子どもの成長や家族構成の変化に対応できる家を建てたい
- 家を建てるなら家事の負担を軽減できることが絶対条件
- 依頼したい建築家やハウスメーカーがある
- 将来のリフォームを見据えて設計したい
■あなたピッタリなのは……?
チェックリストの【A】に多く当てはまった人は建売住宅が、【B】に多く当てはまった人は注文住宅が向いていると考えられます。
当てはまった数が同数だった人については、今の段階では両方を視野に入れて考えるのがオススメです。この場合は、まず注文住宅について流れや予算などを調べてみてください。
注文住宅で土地を探すところから始める場合、事前にいろいろと知っておかなければいけない知識があります。調べ始めた段階で「面倒だな」「分かりづらくてもうイヤになってきた」などと思う人は、途中で面倒になってマイホームの購入を断念してしまうかもしれません。この時点で「そうなりそう」と思うなら、建売住宅の購入をオススメします。
一方、分からないことを調べながら1つ1つ乗り越えていく作業が楽しいと思う人は、注文住宅の購入が向いているでしょう。
続いて、建売住宅を購入した人の体験談と注文住宅を購入した人の体験談を紹介します。あなたがマイホームに望むことを思い浮かべつつ、「自分だったら?」と想像しながら読んでみてください。
建売住宅を購入して成功した人の体験談
まず紹介するのは、実際に建売住宅を購入して成功した人の体験談です。
■成功例1.個性は確かにないけど私には最適!
佐藤さん(仮名)ご夫婦が建売住宅を購入したきっかけは、1枚のチラシでした。
もともとはマイホームにさほど興味がなかったものの、ポストに入っていたチラシが気になり、夫婦で見に行ったそうです。その物件をとても気に入ったご夫婦は、その日のうちに申し込みを済ませました。
そこから先もとんとん拍子に話は進み、あっという間に新居を手に入れたご夫婦。
衝動的に購入したにもかかわらず不満や不安は一切なく、完璧といえるほど満足しているそうです。注文住宅のような個性は確かにないけれど、「設備も収納も充分だし、私には最適!」と思えるのだそう。
また、佐藤さんご夫婦の場合は、それまでの賃貸物件に比べると以前に支払っていた家賃よりも住宅ローンの支払額が低くなったため、その点についても喜んでおられました。
ただ、「建売は安かろう悪かろう」といった意見を聞くこともあるため、そういった意見を耳にすると不安になることもあるのだとか。地盤や建物に対しての調査結果を記した証明書や瑕疵(かし)担保保証があるため、今はそれを信じるしかないというのが本音だそうです。
■成功例2.こだわったのは予算と住宅ローンだけ
続いて、児玉ご夫婦(仮名)の例を紹介します。
せっかくのマイホームも、生活がギリギリになったり挙げ句の果てに手放すことになったりしては本末転倒だと考えた児玉さまご夫婦は、予算と住宅ローンについては時間をかけてしっかりと勉強したそうです。
実際に勉強をした期間は2~3週間ほど。その期間を経てから物件を探し始めたこともあり、内見をした物件は2件のみでした。予算をハッキリさせたことで、物件自体は思ったよりもあっさりと決まったようです。
建売住宅に決めた最大の理由は、ご夫婦そろって極度の面倒くさがりだったこと。予算的に注文住宅が難しいという理由もありましたが、何回も打ち合わせをするのが面倒だと思ったことが最大の理由だったそうです。
また、建売住宅に対して悪い印象がなかったことと、間取りや設備などに対するこだわりが少なかったことも建売住宅を選んだ理由なのだとか。建売住宅はスタンダードな間取りや設備を取り入れているため、「よほどのことがなければ住みにくいと思うことはないだろうと」考えたそうです。
そして、実際に暮らしてみても不満は特にないとのこと。
ほんの半年前までは「マイホームって憧れるよね~」と何となく思っていただけだったことを思えば、今の状況を自分でも不思議に感じるそうです。
注文住宅を購入して成功した人の体験談
最後に、注文住宅を購入して成功した人の例を紹介します。
■成功例1.生活動線を意識した間取りで大成功
前川さまご夫婦(仮名)は、リビングを中心とした間取りにこだわりました。
前川さまご夫婦の場合は、小学生の子どもがいらっしゃるということもあり、生活の中心となるリビングが子どもに散らかされてしまうことを心配していたのだとか。そこで、リビングの隣に収納部屋を作り、洗濯物も収納部屋にしまうようにしたそうです。
また、収納部屋はリビングだけでなく浴室にもつながっています。そうすることで、洗濯し終わった服を2階にある子ども部屋や夫婦の寝室まで運んだり、入浴前に着替えを取りに行ったりする手間を省きました。
そのおかげで、リビングが全くといっていいほど散らからないそうです。
■成功例2.賃貸の一軒家からヒントを得て理想の住まいに
和田さまご夫婦(仮名)は、注文住宅を購入する前は賃貸の戸建て住宅にお住まいでした。
そこで、「もっとこうだったらいいのに」と思う部分について日頃からメモを取っていたのです。注文住宅を購入した際は、そのメモが随分と役立ちました。
メモに書き留めていたのは、
- 外観や内装のデザイン
- 家事導線を短くするためのアイデア
- 収納やガレージに対する要望
などに関することです。
そうして完成した新築物件は、いわば賃貸物件の改良版ともいえます。土地の広さや予算の都合で広い庭や無垢材のフローリングなどは実現できませんでしたが、とても満足しているそうです。
また、和田さまご夫婦は人気のエリアに土地を購入したため、土地に関しては特に満足しています。というのも、和田さまご夫婦が土地を購入した後も地価は上がり続けていて、今もしそのエリアの土地を購入しようとしたら数年前に和田さまご夫婦が購入した価格の数倍は必要なのだとか。
そんな土地を購入した和田さまご夫婦は、今でも「良い買いものをした」と思えるそうです。
まとめ
今日は、建売住宅と注文住宅のどちらが自分たちに合うのかを知るためのチェックリストと、それぞれの住宅を購入した人たちの成功例を紹介しました。
住宅に望むことや予算、計画を立てる人の性格などによっても選ぶべき住宅が異なります。家の購入というイベントは、一生のうちに何度もあることではありません。購入後に悔いが残らないよう、しっかりと納得がいくまで検討してみてくださいね。