もし富士山が噴火したら東京はどうなるか? 世にも恐ろしいシミュレーション

  • 2021/11/20
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初夢で見てラッキーなのは一富士、二鷹、三茄子です。鷹はまぁいいとして、茄子は今ひとつピンと来ませんが、富士山が一番なのは誰もが納得するでしょう。

日本の代表的なものとして富士山が上げられるように、日本の自慢すべき山、心の山でもあります。

個人的には、山脈の中で一番高いとかではなく、富士山だけがポツンとある気高さが素晴らしいと思っています。

今は新型コロナの影響でインバウンドは日本に来ていませんが、コロナの前には中国人までもが霊峰としてあがめるほど象徴的な存在が富士山なのです。

しかし忘れてはいけないのは、富士山は火山であるということ。そして、今なお活動を続ける活火山であり、活動を終えた火山ではないということ。

最近、あちこちで火山が噴火しているようで、もし富士山が噴火したらどうなるのか。東京にはどんな影響があるのかを調べてみました。

 

今さら人に聞けない、富士山ってどんな火山?

富士山が最後に噴火したのは江戸時代。1707年の「宝永噴火」が最後です。これは結構前のことですが、それ以前に噴火した回数は180回もあるそうで、平均すると30年に1回ぐらいの割合で噴火しているそうです。

「300年も噴火していないなら、もう噴火しないんじゃない?」と考えるのは素人のようで、学者の中には、「過去には30年に1回噴火していたものが、300年間も噴火していないのだから、次に噴火するとマジで恐い」と言っている人が多くいるのです。

その証拠に、今年の3月。富士山ハザードマップが改定され、被害想定が変わりました。

どう変わったかと言うと、噴火した時、火山から流れ出す溶岩流の範囲が・・・・・・・・・広がりました。しかも、思いっきり。

これまで溶岩流は静岡県と山梨県にしか行かないという想定でしたが、今回の改訂版では神奈川にも流れることが加えられています。 

なぜ広がったのかといえば、火口ごとに活動した時期や溶岩流の流れを再度調べた結果、「もっと市街地に広がるじゃん!」となったとのこと。

ちなみに溶岩流とは、マグマがドロドロと流れ出て、辺りを焼き尽くすやつです。

ちなみに、平安時代に起こった「貞観(じょうがん)噴火」のとき、たくさんの溶岩が流れ出て青木ヶ原樹海を作ったそうです。 

 

噴火口は頂上だけではない

世界各国に火山はたくさんありますし、日本は火山列島とも言われるほどたくさんの火山があります。それでも富士山が特別なのは、富士山だけがりりしく立っているからなんですよね。

その理由は、頂上にある火口から溶岩が流れ出て、なだらかな山肌を形成したんだと思っていたのですが、まったく違いました。

なんと富士山は、火口がたくさんある山なんだそうです。

日本列島に地震が多いのは、ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが入り込んでいるからと聞いたことがある方も多いでしょう。

実は富士山の活動も、このプレートの動きと関連しています。

富士山は涼しげな表情をしていますが、れっきとした活火山なので、下の方には煮えたぎるマグマだまりがあります。

そしてそれが、どこから吹き出るのかがわからない。これが富士山なんだそう。

もし静岡県側で噴火した場合、駿河湾に向かって溶岩流が流れることになります。こうなると東名新東名高速道路。それに東海道新幹線が分断されます。

こうなると、車で東京から大阪に行く場合、日本海側を大回りしていくしかなくなります。

また東海道新幹線は長く使えなくなるので、これまた日本海側を回っていくしかないような気がします。

じゃあ飛行機でと考えそうですが、富士山が噴火すればすごい火山灰が大量に降るでしょうから、飛行機も飛びません。

2010年にアイスランドの火山が噴火した時は火山灰が上空に溜まってしまい、何日もヨーロッパ中の飛行機が航行不能になったことがありました。

富士山が本気を出すと、東京が…とかじゃなく、日本中が飛行機航行不能になるかもしれません。

つまり私は、実家(大阪)には帰れなくなるということです。ちょっと待って、それは辛い・・・。

そんな個人的な話はさておき、首都圏の被害について見ていきましょう。

 

富士山噴火が東京に与える被害

近場では溶岩流の他にも、噴石が飛んできたり、火山ガスが広がったりと、さまざまな被害が長く続くことになります。

では、首都圏・・・と言うか、東京はどうなるかと言うと、まずいろいろなところにある「富士見町」みたいなところから、噴火が見えます。

東京タワーとか、スカイツリーからも当然見えますが、それは最初だけ。

なぜなら、あっという間に火山灰に覆われるからです。

江戸時代の記録では、2時間後には江戸の町に火山灰が降り出したようで、結構なスピードですよね。

富士山の火山灰はどれくらい飛んでくるか?を予想したハザードマップでは、東京には2センチ~10センチとされています。

「数センチなら、たいしたことないな」と思ったあなた! 甘い!!!

1985年に桜島が噴火したとき、記録的な火山灰被害が起こりました。若い人は知らないと思いますけど、結構な大騒ぎでした。

あの時は街中が灰に覆われ、とんでもないことになるわけですが、この時積もった火山灰は1年で1センチ。

東京と言えば、雪が積もっただけでもパニックになる街なので、火山灰が降ってきたらどうすればいいのかなんて誰も知りません。

まわりに鹿児島出身の人いたっけ?・・・とか、冗談を言っている場合ではありません。

ちなみに、富士山が最後に爆発した300年前の宝永噴火のときに降った火山灰は、富士山噴火の中でも非常に多いものだったらしく、推定約17億トンだそうです。

って、どれくらい?

東京ドーム何個分?という感じですが、桜島の200年分が2週間で降った計算になるそうです。多すぎる…

 

火山灰で家が倒壊する

でも、火山灰は軽いものだから、家の中にいれば大丈夫じゃない?と考えがちですが、火山灰はめちゃくちゃ厄介!

火山灰自体も決して軽いものではないのですが、水分を含むと厄介度が増します。

まず、電気を通すようになること。そして水を含んだ後に乾燥すると固まります。こうなるとめっちゃ大変。

それなのに、噴火の後は、高確率で雨が降るそうです。やめて!! 

ちなみに、この火山灰は燃やせません。だから処理も大変。にもかかわらず、富士山が本気を出すと、火山灰だけで東日本大震災のときの瓦礫の10倍の量になるとも予想されています。

撤去に時間もかかるし、 どこにどうやって処理をすればいいんだ!という問題も出てきそうですね。

そうこうしているうちに、屋根に積もった火山灰の重さに耐えられず、倒壊する家がでてきます。

東京って、結構ルーフバルコニーを持ってる家が多いですよね。

私もルーフバルコニーがある家が欲しくて、そこに洗濯を干したくて、でも予算との兼ね合いでそれが叶わなかったんですよね。忸怩たる思いをしたものですが、富士山が噴火すればあの悔しい思いが報われそうです。

また、火山灰の影響で太陽光が遮られ、気温がグッと下がります。また、火山灰も降ることで、農業も甚大な被害が起こります。

火山灰が電線にたまります。そして広範囲で停電が起こります。

そういえば東京の電柱を地下化するって話。何年も前から、何度も言われてますが一向に進みませんよね。

噴火したら本当にマジで大パニックになることは間違いないので、早く何とかしてほしいですね。

電気がなければスマホもパソコンも電源入れられなくなりますし、そうなると情報を得られなくなります。考えただけでも怖い。

そうそう、日本の各地にできている太陽光発電も、分厚い火山灰で太陽光が届かないために、発電はストップします。

水質汚染も起こります。川の水に入り込み浄水処理ができなくなり断水。東京水道局は火山灰が入らないようにシートをかぶせるそうですが、大量に降ったらシートって役に立つんですかね?

政府が発表した首都圏が被る被害は、2兆5000億円だそうです。それってどれぐらいの規模?

交通は麻痺、パソコンや電気も使えず、それが何日も続けば、もしかしてエヴァンゲリオンの世界になってしまうかも?

いや、あれは箱根だったから、もっとダメな地域かも…、とほほ

ちなみに、地震の時に多くの人が避難するのは小学校とかの体育館ですが、体育館には梁がないので、火山灰が降ると倒壊する可能性が高いと言われています。体育館に避難しないように!

 

復興にはとてつもない時間がかかる。首都移転も?

その後、復旧にも時間がかかるでしょうし、首都圏だけを復旧したところで、日本全体が大きなダメージを受ければ運送業や輸出入なんかも駄目になり、めちゃめちゃ住みにくい場所になります。

海外の企業は日本に支店を置くのではなく、あっという間にアジアのどこかに拠点を移すでしょう。こういう時、海外の企業はめちゃめちゃ素早いのは東日本大震災で立証済み。

また日本人でも金銭的に余裕がある人で、なおかつ何かの縁がある方は、あっという間にどこかに行ってしまうでしょうね。

いやそうはいかないか。準備をしている間に灰が積もりだし、電車も飛行機も車を全部駄目になるから、北に逃げるしかなくなるわけで、そうか、これからは東日本が発展していくのかもしれない。

そういえば南海トラフの地震の影響があるのは首都圏まで。ますます東日本が栄えるかも。

東日本大震災の被害がなかった所は、もう明らかになっているわけで、そういったところは栄えていく?

いやもしかしたら、日本が栄えだしたのは九州がスタートと言われている。過去には九州のどこかに遷都するという話もあったようで、まさか九州が日本の中心になったりして?

いやそれは大阪が許さないか。

大阪が念願の「大阪府」になるのかもしれない。

何はともあれ、首都圏は大ダメージを受けるわけで、ともすれば首都移転ともなりかねません。

怖っっっ!!

でも忘れてはいけないのは、日本人はめちゃめちゃ強い国民だし、コロナでいっぱい買い込んだマスクをつけ、なんなら多くの家に眠っている布マスクをつけ、力を合わせて復興できるはず!

そうだ日本人頑張れ!

いざとなったら頑張ろう!

 

最後に、富士山の噴火は予測は非常に難しい?!

最後に、気になるのは富士山の噴火っていつぐらいにわかるのという話。

数日前にはわかるというのが一般的ですが、富士山のマグマってサラサラのマグマなんですって。

なので地震が起こり始めたら、あっという間に噴火してしまうということも想定されているそうで、これまた怖いですよね。

つまり結論から言うと、富士山が本気で爆発すると、日本は一旦終わる。

後は日本人の力で立ち直ろうということです。

備えあれば憂いなし。

いや、憂うけれども、最後はみんなで頑張りましょう!

原田園子

原田園子ディレクター

投稿者プロフィール

「不動産の学校」のディレクター兼ライター。
住宅メーカーや不動産業者をクライアントに持っています。
不動産関連の取材実績も多数あり。
不動産投資から日々の暮らし記事まで、幅広く担当します。

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