東京23区の真実。セレブに関する2つのランキングでイメージと現実を知る

  • 2022/4/30
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Gooランキングが、「一番セレブが多いと思う東京23区ランキング」というものを発表しました。

この調査では「思う」という部分がポイントで、イメージ的に「セレブが住んでそうで印象が良い」というところが上位にランクインしています。

私はこれを見て、めちゃくちゃ「面白い!」と思って、強く惹かれました。なぜなら、 23区の平均年収ランキングと大きく違うところが多かったからです。一部の区で言えば、違いすぎて笑えるくらい。

そこで今回は、このランキングを比較してみたいと思います。

なお、平均年収が低いからどうとか、印象が悪いからどうこうと批判するものではありませんので、悪しからず…。

 

東京23区の平均年収ランキング

東京23区の平均年収ランキングは総務省が発表する「令和2年度課税標準額段階別所得割額などに関する調査」を参考にしました。当然ですが、人の感情が入っていない、極めてドライなデータです。予想は着くと思いますが、千の位を四捨五入しています。それでは、どうぞ!

堂々たる一位になったのは港区です。平均年収1163万円とか、はっきり言って、訳が分からない…。統計学の特徴では、「平均」は体感的な数値よりも低くでるのが一般的なんだそうで、その数値が1163万円とか、どうゆうこと?

まさしく、一位に「君臨」という感じ。
港区は南青山に六本木、赤坂、高輪、白金台など、並べるだけでも高級感しかない区です!
会社経営者も多く住むといわれるので当然かもしれません。

そして第2も、1,000万円を超えている千代田区。なんなんでしょうこの1,000万円を超えるという圧倒的凄さ。

そして第3位は渋谷区。870万円って相当だと思うのですが、もはや上位2区が1000万オーバーですごすぎて、なんだか「安いじゃん」とさえ思ってしまいます。

でも、この3区は年収が高い地域で、他の29区を大きく突き放しているのが現状です。

実際、4位以下を見てみると、中央区、目黒区、文京区と続きますが、ここは600万円台。
そして、下位7区は300万円台となっています。

無情な現実として、1位の港区と最下位の足立区を比較すると、その差は816万円!!!!

足立区民が3年間汗水流して働いても、港区民の1年分の年収に届かないという恐ろしい格差。無情以外の言葉が見当たりません。

もちろんこれは平均年収であり、その区に住む人がみんな1000万を超えているなんてことはありません。港区でも年収300万円台の人は…さすがに少数かと思いますが、それでも要るはず。また下位であっても、共稼ぎであれば世帯年収としてはかなり高額になるわけで、平均年収だけを見て、一概に貧富の差を論じるのは違う話です。

とはいえ、この差!!!
どうなってんのさ!!!

 

一番セレブが多いと思う東京23区ランキング

ではもう一つの興味深いランキングを。

gooランキングが今年1月に発表した「一番セレブが多いと思う東京23区ランキング」です。
アンケート回答者の居住地域が明かされていませんが、おそらく東京23区以外の方が多く回答してるのかな?と思います。

こちらのランキングは以下。

右側にある数字と矢印は、平均年収ランキングとの差を表しています。

どうでしょう?
あまりにも違いますよね。

まず一番怒っていいのは千代田区。23区の中で1千万を超えているのは2つだけだというのに、イメージでは5位。バカにするなと怒っていはずです。
いや…でも、金持ち喧嘩せずと言います。もしかすると、「そんなの気にしないわ」という態度かもしれません。

そしてもう一つ怒っていいのは中央区。年収ランキングでは4位なのに、イメージでは半分以下の12位。 

中央区は千代田区、港区とともに「都心3区」と呼ばれ、高級ブランド街として知られる銀座の他、日本橋、築地、八重洲など歴史ある街があります。さらに月島・佃・勝どき・晴海などのウォーターフロントにはタワマンが立ちまくっている。「中央区なめんな!」と声を大にして言っていい!

一方、平均年収ランキングでは中位であったり下位であるにも関わらず、セレブが多いと思うランキングでは上位に入った区は、ブランディングがうまいところで、魅力的な場所が多いとも言えます。

その代表が世田谷区。私の知る世田谷区民は典型的なニコタマダムで、千代田区民、渋谷区民相手でも平気で「世田谷区の方がセレブだ」と言い切ります。すんごい自信なんです。

その自信の表れが、セレブが多いと思うランキング2位に輝いた理由でしょう。ちなみにニコタマダムな彼女に、「世田谷区って畑が残ってるじゃん」といったところ、「確かに畑もあるけど、あの地域の世田谷区と私の言っている世田谷区は違うものだ」と言っていました。「区内でも亀裂が起こっているのでは?」と心配してしまいます(実際は知りません)。

また、板橋区と足立区もブランディングが上手いと言えます。板橋区は21位から7位の14ランクアップ。足立区は23位から10位の13ランクアップですからね。

ちなみに私、30数年前に東京に上京し、初めて配属になったところが板橋区でした。いわゆる下町とも違う何とも言えない危険感漂う地域で、「夜が怖い」とマジで思ったものです。実際、危険な思いも何度かしているのですが、月日が経って大きくイメージチェンジをしたっていうことですね。

何が変わったのかなとネットで調べてみたのですが、どれも以前からあるものばかり。はてさて人気の理由は?
どういったところが人気なのか、一度行ってみようと思います。 

また足立区は、かつては治安が悪いと言われていましたが、これが大きく改善され、北千住を中心に都市開発が進み人気が高まっているそうです。 梅島もグルメな街として雑誌などでも特集を組まれたりしています。

その一方でまだまだ他の地域と比べると物価が安いところも多く、住みやすい街として知られるようになりました。
あれ?物価が安いってセレブと違うような…。

まあそんなことははさておき、実際には良いイメージを持たれているという点では素晴らしいことだと思います。

いかがでしたか?
調べてみるといろいろ楽しい東京23区!

みなさんの印象はどうだったでしょうか?

原田園子

原田園子ディレクター

投稿者プロフィール

「不動産の学校」のディレクター兼ライター。
住宅メーカーや不動産業者をクライアントに持っています。
不動産関連の取材実績も多数あり。
不動産投資から日々の暮らし記事まで、幅広く担当します。

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