【連載】視点を変えれば見え方も変わる。豊かに暮らすために・・・Part.3
- 2019/7/3
- 不動産投資
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こんにちは。ふりーパパです。
私が不動産投資を始めてから約30年が経過した。不動産投資とは何だろうということがようやくわかってきた気がする。新しいプロジェクトとして、「ニュージーランドで不動産投資信託」を立ち上げることにした。不動産というものは、未開ないしは使われている土地や建物の価値を上げて、人々に喜んで頂くビジネスなのだ。
私が、不動産投資を始めた1989年は、日本のバブルの最盛期であった。当時は、不動産投資や株式投資をやっていない人は、馬鹿じゃないかというような時代であった。私自身も、リッチになって、豊かな生活をしたいという目的をもって不動産投資を始めた。
その後、バブルが崩壊してしばらくは、不動産投資をお休みしていた。1997年頃から不動産投資を再開した。その際は、安くなったワンルームマンションを現金で安く買うというような投資スタイルであった。その頃は、外資系の証券会社で働いていたので、いつクビになっても生きていけるようにという思いもあって、不動産投資をやっていた。
その後、一棟ものの不動産投資をやるようになり、銀行からの借入金も入れて投資をするようになった。当初は、銀行がこれほど貸してくれないものかと思っていたが、そのおかげで、無理な投資はしないで済んだ。ありがたいことだ。
2004年にサラリーマンを卒業してからは、自分の不動産保有会社で不動産投資をするようになった。店舗などの事業用の不動産投資をするようになったのもこのころからだ。その際に経験したことは、テナントである物件を借りてくれている事業者が、うまく事業をやってもらえることを切に願っていた。なので、無料でコンサルのようなこともやっていた。
2009年には、ご縁があってニュージーランドで不動産投資を行うようになった。一時期は、東京都目黒区と世田谷区以外への不動産投資をしていなかったが、遠隔地でも不動産投資をできるということを学んだからだ。ちょうど円高な時期で、海外不動産がかなり割安に見えた時期だ。
結局、2013年には、不動産投資でご縁ができたニュージーランドへ移住することになった。残念ながら、会社であっても代表者が海外でいるような会社への融資はできないということであったので、返済が必要なローンは、すべて返済をして移住をした。
2014年には、ニュージーランドのワークビザが取れたので、ニュージーランドで不動産投資を追加した。その際には、ニュージーランドの銀行から借り入れをして、4つ程度の不動案投資をした。その後、不動産価格の高騰が社会問題化してきたので、大半の居住用の不動産は売却処分をした。そうして、2017年からは、オークランドで住宅開発事業をやることにした。今後も社会貢献できる住宅開発事業は、積極的にやっていこうと思っている。
その後、ニュージーランドで永住権取得をするために、商業用ビルへの投資も開始した。2018年に施行された耐震法の影響もあり、取得したビルは、耐震構造になっておらず耐震補強工事をしなければならない物件で、そのオーナーが手放した物件だ。既存建物の補強工事は難工事で、約1年半程度の時間を要したが、耐震補強が完成して、物件の価値も80%程度上昇した。
このような投資歴から学んだものは、以下のようなことだ。不動産は、社会インフラとして人々が生活するのに必要不可欠なとても重要なものであり、事業に関連する関係者が全員ハッピーになるようにすることが、本当の事業目的であるということだ。簡単にまとめると、以下のようになると思われる。
- 不動産のオーナーとして、個々が豊かに生活できるようなお金を生み出すもの。
- 使って家賃を払ってくれるテナントへ感謝するもの。
- 不動産を担保として、お金を貸してくれる銀行などの金融機関への奉仕。
- 生み出したキャッシュフローで、税金などの社会コストを負担して社会貢献する。
- 必要不可欠な不動産という国民社会インフラの整備に貢献する。
私は、あと20年以上も不動産事業に携わっていたいと思うようになった。去年開始したニュージーランドでのREIT(不動産投資信託)事業もその一環である。自分の性分にあった楽しくできる不動産関連事業であるので、死ぬまでやっていたいというのが本音だ。
J-REITの仕組み(投資信託協会のHPより)
今の自分の生活には、十分な満足しているが、単にレジャーで時間をつぶすのでなく、本当に自分がやりたい不動産事業にかかわっていたいと思うからだ。