キャンピングカー投資のメリット・デメリット&成功率を上げる方法
- 2020/1/9
- マネー
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キャンピングカー投資とは、購入したキャンピングカーを人に貸し出して収入を得る投資方法のことです。では、キャンピングカー投資には、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
本記事では、キャンピングカー投資のメリットやデメリットに加え、リスクとなり得ることや成功率を上げる方法などについて解説します。キャンピングカー投資を検討している人は、自分に合っているかどうかを考えながら読み進めてみてください。
キャンピングカー投資のメリット3選
それでは早速、キャンピングカー投資のメリットから紹介します。
メリット1.ハードルが低く、始めやすい
キャンピングカー投資はハードルが低く、始めやすいことが最大のメリットです。
キャンピングカー投資を始めるために必要なものは、キャンピングカーの購入資金と駐車場のみ。複雑な手続きも必要ありません。
キャンピングカーの場合、新車の相場は500万円~。500万円のキャンピングカーを利率4%の10年ローンで返済する場合、月々の返済額は5万円ほどです。
この場合で考えると、もし月々10万円の売り上げを得られれば、ひと月で5万円、1年で60万円、10年で600万円の利益を得られる計算となります。
とはいえ、高級なイメージのあるキャンピングカーも、中古なら100万円台から購入が可能です。メンテナンス面で少し不安はありますが、短期的な投資であれば中古で十分でしょう。
メリット2.普段は自分で使用できる
貸し出していないときは自分で使用できることも、キャンピングカー投資のメリットです。そのため、普段からよくキャンプに行く人はキャンピングカー投資が向いています。
ただ、キャンピングカーを自分で使用すると早く故障するのではないかと心配する人もいるようです。
安心してください。1回の走行距離が長いキャンピングカーではありますが、通勤に使うわけではないため、故障の頻度は自家用車に比べると少ないのです。たまに自分で使用する程度であれば、キャンピングカーが故障するタイミングが早くなることはないでしょう。
メリット3.利回りが大きい
キャンピングカー投資は、利回りが大きい投資方法です。
たとえば、先ほど紹介した例のように500万円でキャンピングカーを購入して1年間で60万円の利益を得られた場合、1年間の表面利回りは12%となります。一方、株式投資の平均利回りは3%前後、不動産投資の平均利回りは6%前後です。
このように、キャンピングカー投資は他の投資と比べて高い利回りを期待できるため、成功すれば効率的に利益を得られます。
メリット4.費用を経費に計上できる
事業に使用することを目的にキャンピングカーを購入する場合は、さまざまな費用を経費に計上できます。
具体的には、
- 本体価格
- 登録代行手数料
- 自動車リサイクル量
- 自動車税
- 自動車重量税
- 自動車取得税
- 自動車保険料
などを経費に計上すれば、所得税の還付を受けられる可能性も出てくるでしょう。
キャンピングカーにかかる費用は可能な限り経費に計上して、より多くの現金を手元に残すことが大切です。たとえ数万円の還付であっても、そのお金があればキャンピングカーを1~2回はメンテナンスできます。
キャンピングカー投資のデメリット
キャンピングカー投資を始める前に、デメリットも確認しておきましょう。現在の状況や自分の性格を踏まえ、成功できるかどうかをしっかりと考えることが大切です。
デメリット1.清掃に時間を取られる
キャンピングカーを貸し出す前には、必ず清掃をしておく必要があります。清掃が不十分なキャンピングカーは清潔感に欠け、顧客離れにもつながるからです。
ただ、キャンピングカーは自家用車よりも大きいため、清掃には思いのほか時間がかかります。また、急にレンタルの予約が入る場合もあるでしょう。そう考えると、キャンピングカー投資は時間の融通が利く人に向いていると考えられます。
キャンピングカーを清掃する時間を取りづらい人は、清掃する時間をどうやって確保するかという点についても事前に検討する必要がありそうです。
デメリット2.知名度が低い
キャンピングカー投資は知名度が低いため、集客に苦労する可能性があります。
キャンピングカーを個人からレンタルすることは、まだ一般化されているとはいえません。そのため、マーケティングスキルがなければ、なかなか思い通りには利益を出せないと考えられます。
個人で所有するキャンピングカーを顧客に利用してもらうには、周辺地域へのポスティングやウェブサイトの開設など、さまざまな方法で告知することが大切です。
キャンピングカー投資の成功率を高める方法
続いて、キャンピングカー投資を成功させる方法についてお伝えします。
キャンピングカー投資の成功率を高めるには、リピート率を高めることが重要です。
キャンピングカーのレンタルといえば、昔からある大手のレンタカーショップを利用する人が多いのではないでしょうか。そのため、独自の強みがなければ顧客のリピート率は低くなると考えられます。
では、どんな工夫をすれば独自の強みとなるのでしょうか。いくつか紹介しますので、参考にしてみてください。
方法1.内装を変更してオリジナリティを高める
おしゃれな内装に変更することで、オリジナリティが高いキャンピングカーになります。インスタ映えを狙えば、知名度が急激に上がる可能性もあるでしょう。
- ラグジュアリー
- ナチュラル
- ヴィンテージ
- ネイティブ
- ノルディック
など、テーマを決めて内装を変更することがポイントです。
また、キャンピングカーの内装を顧客の希望に合わせてその都度カスタマイズするサービスもいいですね。
方法2.万人受けする外観のキャンピングカーを選ぶ
投資用に購入するキャンピングカーは、万人受けする外観のものを選びましょう。変わったデザインや外装のキャンピングカーは、一部の顧客にしか受けないためです。
たとえば、イエロー系は人気が高い色です。さらに無難な色を選ぶなら、やはりホワイトやブラックは外せません。キャンプ好きに人気のブランドステッカーでアクセントをつける、といった工夫もおすすめです。
方法3.サービス面を充実させる
独自性を高めるために、サービス面を充実させましょう。
ユーザーにとって魅力的なサービスを提供できれば、また利用したいと思ってもらえます。
たとえば、
- キャンピングカーを年に3回以上レンタルするとお得になる
- ガソリン代を20リットルまで無料にする
- 無償でキャンプセットを貸し出す
といったサービスですね。
ただ、個人でキャンピングカー投資をする場合、お得なサービスの導入が難しい場合もあるでしょう。そんなときは、一度ご自分のキャンピングカーを使ってみてください。自分で使うことによって、何らかの気付きを得られる場合があります。
キッチンの使い心地やイスの座り心地は良いか、掃除の足りていない箇所がないか、といった点は、自分で実際にキャンピングカーを利用してみないとなかなか気付けません。
もっとこうすれば使い心地が良くなる、もっとこうすれば便利になる、といった問題点を改善することが売り上げアップにもつながります。キャンピングカー投資を始めるなら、ぜひお試しください。
方法4.保険周りを整備する
キャンピングカーをレンタルするユーザーにとっては、自動車保険も気になります。貸し出し日数分の保険をその場で契約できるよう、体制を整えておきましょう。
また、キャンプ中の病気やケガに備え、車だけでなく利用者の病気やケガにも補償が付いた保険を導入するのもおすすめです。
まとめ
キャンピングカー投資はまだまだ知名度が低い投資のため、早い段階で始めた方が競争率は低いでしょう。ただし、キャンピングカーの清掃に時間がかかることや、マーケティングに力を入れなければ成功率が下がることも忘れてはいけません。
とはいえ、初期費用を抑えられれば十分な利回りを望めます。何らかの投資を検討している人は、キャンピングカー投資を候補に入れてみてはいかがでしょうか。