東京23区の新築マンション価格平均が1億円超え!! 背景を探ってみたら衝撃だった

  • 2021/12/26
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コロナ禍ではマイナスな情報に心が奪われる人が多かったのか、

  • 都心離れが起きている
  • 人口減の中、不動産価格は下落する

等と言う情報が飛んでいました。

それでも、東京の新築マンション価格は1億円を超えるという衝撃的な数字をたたき出しました。ちょっと怖い・・・

と言うことで、こうなった背景を探ってみたいと思います。

 

コロナ禍上昇したのがマンション価格

コロナ禍では業績を落とした分野がありましたが、すべてと言うわけではありませんよね。

だから…かどうかはわかりませんが、東京23区の新築マンションが売れました。高いのに…

2021年8月には、東京23区の新築マンションの平均価格はついに1億円超え!!
1億円ですよ!

大卒男性の平均生涯年収は3億円弱ですから、3分の1となります。
改めて、すごいですよね。

なぜこれほどの高額なのに、こんなにも売れているのでしょうか?
これこそ東京の7不思議だったりして・・・笑

実は、首都圏の新築マンションの平均価格も7千万円を超えています(不動産経済研究所 2021年7月には7452万円)。
同調査によれば、2020年は6083万円、2021年上半期は6414万円ですから、異常な上昇率ですよね。

 

マンション価格がここまで上がった理由

気になるのは、なぜここまであがったのか?と言うことです。

要因はいろいろ考えられますが、ひとつは建築費が上がったことが理由のひとつ。

マンション価格はどうやって決まるのかと言えば、土地を仕入れて建築し、さらに分譲会社の経費や利益が加算されます。もちろん、広告宣伝費も加わります。これを分譲戸数の面積など割って算出します。

そして現在は、この建築費が高騰しています。
「木材ショック」とか「鋼材ショック」と聞く方も多いと思います。これは鋼材価格や木材価格がビックリするほど上がっているもので、この影響をストレートに受けています。

さらに、地価も上昇しています。

「地価って全国的に下がる傾向じゃないの?」
と感じる方もいるかと思いますが、大都市部のマンション適地は例外。

高止まりというか、上昇していることさえあるわけで、これが土地の仕入れ価格を上昇させ、販売価格を上昇させるわけです。

 

買う側の事情で高くせざるを得ない

ただし、売る側の事情で価格が押し上げられても、買う人がいなければ商売としては成り立たないわけです。これは需要と供給の基本の話。

で、高止まりするマンションでも、「買っちゃおう!」という人がいるから、マンションは高いわけです。

コロナ禍、「東京離れが起きている!」といろいろなメディアで騒がれました。夏頃だったかな?
それも事実かと思いますが、それがすべてではないと言うことですね。

では、どんな人が、平均1億円越のマンションを買っているのかと言えば、いわゆるパワーカップルと言われる層。

私は西新宿のタワマンがニョキニョキ建っている地域にいますが(タワマンには住んでないけど・笑)、これは肌感覚で感じまくるところです。
飲食をして、アメックスのゴールドカードで支払う人が、珍しいことではない。

アメックスのゴールドって、年会費だけで3万円を超えるやつで、なかなかの重量感のあるカード。選ばれし者しか持てないはずなのに、西新宿エリアでは多くの人が選ばれているわけです。

重量級のカードを受け取るたび、何者?と思うわけですが、見事にみんな若い。おそらく、30代とか40代です。
で、話を聞くと、「奥さんもめっちゃ働いてます」とか、「ベンチャーの役員です」と言うので、まさにパワーカップルですよね。

 

コロナで家への感心が高まった

ここで、一般的なコロナとは違ったコロナの影響がでてきます。

それは、コロナで在宅勤務が増え、家への感心が高まったこと。パワーカップルが家で仕事をする時間が増え、「もっと快適な家に住もうよ」となっているようです。

このとき、一般の人なら、「都心を脱出しても部屋数が多いマンションに引っ越そうよ」となるはずですが、パワーカップルは、「コロナが開けたら食事しやすかったり、買い物しやすかったり、”ついでに”会社にも行きやすいところに住もう」となるわけで、都心としては交通の便がちょっと悪い晴海などのタワマンが売れるわけです。

この象徴が、東京オリンピックの選手村で使われた「晴海フラッグ」。

一般よりは安かったようで、2LDK~4LDKで、価格は4900万円台~1億700万円台でしたが、「駅が遠いから売れない」と一般の人々には散々な言われ方をしました。

しかし、2021年11月に販売が再開されると、「SUN VILLAGE」第1期465戸、「SEA VILLAGE」第2期166戸の合計631戸、全てに登録申し込みがあり、平均倍率は約8.7倍。最高倍率は、111倍になりました。
ちなみに、最高倍率になったのは、一番高い部屋ですからね、すごいもんです。

 

現金購入する人も多いとか、もはや意味が分からない世界

さらに、おもしろい話を小耳にはさんだので紹介しましょう。

私の仕事先の方にはめっちゃ高いタワマンに住んでいる方も多いのですが、その方の中には、「ローンを組まずにタワマンを買った」という人が意外に多い。意味わからんです!
みんな若いのに・・・

「仕事で稼いだ金で買った」「前のマンションが高く売れたから住み替えた」という人もいれば、「親とか祖父母からの贈与としてマンションを買ってもらった」という人もいるそうで、まぶしすぎて、話を聞いていて倒れそうになりました。

「安いけど、金利とか払うのはもったいないよね」とか聞くと、そりゃそうだよね・・・と納得する部分と、とは言えキャッシュで買うとかわけ分からん・・・と言う考えがあふれ出て、倒れそうになります。マジで・・・

 

きっとこの先もマンション価格は大きくは下がらない

この現状を考えると、新築マンション価格1億円という現状は、当面変わらないと思われます。下がったとしても、大幅下落はないのでは?

また、新築マンションを買えない層は中古マンションを求めるわけで、そうなるとリセールバリュー(再販価値、資産価値)も高く維持されそう。

こうなると、一般ピープルにとってマンションは高嶺の花。郊外や近県にマンションを求め、結局、首都圏のマンションが高くなっているわけで、ある意味選ばれし民のみがよい家に住めるわけですね。

私のように選ばれなかった民は、息子世代に夢をたくすしかなさそうです、笑

原田園子

原田園子ディレクター

投稿者プロフィール

「不動産の学校」のディレクター兼ライター。
住宅メーカーや不動産業者をクライアントに持っています。
不動産関連の取材実績も多数あり。
不動産投資から日々の暮らし記事まで、幅広く担当します。

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