【取材】風水家相コンサルタント心風さんに聞く。風水の基本と運気が上がる住まいにするコツ

みなさんは、「風水」にどのような印象をお持ちでしょうか?
風水を取り入れることで家庭円満になったり、成功を手に入れることができたりと聞いて、「占いやおまじないの類いでは?」と考える人もいるかもしれません。ところが、風水は世界中の成功者も取り入れるれっきとした学問なのです。
今日は多くの著名人を顧客に持つ心風さんに、風水の基本的な考え方と、すぐに実践できるポイントについて伺ってきました。

 

仕事にできるとは思ってなかったのに、ドンドンと話題になり仕事になった

風水は中国の歴史と風土の中でうまれた哲学的な思想で、占いやおまじないとはまったく違うものです。土地のエネルギーや天体、太陽などの影響も考慮した環境学であり、大学で学ぶこともできる学問のひとつです。

そんな歴史ある風水に魅せられたのが心風さん。なぜ、これを学ぶことになったのでしょうか?

「主人が転勤族だったので、一生、どこでもできる仕事を探したいと思っていました。そんな中、タイに行くことがあり、事業をされている方の多くが風水を取り入れているのを目の当たりにしたことで高い関心を持つようになったんです。そして、15年ほど前、当時住んでいた福岡の自宅近くに教室があることを知り通うことにしました。その先生が著名な方で、『風水は本来、個人個人に向けてやるべきもの。そのために、まずは四柱推命を学びなさい』とのことで、四柱推命を2年間学んだ後、風水を集中的に学びました」(心風さん)

そのときは仕事にできるとは思っていなかったものの、さまざまな人の相談に乗っているうちに「すごい、すごい」と話題になり、改めて学びを深め、現在に至るとのこと。また、自宅を見る場合、図面を見て家具の位置やインテリアイメージなどを指定するため、インテリアコーディネーターの資格も取得したそうです。

↑心風さんの自宅:南の方向には南の象意の知恵や人気、情熱を象徴する赤いものを配置していた

 

昔から世界の著名人を魅了してきた風水パワー

テレビなどでも取り上げられることの多い風水ですが、具体例だけが先行し、実際にどういったものなのかは知らないと言う人も多いと思います(筆者もそのひとりです)。そこで最初に伺いたいのは、どういった人が実践しているのかということです。

「風水の支持者は世界中にいて、成功者と呼ばれる人の中には風水を取り入れている人が多くいます。事業家で言えばビルゲイツ氏など企業のトップの多くには専属の風水師がいますし、トランプタワーやナイキなども風水の考え方を取り入れています。中国はもちろん、シンガポールも都市全体が風水をベースに設計されています。上海に住んでいたときには、街中に龍や獅子がいたり、風水の考えに基づいた建物が多くありましたね。こういったところが発展したのは、当然と言えるのかもしれません」(心風さん)

日本国内で言えば、徳川家康が風水を取り入れて街作りをしたのが江戸であり、それ以降、首都であり続けていることを考えれば、風水の持つ力が本物であることの証明のひとつになりそうです。

では、風水とはいつ頃できたものなのでしょうか?

風水の歴史は古く、およそ6~7先年前の原始村落まで遡ることができます。言葉としての「風水」が登場したのは、晋の時代。最初は皇帝のためのものでしたが、その後、貴族に広がり、一般庶民にも浸透していきました。日本に渡ってきたのは、奈良時代。推古天皇の頃で、古墳にも風水の思想がとり入れられているんですよ」(心風さん)

 

風水の基本は、「生気」という大地のエネルギーを上手く取り込むことにある

では、風水とは、どのような考え方がベースになっているのでしょうか?

「郭璞(かくはく)という文学者が書いた「葬書」(そうしょ)という書物の中に、『気は風によって散し、水によってくぎられれば止まる。故にこれを風水という』と書かれています。風、つまり空気がなければ、生物はすぐに死んでしまいますし、水がなければ生物は生きていけません。また、風は吹くだけでは流れていってしまいますが、それを水によって止めることで「生気」という旺盛なエネルギーを発生させます。つまり、風水は私たちに密接に関わっているものだということです」(心風さん)

私たちは都会的な生活を送りすぎて、自然の中の一部であるという意識が希薄になっています。しかし、自然の一部であるからこそ、環境要因に影響を受け、時として心や体を害してしまうことが多いというわけです。

風水の基本は「生気」という大地のエネルギーを上手く取り込むことにあります。この気の流れを「龍脈」と呼ぶのですが、これは気が山脈にそって流れる様子を伝説の龍に例えたものです。そして、気の流れが集まる場所、つまりエネルギーの高い場所を「龍穴」と呼びます。これがいわゆるパワースポットになるんです。これは人体で言う「ツボ」のことで、鍼や灸をして体の調子を整えますよね。これと同じで、風水ではこの「大地のツボ」である龍穴に城郭や神社仏閣を建て、国の基盤を整えるわけです。日本でも、平城京や平安京、大阪城や江戸城などは、すべて緻密に計算された風水によるものなんです」(心風さん)

なるほど。人体に例えるとわかりやすくなります。体の中は水分(血液やリンパ液)が流れていますが、これが滞れば体調を崩します。そんなとき、ツボを刺激することで体調を戻せるわけで、ツボの役割は大きいものです。この感覚を大地に置き換えたものが風水ということになります。

「あまり知られていませんが、風水には種類があります。主に広範囲の地形を見る「地理風水」。死者を埋葬する場所を見る「陰宅風水」。住む人にとって良い場所を選び、良い気を取り入れるための「陽宅風水」です。昔は「陰宅風水」が特に重要とされていました。生者である子孫と死者の氣は「骨」を媒介にして感応しあうと考えられているためです。そのため、今でも遺骨やお墓を守るのはとても大切なこと。古代中国人は理論的にこの位置を決めていました。大富豪になると、墓に守衛をつけたほどです」(心風さん)

↑心風さんの自宅:玄関のドアノブには赤いものを吊すと良いとのこと

 

龍穴=パワースポットはどこにあるか?

こうなると、龍穴がどこにあるのかが気になります。

「これには、風水の基本思想のひとつ『四神相応』が関係しています。四神相応では、龍穴は背景が山並みで高くなっていて(玄武)、両脇に小山があり(右が白虎・左が青龍)、前が開けている(朱雀)場所にあります。

四神相応
玄武 北 後方 大きな山・丘、背後に高い建物
白虎 西 右 大きな道路、低い丘、低い建物
青龍 東 左 川、低い山、白虎より高い建物
朱雀 南 前 川、道、平野、自宅の前が開いている

これは、どんなスケールでも当てはまるのがポイントで、小さい単位でいえば、自宅の環境も同じ。会社で言えば、重役室を想像してみればわかりやすいかもしれません。重役がいる席の背景には壁があり、山の絵を飾っていたりします。これが後ろ盾となります。そして、両脇には書類などがあり、デスクの前は開いていませんか? これはまさに、四神相応。さらに小さい範囲で言えば、重役のイスは背もたれが高く、両脇に肘当てがありますよね。これも小さな単位での四神相応になるんですよ」(心風さん)

なるほど。さまざまなスケールで当てはめていくとよいという点は、実に興味深いものです。自分でプチパワースポットを作れるということですから。

ちなみに、心風さんがお住まいのマンションは、背面にマンションがあり、片側には学校、逆側にマンションが建っています。そして、ベランダ側は遮るものがなく、町並みが一望。さらに富士山が望め、風水的に最高の物件だそうです。

 

陰陽五行とは?

そして、もう一つ。風水と言えば、陰陽五行と呼ばれる基本思想があります。これはすべてのものが五大元素からできていて、互いに密接に関わり影響を与えるという考え方です。

「風水は、自然科学の思想で森羅万象あるとあらゆるものが「木火土金水」で成り立っていると考えます。これを五行思想と言うのですが、「相性」という生み出す関係と「相克」という消しあう関係があり、常に循環しています。これは、方角や太陽の一日の移動、季節などと深く関係しています。ぜひ、参照にしてください」(心風さん)

 

自宅に風水を取り入れ、快適な毎日を過ごす

ここからは、どのようにすれば風水を日々の暮らしに取り入れられるのかをご紹介します。

家を建てる前なら、敷地に炭素を埋め込む「風水埋炭法」

「大地には地電流がながれていて、龍穴はそれが高い状態を保っている場所です。気の正体は電気であり、脳細胞も電気が流れていますから、地電流が高くとどまっている状態に行くと脳内が共鳴して活性化します。パワースポットと呼ばれる場所に行くと頭がスッキリしたり、ひらめきがあったり、体調が良くなったりしますよね。あれは地電流の影響なんです。そして、自宅をそのような状態にするためには、炭素である「炭」を使います。建築前に地中に大量に埋めるのですが、伊勢神宮など多くの神社仏閣には何トンもの炭が埋まっていますし、企業や工場、病院・店舗でも実践しているところがあります」(心風さん)

とはいえ、炭では数百キロから数トンという大量の炭を埋めなければならず工事も大がかりになります。半永久的に効果が持続する「風水炭」を埋めることはとても手軽にできる埋炭法です。また、すでに家を立ててしまった人やマンションだから・・・と言う方もいるでしょう。そういった方は、風水炭を必要な箇所に置くとよいとのことでした。

とにかく整理整頓を心がける

「整理整頓は重要」とよく言いますが、その理由を考えると風水にたどり着きます。

「風水の基本思想で、あらゆるものはすべて「気」から成り立っていて、気は出したり受けたりまじりあって影響を受けあっているという「気一元論」というのがあります。

ごちゃごちゃとした状態は、そこから発せられる気もごちゃごちゃしていることになります。また、古いものや壊れたものは悪い気を出しています。これらに囲まれていると、知らず知らずのうちに取り込んでしまうので、整理整頓と不要なものの処分が重要です。

マニアの方などが集めるものの中には、一般の人が見るとあまり価値がないものもあるのですが、自分のテンションが上がる状態になるのであれば問題ありません。ただし、これらもきちんと整理するようにしてくださいね」(心風さん)

なぞのグッズも整理整頓されていればよいということですね。

玄関は一番キレイにすべきところ

「玄関は気の入り口でもあるので、特にキレイにしておきたい場所です。そのため、いろいろ物を置かない。たたきを拭く。24時間明るい状態にするといったことを心がけてください。靴はいろいろなところを踏んでいます。それを玄関に出しっぱなしにしていたり、暗い玄関だとよい気を家の中に引き入れることができなくなります。そのため、小さな明かりでもいいですので常に点けておくといいですね」(心風さん)

こちらが心風さんの玄関。このライトをつけておくことで、玄関に明かりをともしているとのことでした。

トイレやお風呂はフタを閉める。水回りの注意点

風水では、水はお金と健康を表します。そのため水場の管理は特に重要です。元の状態を保つことが重要ですので、例えば金属製のシンクであればピカピカに、洗い物がそのままなのは問題外。生ゴミもできるだけ早く処分し、水はねなどの水滴も拭き上げるようにしてください。
また、トイレは必ずフタをして、ドアもきっちり締めます。お風呂のお湯は、すぐに流してしまうのが理想ですが、お洗濯に使いたいのであればフタを閉め、さらにお風呂のドアも閉めるようにしてください。そして、24時間の換気も重要です」(心風さん)

また、水場の場所について、家の中心や、火の方向である南にあるのはよくないとのこと。さらに、人によって大切な方角があり、そこも避けるべきだそうです。これから家を建てたり買ったりする人は、事前に見てもらう方が良さそうです。

クッションなどはペアにする

クッションなどはペア、または偶数で置く方が良いとのこと。その理由は・・・

世の中のものはすべて、違うものからできています。陰と陽、また夜と昼のようにその気は絶えず変化しています。これを「陰陽」や「二象一体」と言います。また、ペアのものはパートナーの存在を意味し、過ごす時間が長い場所にペアのものを置くと連帯感が高まります。恋愛や家庭円満にもクッションは2つ、または偶数で置いておくと良いでしょう」(心風さん)

子どもの性格に合わせて部屋の方角を決める

子ども部屋がある場合、その方角が性格にまで影響を及ぼすとのこと。

「方角はとても大切です。例えば、前向きになれず塞ぎ込みがちなお子さんの場合、東や東南・南に部屋を移動させると改善することがあります。また、落ち着きがないお子さんの場合は、西から北東にかけた部屋にすると良いですね。机の場所は壁に向かわない方がよいのですが、これもご存じない方が多いですね。

さらに私は、生年月日で導き出した、個人に適した部屋の場所や向きをご提案しています。これは本当に効果的です。」(心風さん)

長期間留守にするときは音楽をかける

「風水では気が滞る状態は避けるべきとされ、換気が重要とされています。ところが、家を長期間空けると、その間、気の流れは止まってしまいます。これを避けるには、音楽をかけて出かけるようにします。音楽は振動となり、気を動かしてくれます」(心風さん)

旅行に出かけて長期間無人の家に帰ると、何だか急に現実に戻ったようで重苦しい空気感を感じるのは、これが原因だったのかもしれません。ちなみに、普段聴く音楽は必ずしもクラシックがよいと言うことはなく、「好きな音楽が一番」とのことでした。

生気を発する植物をおく

現代社会では、テレビやパソコンなど、昔はなかったものが多数あります。そこから発せられる電磁波は人体に影響がないはずがありません。それを避けるにはどうすればよいのでしょうか?

植物は生きていて、生気を発しています。このため、テレビの周りに置くことで気を緩和してくれます。そして、一緒に目に入り元気が出ます。植物はよい場所に置けば、さらに良い気を運んでくれますし、気になるところにおけばマイナスの気を吸収して良い気を放出してくれます。更に一家団らんの場所などに置くようにするといいですよ」(心風さん)

他にも、長くてまっすぐな廊下は、気がストレートに流れて鋭い気になってしまうため、蛇行を意識し、循環させるとよいとのこと。心風さんの自宅にも廊下がありましたが、置物で蛇行させていました。

まとめ

何となく聞いたことがある風水。おまじないのようなものではなく、しっかりとした環境学に基づいているため、的確に行えばかなりの効果が期待できることがわかりました。

「目に見えるものが7~8割に影響する」とのことで、筆者は取材後、掃除に励んでいます(笑

心風さんは、「それぞれの持って生まれた能力を発揮し、地球全体と全ての人々と生物が祝福を受け、使命を果たすことが願い」とおっしゃっていました。風水ってすばらしいものですね。読者の皆さんも、この機会に運気を上げる掃除から始めてみませんか?

■プロフィール
心風(しんぷう)
風水家相コンサルタント。四柱推命鑑定士。
多くの成功者が実践している「四柱推命による運命鑑定をベースにした風水家相」を多くの人に知ってもらいたいと活動を開始。まずは自分を知り、自分に合った方法でエネルギーを取り入れれば、より健康で効率の良い人生にすることができる。そのために必要な四柱推命での人生の傾向と対策、図面や自宅・会社訪問での家相・風水アドバイス、毎年の運勢鑑定などを行っている。
http://shinpoo.com/

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