シャワー派?湯船派? コストとリラックス効果から考える、それぞれの言い分

最近はシャワーのみの物件も見かけるようになりました。この物件を見て、「湯船なんかなくてもいいや」と思うか、「湯船がないなら無理」と思うか。あなたはどちらでしょうか?
ここでは、それぞれの言い分をまとめてみます。あなたの感覚が変わるかも・・・

 

試行錯誤の3点ユニットでの入浴

お風呂につかって1日の疲れを癒やすのが欠かせないと言う人がいますよね。でも、最近はワンルームのユニットバスで、湯船に入りたいけど、現実的に無理・・・と言う人もいます。

筆者は、始めてワンルームで一人暮らしをしたとき、「どこで体を洗うの?」と戸惑ったものです。湯船にお湯をためると浴槽内では体は洗えなくなります。かといって、外で洗うとなると、すぐ横にある便座カバーはもちろん、トイレットペーパーもぬれて使えなくなってしまいます。それ以来、何年にもわたって浴槽につからない生活をしました。あの時に入った温泉の快適さは一生忘れることがないでしょう。

さて、「しっかり湯船に浸かりたい」という人も、「シャワーで十分」と言う人も、背景がいろいろあるのではないでしょうか?

そもそもの習慣ので言えば、沖縄では湯船につかる習慣はなく、シャワーのみというのが一般的でした。最近は賃貸でも湯船がある物件が出てきているようですが、10年くらい前まではほとんどがシャワーのみでした。

また、それ以外でもあまり寒くならない地域の人は、「湯船なんかいらない」という人が意外に多くいます。私が以前そうだったように、しっかり浸かれない環境からシャワーだけになったという人もいれば、「湯船にお湯をためている時間がもったいない。それなら気が向いた時に何回もシャワーを浴びたい」という人もいるようです。

ワンルームのお風呂事情としては、最近は3点ユニットと呼ばれる浴槽とトイレ、洗面台が一緒になったものは嫌われる傾向にあります。とはいえ、狭い部屋に別々の個室を作るのは非効率で、肝心の生活スペースが狭くなってしまいます。そこで、トイレはしっかりと個室を作る代わりに、お風呂はシャワースペースのみという物件が出てくるようになりました。シャワーしか浴びないという人は、この方がありがたいはず。ただ、シャワーのみのスペースはホントに狭いので、体が大きな人は自由に身動きが取れないと感じるようです。

逆にお風呂に浸かるのが大好きで、3点ユニットだろうと何だろうと、とにかくお風呂に浸かりたい!と言う人は、様々な嗜好を凝らしています。私の友人の場合、まずは空っぽの湯船で体を洗い、体を流した後お湯が溜まるまでひたすら便座に座って待っているという言います。冬場は体が冷えるそうなのですが、その分、お湯につかったときの幸福感が溜まらないそうで、なんともマニアックな入浴タイムを過ごしています。

また、ファミリータイプのお風呂でも、「シャワーだけで済ます」という人もいます。単純にシャワー派だからというわけではなく、浴槽にはお湯がはってあるのに、シャワーのみ。その理由は、追い炊きができないタイプで、平日は家族と入浴時間が違い、すっかり冷めているためとのこと。「風呂くらい入らせてやれよ!」と涙ながらに訴えましたが、本人は満足しているようで、なんとも切ない話です。

 

コストの面から比較すると、シャワー派と湯船派、どっちがお得?

ということで、水道代とガス代の面から、お風呂にかかるコストを考えてみましょう。

まず考えたいのは、お風呂のガス代金です。具体的な金額は、使っているガスがプロパンか都市ガスか、また契約内容や地域によっても違いますし、もちろんお風呂の大きさによっても変わってきます。それに、水道水の温度でも違うわけですが、そんなことを言っているときりがありません。そこで、一般的に常温と呼ばれる20°ぐらいのお湯を、ちょっと高めの45°に温めると仮定します。この場合、一人暮らしの浴槽のお湯をためるとおよそ70円前後の費用がかかると言われています。

一方、シャワーの場合は、シャワーの水圧などの影響もありますが、目安としては15分のシャワーで50円前後。20分だと、お風呂に貯める場合と同じで、70円程度というのが一般的なコストのようです。

つまり、ガス代に関しては、浴槽にお湯を使うのと、20分間シャワーを浴びるのとが同じということです。ただし、ここで注意しなくてはいけないのは、一般的な入浴法としては、浴槽にお湯をためても、シャンプーなどはシャワーで流すということ。こうなると、シャワーも併用しているわけで、その分のお金がかかることになります。ということで、シャワーの方がかなり安く収まると言えるでしょう。

これあ、水道代でも同じことが言えますね。シャワーを浴びるのとお風呂に水をためるのが同じ水圧だとすると、20分のシャワーを浴びるのであれば同額、それより短ければシャワーの方が安いということになります。

ただしこれは、一人暮らしの用の浴槽でお話。ゆったりした風呂釜であれば、それだけ必要なお湯の量は多くなります。その一方で、「風呂釜が大きくなったから、思わずシャワーを浴びる時間が長くなっちゃった」ということはありませんので、その差はどんどん開くというわけです。

 

それでも、お湯につかるのは天国だ!

価格の面から比較するとシャワーの方が圧倒的にお得なことが分かりましたが、リラックス効果という意味ではお風呂の方に断然、軍配が上がります。

お風呂に浸かるという行為は、次の3つの効果が期待できます。

  • 温浴効果
  • 水圧効果
  • 浮力効果

温浴効果とは、温かいお湯につかることで血管や皮膚などを調整する自律神経を刺激して、新陳代謝を高める効果です。42~45°の比較的高めの温度では交感神経が活発化して興奮状態に。35~38°のぬるめのお湯であれば副交感神経が働き、精神的に安定します。ちょっとした差ですが面白いものです。

水圧効果は、お湯に浸かることで全身に水圧がかかり、体内の空気の量が減少する効果です。これによりお湯につかっている間は静脈やリンパ管が圧迫され、上がった瞬間に水圧から解放され全身に血行とリンパ液が流れます。風呂から上がった瞬間にクラッとした経験がある方も多いと思いますが、あれの原因のひとつが水圧効果です。

浮力効果は、お湯に浸かることで体が軽くなり、下半身(特に関節や筋肉)にかかる負荷が減少され、筋肉が緊張が緩むというものです。これにより前進がリラックスし、ストレスも解消。血液の循環が良くなることと相まって健康になれるのです。

これだけの効果があるお風呂ですから、やはり毎日入りたいという人は多いもの。ストレスを発散できずに体に溜め込んでしまうのなら、一度お風呂に入ってリラックスした方が、将来的に見てコストがかからないとも言えるのかもしれません。

 

まとめ

どちらを取るかは人それぞれ。正解はないと言えるのかもしれません。自分にとってどちらがいいのか、またどちらが好みなのか。それを選びながら快適な入浴時間を過ごしたいものです。

ちなみに筆者はシャワーのみ生活にどっぷりだったものの、その後の引っ越しで、浴槽の大きなお風呂になりました。「シャワーで十分だよ」と思っていたのは過去のこと。やはり入浴が好きなことに、この歳になって気がつきました。もしかしたら歳のせい・・・
そんな気もしますが、とりあえず今は幸せなお風呂ライフです(笑

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