盗聴器を発見するためにかかる費用は?自分でできる調査方法も紹介!
- 2020/2/12
- ライフスタイル
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女性のひとり暮らしでは、何らかの犯罪に巻き込まれないように危機意識を持つことが大切です。特に警戒したいのが、気付かないうちに被害に遭ってしまうこと。中でも、盗聴には注意が必要です。自分の部屋で、何となく違和感があったり「あれ?」と思ったりしたことはありませんか?
今回は、盗聴器の種類や自分で盗聴器を発見する方法などについてお伝えします。盗聴器の発見にかかる費用や盗聴を予防する方法などもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もしかして盗聴器が仕掛けられている?
まずは、実際に盗聴の被害に遭った人が盗聴に気付いたきっかけからお伝えします。
盗聴に気付いたきっかけには、
- 親友しか知らないはずのことをほかの人が知っていた
- 家に帰ったと同時に無言電話がある
- 出掛ける先にいつも同じ人がいる
- 家具の位置や小物の置き場所が少しずれている
- テレビのノイズがひどい
- 知らない文房具が増えている
- 自宅の近くにいつも同じ車が停車している
などがあるようです。
ひとつひとつは偶然だと思えることでも、いくつも重なる場合は盗聴の可能性が高いと考えてよいかもしれません。
では、盗聴器にはどんな種類があるのでしょうか。
盗聴器にはどんな種類がある?
盗聴器と聞くと特別な機械のようですが、実は私たちにとって身近な存在であるスマートフォンやボイスレコーダーも盗聴器として使用可能です。
実際に、ネットショッピングモールサイトで「盗聴器」と検索すると、
- 小型ボイスレコーダー
- 電源タップ型
- ペン型
- USBメモリ型
- 電卓型
など、さまざまな商品がヒットします。
特別な機械どころか、電源タップやペンといった身近なアイテムが盗聴器として使われているようです。
また、盗聴器には盗聴電波を発するタイプのほか、ボイスレコーダーを利用して録音するタイプもあります。録音タイプで盗聴した音声を聞くためには、盗聴器の回収が必要です。
盗聴器は、電源にもいくつかの種類があります。
たとえば電池タイプは、電池が切れてしまえば盗聴できません。その反面、ほかから電源を確保しなくても盗聴できるため、どこにでも設置しやすい盗聴器といえます。
一方、コンセントから電源を取るタイプは、被害者が気付かなければ半永久的に盗聴される危険のある盗聴器です。その代わり、電源が取れるコンセントの周辺に設置する必要があるため、設置できる場所は限定されます。
盗聴器がよく仕掛けられる場所は?
続いて、盗聴器がよく仕掛けられる場所を見てみましょう。盗聴器が仕掛けられるとしたら、どの辺りなのでしょうか。
電源タップ型の盗聴器が販売されているということは、電源の取れるコンセント周辺は最も注意したい場所といえるでしょう。
ほかには、
- 室内灯
- テレビの裏側
- エアコン
- 家具の隙間
- ドアポスト
- 時計
などに盗聴器がよく仕掛けられます。
とくに、ドアポストは外から盗聴器を取り付けたり回収したりしやすい場所。郵便物を回収する際には、普段は手の触れない上部や開閉部などに何かがくっ付いていないかチェックしてみましょう。
実は自分のよく知っている人が盗聴器を仕掛けるケースもあるため、バッグから見慣れないペンや電卓が出てきたら警戒することをオススメします。仮に知人が犯人なのだとしたら、「荷物が混ざった」と言えば小型の盗聴器を簡単に回収できそうですね。
また、ぬいぐるみや時計などに盗聴器を仕込んでプレゼントする手口もあります。知人から何かをプレゼントしてもらったタイミングで「あれ?」と思うことが増えたら、新しくもらった物をチェックしてみてください。そのほか、マウスやUSBメモリといったパソコンの周辺で使うアクセサリー類もUSBで電源を取れるため、見慣れない物には注意しましょう。
小型の盗聴器をそっとバッグに忍ばせるのとは違って、盗聴器をターゲットの部屋に設置するのは簡単ではありません。ただ、「相手は誰でも構わないから盗聴したい」と思う犯人の場合は話が別です。
たとえば、転居のタイミングで退去する部屋に盗聴器を残していくケースや、引っ越しの関連業者が盗聴器を仕掛けるケースなど、さまざまな事例があります。賃貸物件の入れ替わり時期は前入居者だけでなくさまざまな人が出入りしますので、引っ越したばかりの部屋では盗聴器を少し探してみた方がよいかもしれません。
盗聴器は自分で発見できる?
盗聴器が仕掛けられそうな場所が分かれば、自分で盗聴器を発見できるのでしょうか。いくつか、盗聴器を自分で見つける方法を紹介します。
目視
まずは、盗聴器が仕掛けられがちな場所を実際にチェックしましょう。覚えのない機械部品があれば、それが盗聴器かもしれません。
また、盗聴器自体が見つからない代わりに、人の侵入した形跡が見つかることも。たとえば、周りと比べてほこりがない、家具を動かした跡があるといった、あなたに覚えのない不自然な場所はありませんか? その場合、目で確認できない場所に盗聴器が仕掛けられた可能性があります。
ラジオを利用する
FMラジオと同じ周波数の盗聴器は、FMラジオを利用して簡単に探せます。
手順は次の通りです。
- 盗聴器がありそうな部屋で音楽を鳴らす
- FMラジオのスイッチをオンにする
- 周波数を低いところから徐々に高くする
FM周波数を使う盗聴器があれば、どこかの周波数でラジオから部屋に流している音楽が聞こえます。
盗聴器があることが分かったら、ラジオを持って仕掛けられている場所を探しましょう。ラジオの音が変わったりハウリングしたりするなら、その付近に盗聴器が設置されている可能性が高いです。
ただし、FM電波を利用する盗聴器は全体数からするとあまり多くありません。念のため程度に考えておきましょう。
盗聴器発見器
盗聴器発見器は3,000円~8万円ほどと、かなり金額に幅があります。価格と同じように性能にも差があるので、安すぎる発見器は避けた方がよいでしょう。
発見器のレンタルサイトで、費用をおさえて高性能な発見器をレンタルするのもオススメです。販売価格が数万円の発見器を4,000円ほどでレンタルできますよ。
ただし、市販の発見器は一部の盗聴器にしか対応しておらず、全ての盗聴器を発見できるわけではありません。
盗聴器発見の専門家に調査を頼む方が安心
盗聴されている不安が強く、盗聴器を確実に発見したいなら、専門家に調査を依頼するのがオススメです。
中には、オプションで「盗聴器発見サービス」を付けられる引っ越し業者もあります。これからひとり暮らしを始める場合には、住み始める前の盗聴器チェックを検討しましょう。
盗聴器を発見するための調査費用はいくら?
専門家に調査を依頼する場合、気になるのは費用面ですよね。
ここからは、調査費用の目安をお伝えします。
専門業者:2万円~15万円
専門業者の調査費用には、かなり差があります。調査範囲や見つかる盗聴器の種類にも差があるため、事前にしっかりチェックしましょう。盗聴器の撤去費用など、追加費用がかかるケースについての確認も重要です。
また、盗聴だけでなく、一緒に盗撮の調査をおこなってくれるプランもあります。費用だけで決めるのではなく、頼みたい範囲と金額のバランスで考えましょう。
引っ越し業者:無料~2万円+追加料金
引っ越しを頼めば無料でおこなってくれる業者もありますが、基本的には1万円~2万円を基本料金とするところが多いようです。基本料金では対応範囲が決まっていて、一部屋ごとに追加料金がかかるパターンも。
直接専門業者に頼むよりも費用を抑えられますが、盗聴器が見つかった場合の撤去費用は別にかかることがほとんどです。
今すぐできる盗聴対策
最後に、今すぐできる盗聴対策を紹介します。
盗聴器を仕掛けられないために、物を持ち込みにくいスッキリとした部屋を目指しましょう。何がどこにあるかすぐ分かる部屋だと、盗聴器を持ち込まれてもすぐに気付きます。
よく使われるのは電源タップ型の盗聴器ですので、自分のものだと分かるように電源タップや延長コードにサインするのもオススメです。
また、盗聴器の仕掛けられやすいコンセント周辺にスピーカーを設置して、在宅中は常に音楽をかけておくのもオススメです。盗聴器はスピーカーから流れる音楽を拾い、あなたの声や生活音が聞こえにくくなります。
まとめ
盗聴器は種類が多く、ぱっと見では盗聴器だと気付かないケースもあります。盗聴の心当たりがある場合は専門業者へ依頼するのが確実です。
「盗聴されているかも……」と思うのは、無意識のうちに違和感を覚えたからかもしれません。その違和感を無視して終わらせず、まずは自分の目で盗聴器がないかをチェックしましょう。