一戸建てはどれがいい? 木造とRC造、S造の違いを比べてみよう

そろそろ夢のマイホームを建てよう!「お庭にはウッドデッキ」、「2階にも水場が欲しい」、そんな希望を家族と話し合ったとき、「じゃあ、お家は木造?鉄筋?」。根本的なことだけど、よくわかりませんよね。
今回はそんな木造、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造(S造)の違いと良い点、悪い点を比較して、どれが自分たちの夢のマイホームに最適なのか、考えてみましょう。

 

一戸建ての建築構造は何があるの?

マイホームを検討して一戸建てのチラシなどを見ると、『木造』、『鉄筋コンクリート造(RC造)』、『鉄骨造(てっこつぞう)(S造)』などの種類を見かけることがありますよね。一般的な一戸建ての構造として見られるのはこの3つです。これらの構造は一体何が違って、それぞれそんな特徴なのか、メリット・デメリットと共に見てみましょう。

 

木造一戸建てとは

木造といえば、一戸建てを考えたときに1番イメージしやすい建築構造ですよね。日本に古くから伝わる建築材料である木材を主要な骨組みなどに使用する構造です。軽量で使い勝手が良く、日本の風土に適した材料である木材。自然と調和のとれた温かみのある建築構造になります。

通気性に優れている

木材は夏場に湿気を吸い、冬場は乾燥を抑えてくれる優れもの。日本の高温多湿な四季を有する気候にとても柔軟に対応してくれます。

建築費用を抑えることが出来る

これは鉄筋コンクリート造や鉄骨造と比較した場合となりますが、木造の材料費が1番安価で建築費用を安く抑えることが出来ます。また、購入後のリフォームも木造は自由度が高く、後に増築、改築を考えている場合も木造は優れています。

やすらぎを得られる

木造ならではの木のぬくもり。自然を家庭に取り入れる安心感は木造ならでは。化学物質にアレルギー反応があるご家族の方がいる場合は、とても優しい生活環境を提供出来ます。

遮音性が低い

木造は壁が薄く、気密性が劣るため防音効果が低いデメリットがあります。騒音や振動は隣の部屋へ伝わるだけでなく、集合住宅などの一戸建てでは生活音が外へ漏れることも。

耐久性が低い

鋼材や鉄と比較した場合、木材ですので耐久性は劣ります。また、気象災害による劣化や、シロアリなどの害虫による耐久性も他の構造に比べると弱い点がデメリットです。

火災に弱い

鉄筋コンクリート造や鉄骨造と比較した場合、火災に弱い点もデメリットとしてあげられます。ただし、木は燃えやすいイメージがありますが、表面が炭化するとその後すべて燃え尽きるまではかなり時間があり、『木は燃えやすい』といった一般的なイメージとは少し違います。

 

木造一戸建て(2×4)建築とは

一戸建てのマイホームをチラシで覗くと2×4(ツーバイフォー)という表記を見ることがあります。これは木造の建築工法の1つで家を建てるときの角材サイズが「2インチ×4インチ」であることからそう呼びます。

一般的に私たちがイメージする日本古来の柱や梁(はり)を軸にして組み立てていく木造建築、『木造軸組工法』に対して、ツーバイフォー工法は先ほどの2×4インチの角材と合板を接合して面を作り、壁、床、天井と箱を組み立てていく建築スタイルです。『木造枠組壁工法』と呼びます。

柱と柱を繋ぐ木造工法と違い面で建物を構成しているので、従来の木造工法よりも耐震性、耐風性に優れているのが特徴です。また、面でとらえているので気密性も高く、高断熱。冷暖房効率が高いのは良いですよね。また、従来の木造工法よりも建築過程がシステム化しており、比較的短時間に少ない大工さんの数で建てることが可能です。

高気密、高断熱ゆえにデメリットもあり、外との寒暖差から結露が発生、それが元となりカビが生じやすく、ダニなどの害虫発生の原因にもなりやすいのがデメリットとしてあげられます。また、面で建物を構成しているので、従来の木造工法よりもリフォームにおける自由度は低く、壁を一部抜いてリビングを広くするといった改築には不向きです。

一戸建ての鉄筋コンクリート造(RC造)とは

鉄筋コンクリート造(RC造)とは柱や梁といった建物の主要部分に鉄筋の入ったコンクリートを使う構造です。マンションやビルに主にみられる構造ですが、最近では一般的な一戸建てにも用いられるようになってきています。鉄筋コンクリート造のメリット・デメリットは主に木造と真逆の性質を多く含んでいるのが特徴です。

遮音性に優れている

コンクリートは隙間がなく、壁も厚くとれるので遮音性に優れています。木材ほど振動を伝える力もないため、騒音、振動を遮断することに優れています。

耐久性、耐震性、耐火性に優れている

圧縮力に強いコンクリートと引っ張る力に強い鉄筋を組み合わせる工法であることから、耐久性、耐震性、更には耐火性にも優れている点が特徴としてあげられます。こうしたメリットは住宅の火災保険加入のコストカットにも繋がるのでありがたいですね。

建築の自由度が高い

建物を建てる上で自由度が高い点がメリットとしてあげられます。柱のない大きなリビングや大きな窓、曲線のある壁などを作ることも出来ます。ただし、リフォームとなると簡単に壁に穴をあけたり、増築したりするのは難しく、その点における自由度は低くなります。

機密性が高いことの弊害

気密性に優れているため、反面、結露からカビが発生しやすいデメリットも。高断熱を実現できるがゆえの弊害でもありますね。

コストがかかる

材料費が高価でコストがかかります。木造、ツーバイフォー建築、鉄骨造と比較した場合、1番コストがかかるのが鉄筋コンクリート造です。また木造よりも建物自体が重いため、土壌、立地条件が限られることも建てる上での制約となり、ハイコストに繋がる原因の1つでしょう。この点でも木造との違いが顕著に見られます。

 

一戸建てのS造とは

鉄骨造(S造)とは鉄骨を主要な柱、梁に使用する構造のことをいいます。鉄骨造には重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2つの種類に別けられます。鉄骨造のメリット・デメリットは木造と鉄筋コンクリートのちょうど中間にあるイメージです。

価格と自由度のバランスが良い

建築コストは木造<鉄骨造<鉄筋コンクリート造の順になり、ちょうど中間くらいです。ハイコストではないですが、それでも自由度の利く建築が可能なことは鉄骨造のメリットでしょう。鉄骨で支えているので、壁一面窓にするといったような設計も可能で、間取りも自由が利きます。工場で柱の材料などを作り終えてしまえば、現場では組み立てていく作業がメインとなるので建設するスピードは速く、短い工期で家を建てることが出来ます。

立地によっては選択できない

工場で鉄骨を作成し、現地で組み立てる形を取るので、大型クレーンや大型運搬車が入れない立地環境では建てづらいのがデメリット。また、鉄骨は長時間熱せられることに弱く、耐火性に優れていません。

 

理想にあった構造を選ぼう

木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、それぞれにメリット・デメリットがあります。自分たちで建てたいマイホームをイメージしたとき、どの構造建築が1番理想に近いでしょうか?予算、間取り、土地の広さ、建てる土地の土壌、ご近所の立地環境、さまざまなことをよく加味した上で、自分の理想に1番近い夢のマイホームを実現しましょう。

関連記事

会員登録・ログインはこちら

最新記事

  1. 何か投資を始めたいが、どのような投資を選べばいいかわからないという方もいらっしゃるでしょう。サラリー…
  2. 物件を選ぶ際、「マンションは高いからイヤだ」「アパートは音もれするからイヤだ」といった固定観念で選ん…
  3. 法律とは国民の生活や環境、問題に合わせて少しずつ姿を変えていきます。時間がたつとルールと人の生活が乖…
  4. 株式会社アートアベニューの原田と申します。弊社は首都圏の賃貸物件約6500戸をオーナー様からお預かり…
  5. 将来のために不動産投資をしたいけれども、種銭となるお金がない!なんてことはありませんか? 「2…
ページ上部へ戻る