お風呂掃除で天井やゴムのカビ取りを!簡単・おすすめの手順を紹介
- 2019/2/28
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お風呂の天井やゴムの部分がカビだらけでお悩みではありませんか?
お風呂掃除はなかなか大変そうで、カビの部分をこすってみても取れないから、とあきらめて放置している人も多いでしょう。しかし、簡単にカビ取りができる方法を知れば、きっと自宅のお風呂はきれいによみがえります。今回は、カビ取りが簡単にできるお風呂掃除の手順をご紹介。必要な洗剤や道具も含めて紹介していますので、ぜひご一読ください。
カビができる原因とカビを落とすために必要なこと
普通にお風呂掃除をやってもなかなか取れないカビ。どうやったらきれいになるのか悩ましいですよね。タイルなどのすき間にあるゴムパッキンなど、黒ずんだままだとお風呂場がきれいに見えず、あまり気持ちのいいものではありません。きれいにカビを取って、お風呂掃除を成功させましょう。
お風呂掃除について説明する前に、まずは、しつこいカビができる原因とカビを落とすために必要なことを説明します。
お風呂はカビが成長しやすい場所
カビは菌の一種で、条件が合うとどんどん繁殖します。カビの生育条件は、温度・湿度・栄養・酸素の4つが以下のように整っていることです。
【カビの生育条件】
- 温度:20~30℃
- 湿度:65%以上
- 栄養:皮脂や水垢などの栄養分
- 酸素:通常の酸素があれば十分繁殖できる
お風呂場は、カビにとって適度な湿気があり、温度も高めで栄養分もたっぷり。最高な生育環境です。お風呂場で酸素をなくすことはなかなか難しいので、その他の条件をできる限り取り除いて、カビを取り除くことが、カビ取りの基本となります。そして、これ以上カビが繁殖しないような環境を整えるカビの予防も重要です。
カビを落とす具体的な方法
成長してしまったカビを除去するには、殺菌効果のある洗剤を使うか、あるいは50度以上のお湯をかけると効果的です。確実にカビを取り除いてきれいにしたいなら、まず殺菌効果のある洗剤を使いましょう。
ただ、カビ取り剤はすぐに水分が飛んでしまうものが多いため、カビが死滅する前に乾燥してしまうことも少なくありません。そのため、単にカビ取り用の洗剤を吹き付けるだけでは、なかなかすっきりとしたカビ取り効果得られません。カビ取り剤をいかに乾燥させずにカビに接触させ続けるかが、カビをきれいに除去するコツです。
お風呂のカビを撃退するために必要な道具とカビ取りの基本
まずは、お風呂掃除に必要な道具を揃えましょう。洗剤とお掃除グッズに分けて紹介します。
洗剤と洗剤を定着させるために使えるモノ
カビ取りの洗剤としておすすめする商品と、洗剤を定着させるために使えるモノについて紹介します。
【洗剤:以下のうちいずれかを使う】
- カビハイター(塩素系漂白剤で強力、酸性のものと混ざると有毒ガス発生)
- カビキラー(塩素系漂白剤で強力、酸性のものと混ざると有毒ガス発生)
- ゴムパッキン用カビキラー(なかなか除去できないゴムパッキンのカビに)
- 重曹+酸素系漂白剤(塩素系漂白剤よりも効果は穏やか)
重曹と酸素系漂白剤を使う場合は、1:1の割合で混ぜて少量の水でペースト状にこねた後、カビに対して塗り付けるようにして使います。この場合も、ラップをして乾燥しないようにするとカビ取り効果はアップします。
【洗剤を定着させるために使うグッズ】
- キッチンペーパー:泡状の洗剤を吹き付けた後、パック代わりに使う
- 食品用のラップ:洗剤が乾かないように上から被せる
これらのものを揃えて、洗剤を付けた部分が乾かないように保護するグッズとして、食品用のラップも忘れず準備しましょう。
カビをきれいに落とすためのお風呂掃除グッズ
お風呂掃除グッズも続けて紹介します。新品のものでなくても、家にある使用品をそのまま掃除用として転用すれば問題ありません。
- お風呂掃除用のスポンジ:範囲の広いカビを掃除する際に使う
- ゴム手袋:素手で洗剤に触らないように必要
- 使い古しの歯ブラシ:ゴムパッキンのカビなど細かいところを洗うため
- 雑巾とワイパー:掃除が終わった後の予防に使う
- マスク:塩素系漂白剤を使う場合、間違って吸い込まないように着用
- ゴーグル:天井のカビ対策をするなら目を保護したい
ゴム手袋やマスク、ゴーグルなど、自分の身を守るものは必ず身に付けましょう。特に塩素系漂白剤のカビキラーやカビハイターを使用するときは忘れないでください。
後は、カビの部分を掃除するためのスポンジと歯ブラシ、お風呂掃除を終わらせるときに水分を除去するために必要な雑巾とワイパーがあれば完璧です。
簡単にカビが落とせる!お風呂掃除のおすすめ手順とカビの予防方法
カビ取りとお風呂掃除のおすすめ手順
それでは、カビ取りを中心としたお風呂掃除のおすすめ手順を紹介します。
- ゴーグル、マスク、手袋を着用
- お風呂場に水分が残っている場合は拭き取る
- 天井のカビに対してカビ取り用の洗剤を吹き付ける
- キッチンペーパーでパックする
- ラップで蓋をする
- ゴムパッキンやほかのカビにも3~5と同じ対応をする
- この状態で1時間待つ
- 50度のお湯で洗い流す
- 通常のお風呂掃除をする
- ワイパーであらかた水分を取り除く
- 雑巾で残った水分を拭いてお風呂場を乾燥させる
まず、カビ取りを終わらせましょう。カビ取りの基本は、水分を除去してからカビ取り用の洗剤を吹き付けることです。入浴してから時間が経っていて、乾燥しているお風呂場ならすぐに対処可能です。
入浴直後で濡れている場合は、一度ワイパーで水分を除去し、雑巾で残りの水分を拭くという作業が追加になります。水分の除去が面倒だと感じる場合は、お風呂場が乾燥しているタイミングで掃除を始めましょう。
カビ取り作業は、洗剤をかけた部分にキッチンペーパーでラップをし、続けてラップで蓋をして進めます。15~30分待つようにと書いてある洗剤もありますが、1時間程度そのままにしておけば、かなりしっかりと薬剤がカビに届きます。
時間が経過したら、ラップなどを取り除いて順番にスポンジや歯ブラシでカビの部分をこすりましょう。天井な壁面などの広い範囲はスポンジで、ゴムパッキンやすみっこなどのピンポイントな部分は歯ブラシがおすすめです。あまり強くこすらず、優しくカビを取り除き、壁面などに傷をつけないようにしてくださいね。
カビが取れたら、次にこれ以上カビが繁殖しないよう、カビが死滅する50度のお湯を、カビの生えていたところを中心にしっかりかけましょう。
ここまででカビ対策が終了したら、通常のお風呂掃除を続けてください。そして、掃除が終わった後、ワイパーで風呂場の水分を取り除いていきます。最後に雑巾で拭いて仕上げ、風呂場に水分を残さないようにしましょう。
カビの予防方法
カビ取りとお風呂掃除の手順で、最後にカビの生えていた場所に50度のお湯を当て、その後水分を完全に取り除いて掃除を終了していましたね。これがカビをこれ以上増やさないための予防方法です。
カビは、乾燥と50度以上の温度に弱いため、これからも適当なタイミングでカビの予防方法を繰り返し大なっていくことで、カビに悩まされる人は少なくなるでしょう。
また、お風呂場のカビ取りを済ませたら、カビに餌を与えないためにお風呂掃除自体もセットで行ってください。人間の皮脂や髪の毛は、カビにとって絶好の餌です。
お風呂掃除の手順
上記手順の9番目「通常のお風呂掃除をする」という部分ですが、簡単でおすすめの手順は以下の通りです。
- 掃除する場所(浴槽、洗い場、エプロン、天井を含む壁)をお湯で濡らす
- 中性洗剤(バスマジックリンなど)をスポンジに付けて順番に洗っていく
- 水垢と石けんカスは、酸性洗剤をかけて除去する(軽度な場合はクエン酸でもOK)
- 最後に水を流す
中性洗剤で全体を洗っていくところは、範囲が広いので少しハードかもしれません。根気よく順番に進めていきましょう。
中性洗剤を使ってもなかなか汚れが取れない水垢と石けんカスは、酸性洗剤が力を発揮します。軽度の場合は、クエン酸でも構いません。カビ取り用の洗剤はお風呂掃除の前にきれいに流しているはずですが、酸性洗剤を使うときは、換気をしっかりして有毒ガスを吸い込まないように気を付けてください。カビ取りできれいになっているので、残りの皮脂汚れや水垢、石けんカスがきれいになれば、お風呂場はとてもきれいな状態に戻りますよ。
まとめ
カビ取りを中心としたお風呂掃除のおすすめ手順について紹介しました。カビ取りの基本は、カビの生えている部分をいったん乾燥させて、その上にカビ取り用の洗剤を吹き付けてキッチンペーパー・ラップで薬剤の浸透を助けることが重要です。1時間ほど間を置けば、かなり頑固なカビもきれいに除去できます。
カビ取り用洗剤は酸素系の漂白剤と混ざると有毒ガスが出てしまうので、カビ取り作業が終わったらいったんお風呂場をきれいに流してください。カビ取り用の洗剤を洗い流してからお風呂場の掃除を始めるようにすると、有毒ガスが発生する可能性が低くなります。
カビ取りを確実にしつつ、安全にお風呂掃除を進めてピカピカな状態を取り戻してくださいね。