賃貸物件のちょっと変わった条件をご紹介!楽器可、ペット可など

  • 2019/5/23
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賃貸のお部屋を探すとき、自分の趣味などこだわりたい人向けの条件があります。楽器のように音が出るものもOKの物件や、ペット飼育可能な条件などがその一例です。今回は、賃貸物件における、ちょっと変わった個性的な条件と、その条件を選ぶ場合に確認しておきたいいポイントについて解説します。

 

自分の趣味を存分に楽しめる条件3つ

立て替えとリフォームですが、費用面ではどれぐらいの差があるのかをまずは確認しておきましょう。

音楽が趣味の人必見!「楽器可」「声楽可」の物件を選ぶポイント

通常、賃貸物件は防音性能が良くない場合が多く、楽器演奏や歌を歌うなど大きな声を出すことはできないのがほとんどです。

しかし、音楽を楽しみたい人のために、防音性能を上げるなどの対策を講じ、「楽器可」「声楽可」という条件を売りにしている物件も少数ながら存在します。特に、音楽系の大学や専門学校がある場所の近くは、音楽の演奏をする学生が多く集まるため、「楽器可」「声楽可」という条件の物件が比較的集まっているエリアです。

音楽関連の条件を考える場合、確認しておくべきポイントは以下の通りです。

  • 許されている楽器は何か
  • 演奏していい時間帯
  • 払っていける家賃かどうか

楽器が可能とはいっても、すべての楽器が許されているとは限りません。自分が演奏する楽器が可能なのかどうかは必ず確認しておきたいポイントです。また、「楽器可」とはいえ、防音加工には差があります。そのため、24時間演奏可能という場合はあまり多くありません。演奏可能な時間帯はどうなっているか、その時間帯が自分の生活リズムに適しているかどうかも確認しましょう。

また、防音性能を高めるとどうしても設備投資が必要となるため、家賃がどうしても高額になります。自分が毎月払っていける家賃かどうかも、じっくり検討してください。

DIYが趣味の人は「DIY可」物件をチェック

賃貸物件は、基本的にリフォームやリノベーションができません。DIYが好きな人にとって、賃貸物件での暮らしは自分の趣味が生かせないという残念さがあるでしょう。

近年は、自由にDIYができて、原状回復も不要という賃貸物件が増えてきています。大手の賃貸物件検索サイトでも「DIY可」という条件で検索できるところも。まだ都市の一部のみの物件で数は多くありませんが、要チェックの条件です。

DIY可の物件では、以下のポイントをチェックしましょう。

  • どの範囲までのDIYが可能か
  • 原状回復が必要かどうか
  • 費用は借主と貸主どちらが負担するか

どこまでの模様替えが可能で、退去する際に原状回復が必要かどうかは認識の違いが生じないようにしっかり確認しておく必要があります。また、リフォーム費用は、自分でDIYをした借主が負担するのが普通ですが。こちらも認識に齟齬がないように双方で条件を確認してください。

DIY可物件では、自分の思い通りに内装などを改装できるため、借主は長期間住み続けたいと考えるのが通常です。しかしDIY可となっている物件は築年数が古いものが多く、貸主が急に建物を取り壊して新しい建物にしたいと言い出すかもしれません。DIY可の物件でも、しばらく取り壊しや建て直しなどの計画がないかについても、確認しておきましょう。

ガーデニングや家庭菜園を楽しみたいなら「庭付き」に

ガーデニングや家庭菜園で植物と土に触れていたいと考えている人は、専用庭の付いている物件を探しましょう。マンションやアパートの1階や貸家などに専用庭付き物件は多く見つかります。ベランダでガーデニングを楽しめなくもありませんが、やはり庭があるとガーデニングできる範囲は広がります。

専用庭があると、庭での食事や子どもを遊ばせられるスペースを作れるという点も魅力です。ただ、防犯上の注意や上層階からの洗濯物などの落下など、1階に位置するお部屋特有に苦労もあることを心得ておきましょう

専用庭付きの物件を選ぶ際のチェックポイントは、高い塀などの防犯策はしっかりしているかという点と、日当たりが悪くなるようなマンションが将来建設される可能性がないかどうかという点です。

 

ライフスタイルに関連する条件2つ

ここでは、賃貸物件に関する条件のうち、自分のライフスタイルに影響するものを2つ紹介します。

  • ペット可
  • SOHO可

この2つの条件について、さらに詳しく見ていきましょう。

ペット可の場合は飼える種類や頭数を忘れず確認

動物好きの人にとって、ペットとの暮らしは人生に潤いを感じ、家族同様に暮らしたいと考えるものです。賃貸物件でペットを飼いたい場合は、「ペット可」という条件の付いている部屋を借りましょう。「ペット可」と書いてあるとどんなペットでも飼えると考える人もいるかもしれません。しかし、ひと口に「ペット可」と言ってもその内容は千差万別です。自分が飼いたい種類のペットがその物件では飼育可能なのかどうかは、事前に必ず確認しましょう

多くの場合、ペット可で許されている種類は小型犬です。中型犬・大型犬や猫は、物件により対応がかなり違います。特に猫の場合、爪とぎの問題があるためNGという物件は少なくありません。また、頭数はほとんどの場合1~2頭までです。多頭飼いをしたくても許されていない場合が大半ですので注意しましょう。

ペットを飼うことを前提とした場合、近隣の環境チェックも重要です。近くに動物病院があるかどうか、犬の場合は、散歩に適した場所があるどうか、ドッグラン・足洗い場などの設備があるかどうかも確認・比較しましょう。

また、住み始める前に、ペット飼育の規約やマナーも確認してください。ペット飼育している人専用の物件以外は、ペットを飼っていない人も入居しています。ペットを飼っていても迷惑にならないよう、無駄吠えしないようなしつけや、廊下やベランダなどの共用部分でペットにトイレをさせないこと(悪臭の原因になるため)など、マナーを守って入居者全員が気持ち良く過ごせるような行動を心がけましょう。

SOHO用として借りたい場合はSOHO可の物件を

近年は、働き方改革が叫ばれ、フリーランスとして自宅で仕事をする人も増えています。SOHO専用として、賃貸物件を借りたい、という方もいるでしょう。そのような場合は、「SOHO可」という条件の書かれている物件を選ぶか、借りる前にひと言貸主側に相談してください

居住用として借り、生活の拠点となっていれば、普通の居住用物件を借りてそこで仕事をすることもできます。ただし、不特定多数の人が出入りするような仕事は、その物件全体の平穏さを乱すので、居住用の賃貸物件ではほぼ許可は下りないと考えてください。

在宅ワークのように、ITエンジニアやWebライティングなど、パソコンを使ってネットワーク越しにやり取りする仕事で来客がない場合は、近隣の住民に迷惑をかけません。この場合は、普通に住んでいるのと変わらないため、貸主側としても問題ないと判断されるでしょう

居住用としては使わずすべてを事務所として使う場合は、事務所用として登記された物件を借りれば問題ありません。ただし、家賃に消費税もプラスして払う必要があり、初期費用も居住用に比べると高額になります。そこまでお金をかけて採算が取れるかどうかをよく検討しましょう。

 

設備面での条件(ルーフバルコニーやロフト付きなど)

賃貸物件のちょっと変わった条件としては、設備や間取りなどがあります。例えば、ロフト付きやルーフバルコニーなどはその一例です。ロフトがあると収納力がアップするほか、子ども部屋として使うこともできます。ルーフバルコニーは、洗濯物を広く干せたり、テラス席を設けて屋外での食事を楽しんだりといったレジャー的な楽しみ方ができる設備です。

ルーフバルコニーでバーベキュー、と考える人がいるかもしれませんが、多くの場合火気厳禁ですので、火を使う料理は、あくまでも家の中で済ませる必要があります。また、ルーフバルコニーの階下は通常のお部屋なので、あまり激しく暴れると迷惑になることもあることにも注意してください。これらの点さえ注意すれば、ルーフバルコニーは毎日の生活を楽しくできる場所として活用できます。

高齢者がいる家庭は、バリアフリーもチェックしたい設備です。和室とリビングの間や玄関の段差をなくしたり、必要な部分に手すりがついていたりすると、高齢者の生活が格段に快適になります。バリアフリー物件のチェックポイントは以下の通りです。

  • 各部屋の段差ができる限り少ないこと
  • 車いすでも通れる広さの間口になっていること
  • 開き戸よりも引き戸になっている方が車いすのままで開閉しやすい
  • 浴室など危険な場所に手すりがあること
  • 浴室やトイレにヒートショック防止の配慮があるか

これらのチェックポイントを確認しながら、その他の条件と合わせて物件の比較をしましょう。

 

まとめ 

賃貸物件のちょっと変わった条件について、それぞれの注目ポイントや注意事項について紹介しました。賃貸物件は、いろいろと制約がありますが、探せば自分の望む生活や趣味などが可能な物件もあります。同じ条件を提示していても、物件ごとにその内容や可能なこと・不可能なことが大きく違いますので、お部屋探しの際は、複数の物件を比較して検討するようにしましょう。引っ越した後の生活が楽しくなるよう、しっかりチェックして自分にぴったりのお部屋を見つけてくださいね。

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