賃貸物件を借りるときの「内見」で見落とされがちな15のチェックポイント

賃貸住宅を探すとき、必ずやるのが「内見」。何の準備をしないまま不動産屋さんに連れて行かれ、なんとなく物件を見てそこそこ気に入り、そのまま契約。実際に住み始めてから後悔する・・・などという経験がある人も決して少なくないはず。
そこで今回は、内見のときに見落としがちなポイントをまとめてみました。ぜひ、参考にしてください!

 

内見とは? コツを知っている人は意外に少ない!

賃貸契約をしたことがある人ならば、必ずしたことがあるはずの内見ですが、「何を見るべきか?」なんて言うことは、意外に教わったことないですよね。
それなら、みなさんは何を基準に、どういったところを見ているのでしょうか?

あなたが初めての一人暮らしをする物件だった場合、または、初めての賃貸契約の場合、きっと何も分からずに見てしまうのではないでしょうか?
そして、感覚だけで「この家、いいかも」と思って契約してしまうかもしれません。中には、「お母さんと一緒だから大丈夫」なんて言う人もいるのですが、その頼みの綱のお母さんは、賃貸住宅に住んだことありますか?
それって最近?
実家が持ち家であれば、何十年もの間、お母さんは賃貸物件を見たことがないはずですよね。いや、もしかしたら、生まれた時から持ち家だったり、社宅だったりすれば、一度も賃貸住宅に住んだことがないなんてこともありえるのです。ここは、事前の準備をしっかりして望まなければいけませんよね。

内見とは、まさに「物件の内部を見る」こと。不動産屋の営業担当者と一緒に物件に足を運び、内部を見る・・・のですが、このとき見るのは内部だけじゃないんです!

例えば、湿気が多かったとか、ご近所トラブルに巻き込まれた、駅からの道が暗い、くさいなど、ちゃんと見れば事前に把握できたことも多いもの。少なくとも2年、気に入れば10年、20年と住む可能性もある家ですから、できる限りの項目を事前にチェックして、お気に入りの物件を探し当てましょう。

 

内見の機会は、意外に早く訪れる

賃貸で家を借りるとき、多くの人は不動産屋を訪ねます。中には、インターネットで物件をチェックしているという人もいるでしょうが、ネットだけで契約まで行く人はいないはず。どこかのタイミングで、実際に不動産屋に行くことになります。すると意外とすぐに、「じゃあ、見に行きましょうか」と言われてしまい、なんとなく流れで内見をしてしまったという人も多いのです。

しかも、なんとなく良さげな物件の場合、「すぐに契約しないと他の人に決まっちゃうかも」なんて不動産の営業に言われたりして、なぜか焦って契約・・・となってしまいます。

そうならないためには、事前の準備と心構えが大切。時間をかけたことで、お気に入りの物件が他の人に決まってしまっても、「それは縁がなかったってことだ」と考えるぐらいの余裕をもって内見するくらいがちょうどいいのかもしれません。

 

内見のポイント

ではここから、内見のポイントを紹介しましょう。「間取りをチェックする」などの当然なことは書きません。多くの人が見落とし、さらに後悔しがちなポイントに絞って紹介していきますね。

 

ポイント1 駅からは必ず歩く

不動産屋に行くと、多くの場合、車で物件を見に行きます。これは効率よく物件を見て回るのに欠かせないことなのですが、実際の通勤・通学に電車を使うという人は、必ず駅から歩いてみてください。駅からの道のりも重要ですが、そこに飲食店があるのか、買い物をする場所があるのかは非常に重要です。また、街灯が少ない場所があったり、怪しい家があったりと、実際に歩いてみないと分からないことはたくさんあります。

私の知り合いは、どうしても行くことができず、Google Mapでチェックして契約した「駅から徒歩10分」という物件を1年で解約しています。なんでも、軽いと思っていた坂道が思いのほか急勾配だったというもの。さらに、途中に暗い場所があり、怖いので早歩き。
「仕事で疲れた足で、坂道を早歩きするのはきつすぎた」とのことでした。こうゆう
悲劇に見舞われないためにも、なんとか時間を作って実際に歩いてみてくださいね。可能であれば、飲み屋がオープンして街灯が必要となる時間をオススメします。

 

ポイント2 ポストの周りとゴミ収集場所の状態をチェック

内見にいって、最初にチェックすべきは外見です。「内見じゃないのね・・・」という感じですが、これはとっても大事!
いくら都会で、近所との交流がない場合でも、マンション全体のマナーがなってないとか、時間問わず大騒ぎ・・・なんてことになったら、異常なまでのストレスを感じることになります。そこで、事前に入居者の民度を知る手段として、ポストとその周辺をチェックすることをオススメします。もちろん、マンションのエントランスがカッコイイとか、そういいたことは関係ありません。例えば、ポストの周りにチラシがそのまま放置されていれば、入居者のマナーがなっていない上に、管理もされていないということになります。

そういったところは、大抵ゴミ置き場も乱雑。ゴミ置き場なんて、管理をしなければどんどん汚くなり、あっという間に悪臭地獄に陥ります。そうなると、浮浪者が紛れ込んだりもするので要注意。きちんと管理されたゴミ捨て場であれば、入居者もゴミの出し方が自然とキレイにだすようになるので、必ずチェックしてください。

また、自転車の置き場もチェックしたい箇所のひとつ。全く並んでおらずグチャグチャと入っていると、出し入れがしにくいのはもちろん、他の人のことは考えない人たちが多いと言うことの現れでもあります。

 

ポイント3 見せかけだけのオートロックに注意

女性の場合、オートロックにこだわる人って多いですよね。玄関エントランスは非常に厳重に管理されていて、一安心・・・と思っても、実は大きな落とし穴があることがあります。

それはゴミ収集場所や裏の通用門。ゴミ収集所は、ゴミを回収する人が自由に出入りできるようになっています。入居者はそこにゴミを出しに行くわけですが、そこに通じる通用門が開きっぱなしのところって、結構あるんです。鍵付きのドアがあっても、締めないのが習慣化されているマンションもありますから、必ずチェックしてくださいね。本気でヤバイ人は玄関から堂々と入ってくるかもしれませんが、ちょっとヤバイ人は裏口から入りますよね。オートロックのマンションって、住んでる人はなぜだか安心してしまうので、かえってヤバイ・・・となることもあるんです。

また、宅配便の配達員がオートロック解除の暗証番号を知っていたりもします。何年も変更していないってこともあるんです。ちなみに、私が以前住んでいたマンションは、部屋番号を打つところに暗証番号が書かれた紙が貼ってありました。最高に意味のないオートロックでした。とほほ・・・

 

ポイント4 収納はあればいいというものではない

さて、ここからが本当の「内見」ですね(笑

誰でも、お部屋の広さなどは見ると思いますし、不動産屋の営業担当者がオススメポイントを話してくれると思いますので、それは「ふむふむ」と聞いておきましょう。でも、自分でチェックするべきはそこではありません!
それをまとめていきますね。

まずは、収納です。収納スペースは、イコール生活スペースの広さに影響します。最近はミニマリストが流行っていますが、一生そのままとも限りません。暮らしているうちにどんどんと荷物は増えていくという前提で、収納スペースをチェックしましょう。また、収納スペースの場所も重要なチェック項目。やたら高いところにばかり収納スペースがあると、脚立購入→その置き場がない・・・なんてことになるので、「高さ」にもこだわってみてください。

 

ポイント5 騒音を気にしない人ほど壁の厚さをチェック

内見した時間に、お隣さんが不在であればなかなかチェックしづらいのですが、これは必ずチェックしたいことのひとつです。不動産屋さんに聞いてみるというのも一つですが、「鉄筋なので大丈夫ですよー」なんて言われるのが落ちかもしれません。壁に耳を当てて、物音が聞こえるかくらいはチェックしてみてください。

また、「自分は別に、騒音とか気にしない」という人こそ要注意!!
騒音を気に市内という人は自分が発する音も無頓着なことが多く、周りの人からクレームがくることがあるんです。ご近所トラブルほど辛いものはありません。肩身の狭い思いをしたくないなら、やはりチェックは入念に。

 

ポイント6 湿気とは戦うな!

湿気って本当に厄介で、何を使っても湿気がクリアすることはありません。乾燥したところにしか住んだことのない人には信じられないかもしれませんが、春に布団をしまって、次の冬になって出してみたら「カビ臭ッ!」なんてこともあります。洋服も布団もそんな感じになってしまうので、湿気をクリアしようとは考えず、湿気のないところに住むようにしてください。

チェック方法は、壁や天井、押し入れの中に染みがないこと。リフォームしてある場合、窓のそばもチェックしてみてください。窓は家の中で、最も湿気やすい場所。しかも、木材が使用されていることが多いので、湿気の影響を受けやすいのです。キレイに塗装がしてあっても、木材部分がボコボコしていたりするときは湿気が多い可能性があります。

 

ポイント7 お風呂の換気も要チェック

さらに、室内からの湿気と言えば、お風呂。この換気についてもチェックしたいところ。どんなに乾燥したところでも、お風呂の湿気は家中に広がってしまうのでは不十分です。ファンが十分に機能するのかは、ぜひチェックしてください。浴室が洗濯干し場になるくらいの機能があれば問題はないでしょう。

 

ポイント8 トイレは流して水圧をチェック

トイレと言っても、どんなトイレか? ウォシュレットがついてるか?を見るわけではありません。重要なのは水圧です。必ず一度、流してみてください。水圧が低いと、大きなうん○をした時に流れません。「私は大丈夫」なんて考えている人も、友人や恋人が大きなうん○をする人かもしれません。ですので、とりあえず調べておくに超したことはありません。

ただし、水道が止めてある物件もあるので、不動産屋さんに一度確認をしてからにしてくださいね。私は必ずチェックしていますが、渋る人には「トイレに行きたいんですけど、使っていいですか?」と聞いたりしています。そうすると、「いいですよ」なんて言われることもあったりします。

 

ポイント9 家具が入るかどうか?ドアは全開するかどうかも調べる

このチェック方法には意外な落とし穴がありますので、徹底的にチェックをしたい部分ですね。新しい家具を買って、入らないと悲惨です。

一番チェックすべきなのは玄関。ここで引っかかるのは、どれだけ開くか?です。意外にフルに開かず、結局家具が入らないということもありますので、全開になるかどうかもチェックしてください。そして、ドアノブや蝶番部分の出っ張りなども計ります。このために、メジャーは必ず持参してくださいね。

後は、家の中に入ってからの導線の確認も忘れずに。玄関から入れられても、置きたい場所にたどり着けないケースもあります。例えば、曲がり角があったりして。こういったことも要チェックです。

 

ポイント10 2010年よりも古いエアコンは電気代が高い

最近は、エアコン完備の部屋が増えてますよね。きちんと動作するかということだけでなく、製造年代などもチェックしてください。あまり古いものだと、非常に高い電気代がかかってしまいます。目安は2010年。それ以前のものの場合、電気代が2倍かかるなんていうケースもあります。また、聞いたこともないようなメーカーのものでも同じようなことがあるので、スマホを使って要チェックですね。

 

ポイント11 古い物件はコンセントが少ない。テレビ端子やLANの位置もチェック

賃貸物件の中には、コンセントが異常に少ないものがあります。ワンルームの場合、一箇所しかないこともあるのでチェックしておいてください。タコ足配線は危険ですので、できるだけ避けるようにします。同時に、必要なアンペア数があることもチェック。アンペア変更には大家さんの許可が必要なケースや費用が必要なケースもあります。

また、テレビ端子の場所やLANの場所によって家具を好きに配置できないこともあります。「なぜ、ここに?」という、まったく理解不能なケースもあるので、十分チェックしてみてくださいね。

 

ポイント12 ベランダは広さよりも、干せるかどうか

最近はおしゃれなマンションも増えましたが、洗濯物を干す場所を指定していることがあります。ベランダの手すりよりも下にしか干せないのが典型的な例。そうなると、長いものは干せなくなります。こうなると、家の中に干すことになりますが、これと言ったスペースがなかったりもするので、事前にシミュレーションしたいものです。

また、布団を干しちゃいけないところも多くあります。お日様を浴びたフカフカのお布団が好きな人は、干せる場所を選ぶようにしてくださいね。

 

ポイント13 自炊するなら、キッチン周りは入念に

これは調理をするかしないかにもよりますよね。コンロではお湯を沸かすだけ。あとはレンジがあればいいという人は気にしなくてよいのかもしれませんが、自炊派の人は入念にチェックしてください。特に、コンロが一口しかないというのは、結構悲劇的です。また、電化製品も電力が必要です。キッチン周りにコンセントがあることもチェックしてください。

さらに、レンジフードは一度つけてみて、十分に吸い込むかも見てみます。ワンルームで魚を焼いたら、持ち物がすべて魚くさくなる・・・なるなんてことになったら悲惨です。

また、意外に落とし穴になるのが冷蔵庫置き場。上にハリや戸棚があって、十分な高さが確保できないところもありますので、「微妙だな」と思ったら必ず測るようにしてください。

 

ポイント14 洗濯機置場はサイズと場所をチェックする

洗濯機置き場は、室内か室外かによって選ぶ洗濯機も変わるでしょう。最近は、室内にしかおけないタイプの洗濯機が増えているのでチェックしましょう。また、洗濯機置き場が小さくて大型の洗濯機は置けなかったり、そもそも洗濯機置き場がなく、排水を風呂場に流すしかないケースもあります。また、お風呂の残り湯を使いたいのに遠く離れているということもあるので、動線もしっかりとチェックしてみてください。

 

ポイント15 前の人の退去理由をしっかり聞いてみてる

これを聞かない人って結構多いようですが、必ず聞いてください。事故物件は告知義務がありますが、それ以外でも住みにくい理由はたくさんあります。近所にクレーマーがいたり、夜になると虫がたくさん集まってきたり、何だか居心地が悪い物件というのもあります。大家さんが合鍵を使って、勝手に家に入ってきたなんてこともあります。前に住んでいた人の退去理由や住んでいた期間を聞くことって、とっても重要です!

 

いかがでしたか?
内見では、意外に見ることがたくさんありますよね。決して、勢いだけで行って判断できるものではありません。大切なのは準備。そして気合い(笑
そこから何年か住む家なのですから、しっかりチェックして納得のできる家を探しすようにしてくださいね。

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