コロナの裏で、日本の不動産投資が盛り上がっていた!世界が認めた日本の安定感とは

  • 2020/10/24
  • コロナの裏で、日本の不動産投資が盛り上がっていた!世界が認めた日本の安定感とは はコメントを受け付けていません

今、世界中の投資家が注目している不動産市場はどこだかご存じでしょうか?
それは日本。中でも東京が一人勝ちとも言える快進撃だそうで、ただただ驚いています。

今回は、その内容を探ってみます。

コロナ禍で暗い話題しかなかった日本

日本の不動産市場が世界中に注目されているなんて、にわかには信じられないですよね。私も信じられません。暗い話題しかありませんし。

今まで話題として挙がっていたのは、例えば以下のような記事。

8/17に公表予定の2020年4-6月期の実質GDPは前期比▲8.1%と3四半期連続のマイナス成長になったと推計される 。住宅市場は営業活動自粛などを背景に一段と減速している。2020年4-6月期の新設住宅着工戸数は前年同期比▲12.7%減少、首都圏のマンション新規発売戸数は▲55.5%減少、中古マンションの成約件数は▲33.6%減少した。これまで上昇基調にあった地価は転換期を迎えており、今後の公表データを注視する必要がある。

引用:新型コロナで住宅市場は更に減速、ホテル・商業は厳しさを増す-不動産クォータリー・レビュー2020年第2四半期

暗い内容しかないんですよね「これまで上昇基調にあった地価は転換期を迎えた」とか言われると、マジつらい。

実に個人的な、かつド素人な発言になりますが、この記事を見るまで、日本の不動産市場は厳しい時期だと信じて疑いませんでした。需要が急減しているのは深く考えなくても分かるわけで、むしろ、「失われた20年が再び来たらどうしよう」くらいに思っていたわけです。

日本が一人勝ちだった世界の不動産投資市場

そんな中、突然降ってわいたような明るい話題に、こころは踊りますよね。
まずは、日本がどれくらい注目されているのかを見ていきましょう。

JLL日本 リサーチ事業部の調査では日本の不動産投資市場は2020年上半期(1月-6月)の不動産投資額は2.6兆円、対前年同期比では6%増と、コロナ禍にも関わらず異例の「健闘」を見せたためだ。加えて、国別の投資額では日本が世界3位に浮上。第1四半期に決算を迎える国内企業が不動産取引を牽引するといったお家事情があるものの、世界の不動産投資市場における日本のプレゼンスが急激に上昇しているのは、まぎれもない事実だ。

引用:コロナ禍で再評価される日本の不動産投資市場:レジデンシャルと物流施設が牽引

ちなみにこの期間、世界全体の不動産投資額はと言えば、対前年同期比29%減ということで、新型コロナウイルスの影響を受けまくりです。じゃぁ、アジア地域がすごく伸びたんじゃないの?と考えますよね。コロナウイルスは東アジアではあまり広がってませんし。

とことが、地域別で見ても、やっぱり日本はすごいんですよね。

さらに地域別にみると南北アメリカ地域では37%減、EMEA(欧州・アフリカ・中東)地域では13%減、そして日本を含めたアジア太平洋地域では32%減といずれも2桁減となった。対前年同期比ベースで投資額が増加した日本は異彩を放っているのだ。

引用:コロナ禍で再評価される日本の不動産投資市場:レジデンシャルと物流施設が牽引

この記事では「異彩を放っている」と書かれていますが、まさに異彩!
もはや異常レベルです。

しかも、都市別投資額では東京が初の1位になっています。しかも、ダントツ!!

これまでの不動産の上昇基調はオリンピックまでと言われていたわけで、1年延期になったとはいえ現実的には極めて不透明。開催されたとしても無観客になる可能性もあり、延期されたオリンピックが明るい材料にはなりません。そんなときにこのニュースをみれば、当然、心躍りますよね。

世界の投資家が日本に戻ってきた

ところで、日本の不動産投資市場は国内投資家が多く、海外投資家は極めて少なかったはず。日本はGDPがでかいとは言え、経済成長率はかなり低めなわけで、世界の投資家にとっての魅力はあまりなく、日本市場は蚊帳の外感もあったような気がします。

しかし、2020年第3四半期は投資額全体のほぼ6割が海外投資家による投資だそうで、今回は海外投資家が支えてくれたわけですね。

たしか、海外投資家の皆さんは、リーマン・ショック以降の世界金融危機で、日本からこぞって撤退していったはず。おかえりなさい!

私の記憶が正しければ、国土交通省が数年前に出した資料で、「2020年に海外投資家に投資してもらえる日本にしよう」的なことを言っていたはず(資料がでてこないので、タダの記憶で申し訳ない)。期せずして、目標達成したわけですね。

では、なぜ日本の戻ってきたのかと言う話ですが、前出の記事によれば、以下が要因とのこと。

  1. 投資市場の安定性
  2.  高利回り
  3.  豊富な不動産ストック

高利回りなの?と思いますが、笑

日本円にも共通する、不動の”安定感”

今回のことで、日本の不動産を「セーフヘイブン」と呼んでいたのが印象的です。セーフヘイブンとは、なんとも日本ぽいというか、何というか、、、

これって、日本円が「安全通貨」とか「逃避通貨」と呼ばれるのに共通します。日本円って、国際情勢が荒れだして不安感がでてくると買われだし、円高になりますよね。

たとえば、日本にとっては戦後最大の有事となった東日本大震災でしたが、この頃の世界の有事は北朝鮮問題。その結果、震災当初85円ほどで推移していたドル円レートが、7月には79円台になり、10月末には75円となったわけです。

世界中の人が、「PRAY FOR JAPAN」と祈りを捧げるほどの大災害の裏で、それでも安全通貨の地位が微動だにしないどころか、ますます加速した日本円って、どんな存在なんだか…と思います。そして、円高過ぎるのはきついから、マジやめて!

ご存じの通り、日本って世界トップクラスの借金大国なんですよね。債権残高の対GDP比は、余裕で200%を超えています。ニュースや書籍では、やたら「やばい」とあおられますけど、これって円が安全通貨と言われるのと矛盾してますよね。

その理由はいくつかあって、対外純資産残高がダントツで高いこととかが代表的な理由のようですけど、結局どこをどう切り取るかということ。

話がそれてますけど、有事ともいえる今回のコロナショックで、いろいろな要因から日本の不動産が海外投資家に注目されたのはすばらしいこと。なんだかんだ言って、これからの日本不動産は堅調にいけるのだと確信しました。むしろ、バブルを警戒しなければならないくなるかも。

とにかく、何百億円も使うような大きな投資は夢のまた夢ですが、そのおこぼれをもらうくらいの可能性は十分あるわけで、日本の夜明けは近い!!

原田園子

原田園子ディレクター

投稿者プロフィール

「不動産の学校」のディレクター兼ライター。
住宅メーカーや不動産業者をクライアントに持っています。
不動産関連の取材実績も多数あり。
不動産投資から日々の暮らし記事まで、幅広く担当します。

この著者の最新の記事

関連記事

会員登録・ログインはこちら

最新記事

  1. 住まいを温める暖房器具は定番のエアコンからファンヒーター、オイルヒーター、ストーブとその種類は豊富で…
  2. 今回の新型コロナウイルスは世界中にさまざまな影響を及ぼしました。その一つが家賃。大型都市の一部で家賃…
  3. 世の中にさまざまな変化を起こさせた新型コロナウイルス。不動産環境にもいろいろな変化を見せています。た…
  4. アートアベニューの伊藤と申します。弊社は首都圏の賃貸物件約6800戸をオーナー様からお預かりし、不動…
  5. こんにちは、ふりーパパです。 ニュージーランドの中央銀行が、史上最低金利に下げられてから、住宅…
ページ上部へ戻る