最高級木造建築がブーム。自由なデザインと古来の素材でセレブ気分に浸る家
- 2021/4/22
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世界経済はK字型と呼ばれる状態になっているらしく、日本も今後はK字型になるそうです。K字とは、急回復するV字と低迷した状態が続くL字の複合だそうで、無理矢理ポジティブに考えるなら、V字回復する部分があってよかったです。
実際、私たちの生活レベルも二極化していて、いろいろな部分に格差が出ています。例えばすまいとか。
一戸建てにしても、「とにかく低価格な家が欲しい」という層があるかと思えば、「新しい高級一戸建てが欲しい」と考える層もあり、人生の悲哀を感じます、笑
そんな一戸建てですが、最近は「最高級木造建築」なるものがちょっとしたブームになりつつあるようです。ということで今回は、この最高級木造建築を探ってみたいと思います。
日本の木造住宅着工率は58%
日本の一戸建てで、最も多いのは木造建築です。
国土交通省が発表している住宅着工統計によれば、令和元年の新築戸建ての木造率は58.1%。平成の中盤頃はを50%を切ることもあったのですが、平成21年にぐんと回復し、近年は微増を続けています。
これには木造建築の素材となる木の技術開発が進んでいることも要因のひとつでしょう。以前、当メディアで紹介しましたが、最近は木造マンションも建築可能なほど丈夫で燃えにくい気が開発されています。
→木造の中高層マンションが都会の風景を変え、日本の林業を救う
さてこうなると、新しい発想の木造の家が出てきます。その一つが高級な木造戸建てというジャンル。一昔前はRC造の方が高級だったのに、その常識が覆される日も近い・・・かもしれません。
高級木造住宅
では、高級木造住宅とはどんなものでしょうか?
三菱地所ホーム「ROBRA」
その代表例は、三菱地所ホームが建てる「ROBRA」でしょう。独自に開発した「Flat Mass Timber構法」により、木造建築のよさを最大限に活かし、自由度の高いハイセンスな家の建築を可能にしています。
三菱地所サイトより
「Flat Mass Timber構法」は特許取得の独自技術で、木材に鉄骨部材を掛け合わせることで、木材の良さを最大限に引き出しつつ丈夫さを両立させるという、なんともハイレベルな技術です。
何よりも、これまでのRC造にはないナチュラルでありかがら先進的という、まさに独創的な建物を可能にしたところがすばらしいのかもしれません。
サイトから写真をお借りしますが、惚れ惚れするほどの自由度の高さ!!
ダイワハウス「プレミアムグランウッド」
ダイワハウスにも高級木造住宅のプランがあります。その名も「プレミアムグランウッド」。
東京プロジェクトと福岡プロジェクトの2つがあり、「プレミアムグランウッド世田谷・等々力の家」は、木の良さや価値を再発見させる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する「ウッドデザイン賞2018(ハートフルデザイン部門)」を受賞しています。
「日本美」をコンセプトにつくられた家は美しく機能的で、樹齢200年の吉野杉から5%しか取れないといわれる赤柾目木材を使用するなど、まさに最高級木造建築にふさわしい家ですよね。
グランデバイスと言う大和ハウス独自のエネルギー吸収型木造性耐震力壁が特徴で、地震の揺れを効果的に吸収することで、今後起こるとされる大地震に強い家を実現しました。
木材建築の魅力
木造建築の良さは、柱はあっても梁がないこと。
梁はRC造ではあってしかるべきものですが、デザインの自由度を失わせたり、家具の設置のめんどくささに繋がるものです。これがない家の広々とした感じは木造ならではですよね。
さらに、木材は日本古来の建築法であり、風景になじむぬくもりがあるのも魅力です。特に都心部にいると自然を感じる機会は減少するので、余計に求めるのかもしれません。
また、日本の林業の活性化につながるのもよいところ。
いつの日か、最高級木造建築の家にすみたいものです。