賃貸物件にネット環境は欠かせない!インターネット対応と完備の違いとメリットデメリット

  • 2019/1/8
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自宅でもインターネットをすることが欠かせなくなっています。パソコンやスマホはもちろん、さまざまなガジェットを無線でつなぐのが常識となり、wi-fi環境を自宅でも必須とする人が増えているのです。それに呼応するように、最近では賃貸物件でも「インターネット完備」などといったものが出てきています。
でも、「ネット対応だからラッキー!」と手放しで喜ぶのはキケンかも。ここでは、賃貸物件を探す前に知っていたいネット環境の表示やそれぞれのメリット、デメリットについて考察します。

 

高画質な動画を自宅でもサクサク見たい!

最近は、動画配信サービスが充実していますよね。複数契約する強者もいるようで、充実した生活にネット環境は欠かせないものとなっています。また、Youtubeなどの動画を見る機会はこれからますます増えると言われておて、自宅でのwi-fi環境の充実は快適な生活を送るために、ますます重要な部分を占めていくでしょう。とはいえ、気になるのがデータ通信料。スマホやポケットwi-fiは通信料を気にして安い契約にした結果、速度制限にひっかかり、ありえない程に遅くなってしまったという経験を持っている人も多いと思います。特に最近は高画質の動画も増え、ダウンロードにパケットを使ってしまいます。中には会社のwi-fi環境を使って映画をダウンロードするといった裏技を使っている人もいるようですが、そもそも自宅にもwi-fi環境があればそれらはクリアされるはず。

そこで、賃貸でもネット環境を整えた物件がじゃんじゃん出てきています。でも、よく見てみると表示にはいくつかのタイプがあります。

  • インターネット対応
  • 光ファイバー対応
  • インターネット完備

これらは似た表示ではありますが、その内容が違います。まずは、その違いを解説してみましょう。

 

「インターネット対応」は、別途工事が必要なことがほとんど

予備知識として、マンションでネットが利用できる仕組みを簡単に説明します。マンションの場合は、2つの段階を経て、各部屋(各家)でインターネットが使えるようになります

まずは、外部からマンションまで回線が引かれること。その後、各部屋に回線が引き込まれることによってインターネットができるようになります。つまり、大家さんがマンションまでネット回線を引いたからと言って、いきなりすべての部屋でネット環境が整うという訳でありません。この理解が重要になるので、よくご理解ください。

「インターネット対応」とは、大家さんがマンションにインターネット専用回線を引き込んだ状態を指しますこの状態では、各部屋でインターネットは使えません。使えるようにするのは、いくつかの作業が必要となります。まずは、部屋にインターネット回線を引き込む工事が必要です。この工事費は、入居者が負担するのが一般的です。また、回線を使用するにはプロバイダーとの契約も必要です。これも個人で行います。工事は自宅内で作業を行いますので、在宅時に業者に来てもらわなければなりません。その日程を合わせる必要がありますので、ちょっと面倒です。

*最近は、前に住んでいた人がネット回線を自宅まで引き込んでいるケースもあり、そうなるとプロバイダー契約をするだけでネットが使えるようになるケースもあります。

 

速度が速く安定した光回線は魅力。「光ファイバー対応」も工事が必要

似たようなものに、「光回線対応」「光ファイバー対応」というものもあります。これは高速通信が可能な光ファイバー回線が、マンションまできているという意味です。

「インターネット対応と何が違うの?」と思う方もいるかもしれませんが、光ファイバーは圧倒的に通信速度が速く安定しているため、高画質の動画などでもサクサクを見ることができます。これは入居者のメリットとなるため、わざわざ書いているのです。また、マンションで光回線に対応していない場合、戸建て向けプランで申し込まなければなりません。大家さんの許可が必要となる上に、費用負担も大きくなります。つまり、最初から光回線が引いてあることは大きな魅力なのです。

ただし、こちらも「インターネット対応」と同様に、基本的にはマンションまで来ているに過ぎません。各部屋で使用するには、回線を引き込む工事やプロバイダーとの契約をする必要があります。
光回線業者はいくつかあり、基本的にはマンションが対応している業者のものを使用する必要があります。フレッツ光ならフレッツ光の回線を引くと言うことです。これについては、自分で調べることもできます。

「フレッツ光(東日本)」 フレッツ光公式サイト|NTT東日本 から確認。(ドコモ光、ソフトバンク光なども含む)
「フレッツ光(西日本)」 ご利用までの流れ|NTT西日本 から確認。(ドコモ光、ソフトバンク光なども含む)
「auひかり」 auひかり(公式) から確認

その他、「NURO光」というものもあります(エリア拡大中)。

*こちらも、前に住んでいた人が回線を自宅に引き込んでいることがあります。

 

有線ですぐにネットが使える「インターネット完備」

さて、3つ目の「インターネット完備」ですが、こちらは各部屋にネット回線の引き込みも完了し、プロバイダーとも契約をしているため、すぐにインターネット利用が可能という状態を指します。部屋のどこかに LAN ポートがあるはすです。そこに LANケーブルをさせば、つながるでしょう。

ただし、ここでも注意が必要です。多くの場合、「完備」とされるのは、「各部屋までLANが来ており、使用可能になっている」という状態です。スマホでこれを使用するには、無線で使用できるよう(wi-fi)にしなければなりません。そのために必要な機器は、自前で用意する必要があります。

この辺り、なんとなくwi-fiを使ってきた人には非常にややこしいものです。まずは、無線LANルーターが必要となります。これをLANポートからケーブルでつなぎ、電源をONにして、「ネットワーク名(SSID)」と「暗号化キー」を設定する必要があります。この説明は、ルーターなどに同封されている解説書に書かれているので、実作業はそれを見て行えば済みます。ここでは、それらが必要だと言うことのみお伝えしたいと思います。

 

タダほど怖いものはない?!

ここまで見てくると、「インターネット完備の物件がよい」と考える方もいらっしゃるでしょう。ところが、意外にそうと言い切れないのがむずかしいところなのです。インターネット完備の物件は、もちろん無料でインターネットが使えます。ただし、インターネット回線使用料やプロバイダ使用料が発生していることは変わりなく、大家さんがまとめて払っています。ただ、明らかな別項目として徴収されていないというだけで、家賃にはしっかりと上乗せされていることがほとんどです。

工事費に関してはプロバイダーのキャンペーンなどを利用すれば実質タダになったり、スマホの割引があったりと、プロバイダーをお得に利用する手段はいろいろあります。また、通信速度やセキュリティ面を考えると、自分でプロバイダーを選びたいと言う人も多くいます。物件によっては、インターネット完備が融通の利かなさになるケースもありますので、一概に「インターネット完備がお得」とは言えません

また、どれぐらいの速度で、どれぐらいの容量の契約をしているのかがわからないケースもあります。「使えるんだけど非常に遅い」とか、「特定の時間になると通信が途切れる」というケースもあります。こういった場合、大家さんに言っても、すぐに対応してくれるとは限りません。こうなると、快適にインターネットをするために個人でポケットwi-fiなどを契約する必要があり、二重にコスト負担をすることになりますので、注意が必要です。

共有スペースでwi-fiが使用できる場合、契約前にスマホを持って行き、速度を計測してみてください。インターネットを使った速度計測は無料で行えます。もちろん、その瞬間のことしかわかりませんが、ひとつの目安にはなるでしょう。ただし、朝や夜など在宅率が高い時間帯になると接続台数が増え、速度が遅くなるケースもありますので、計測値をうのみにはできませんが…。

 

プロバイダのキャンペーンを活用するときに注意すべきポイント

プロバイダーは契約者を増やすために工事費をサポートしたり、スマホ代を割り引いたりしてお得なキャンペーンを行っています。このキャンペーンの多くはお得になる分、2年間の契約が必要となっているケースが多くあります。引っ越しの際に、次の引っ越しのことを考えている人は少ないのかもしれませんが、例えば、仕事の転勤やどうしてもその物件と相性が悪い場合、2年を待たずに引っ越しをするケースもあるでしょう。そうなった場合、違約金が発生してしまいます。これがキャンペーン額を上回ることになったのでは本末転倒。確実に2年以上住むつもりの物件であれば問題はありませんが、転勤族などは注意をしてください。

 

フリー wi-fiが使える場合、セキュリティは十分注意

物件によっては共通のwi-fiが完備されいて、自由に使ってよいという物件もあります。それは一見するととてもお得な気がしますが、実際には注意すべき点もたくさんあります。

例えば、パスワード入力の必要もない「フリーwi-fi」の場合、知識があれば他のパソコンに侵入できてしまいます。また、それを防ぐためにセキュリティを強化すると、そのwi-fiが使えないこともあります。 これでは、かえって使い勝手が悪くなってしまいます。また、パスワードがある場合でも、それが共通のパスワードでは同じリスクがともないます。

実際にあった例をひとつ。そのマンションは戸数が少なく、自由に使えるwi-fiがありました。ある時、パソコンからwi-fiを経由してプリンターに資料を出力をしたのですが、何度やっても出てきません。パソコンで確認するとデータは確実に送信し、出力もされていると表示されているのに実際にはない。おかしいと思いながら3回ほどプリントアウトしたところで、プリンター設定を間違っていることに気づきます。同じマンションに住む誰かのプリンターが同じメーカー製で、同一wi-fi下にあったためにパソコンに表示され、誤ってそれを指定していたのです。プリントアウトした資料は、関連会社の重要な数値が書かれたもの。何とかしなければと、夜中の1時に各家を回り、頭を下げてプリンターを確認してもらったというものがあります。一歩間違えば、重大なトラブルになったかもしれない事例です。環境によってはミスが起こりやすくもなるので、注意したいものです。

 

まとめ

賃貸マンションに表示されることが多くなったインターネット環境の文言。「インターネット対応」「光ファイバー対応」「インターネット完備」の違いを中心に、メリットとデメリットをまとめてみました。
欠かせないものだからこそ、こだわって選ぶべきもののひとつ。結果的に最良の選択となるよう、いくつかの角度からチェックすることをお忘れなく。

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