知っておきたい、2021年バイデン政権発足に伴う世界の変化

第46代米大統領選挙は大激戦の末、バイデン前副大統領が勝利をおさめました。現在2021年1月からの政権発足に向けて閣僚人事等が進んでいます。世界超大国アメリカが新政権へ切り替わることで、世界にどのような変化が起きるのでしょうか。

今回はメディア各所にて掲載中のバイデン新大統領の方針や政策といった基本的な情報から、公約実現に伴い懸念されるリスク等に関して予想している記事を集めてみました。

(記事を書いているのは2020年12月。まだバイデン政権は発足していませんが、バイデン氏を新大統領、トランプ氏を前大統領と書いています)

バイデン大統領の打ち出す政策と実現の際に懸念されるリスクとは?

まず、私たちにとって最も気になるのは、バイデン新大統領が打ち出す政策によって、日本が何らかの影響を受けるかではないか、ということでしょう。バイデン氏は最低賃金の引上げや、学生ローンを緩和の実現の為、富裕層に対しての累進課税の推進や法人税等の増税(21%⇒28%)を進める方針です。こういった政策の実現に伴い予想される日本への影響をまとめました。

ジョー・バイデン氏が米国大統領になるとどう変わるのか。米中関係と日本への影響(PROVE)

バイデン氏が掲げる経済政策「Build Back Better」4つの柱

  1. 製造業の復活とイノベーション
  2. インフラとクリーンエネルギーへの投資
  3. 介護と教育への投資
  4. 人種的不平等の解消

また、トランプ氏によってアメリカが孤立を招いたとし、パリ協定、WHOへの復帰や欧州との関係改善なども明言しました。

雑な言い方かもしれませんが、「米国第一主義」を徹底し何をしでかすか分からない脅威でもあったトランプ前大統領の真逆と言ってもいい経済政策ですね。また、「国際協調」を掲げるバイデン新大統領は、「政策が分かりやすい」というプラスの評価が多いのが特徴です。

では、トランプ氏とバイデン氏の方針とそれに伴う影響とは?

「バイデン大統領」で世界と日本の経済はどうなる?(Yahoo! ニュース)

バイデン氏の勝利が確実となった際、大規模な景気対策への期待から株価が上昇。
それに伴い、東京市場でも日経平均株価がコロナ渦前の高値を抜いて約29年ぶりの高値を記録しました。これはテンションがあがりましたよね。

とはいえ、バイデン氏は過去最大規模の経済対策と財源としての大増税を予定しています。これによって日本経済にどのような影響があるのでしょうか。

バイデン政権誕生が日本経済に与える影響(大和総研)

議会でのねじれ継続が見込まれる中、民主・共和両党の意見が対立する政策の実現は難しい。共和党が強硬に反対するオバマケアの拡充などが実現する可能性は低く、財政政策の規模はバイデン氏の公約から大幅に縮小する公算が大きい。ねじれ議会シナリオでは、米国の GDP の押し上げ効果は 2022 年から 2025 年の平均で+0.5%程度と見込む。

GDPが上がらない・・・。この状況で日本の実質GDPに与える影響は、2022年が+0.33%、2023年が+0.54%、2024年が+0.61%と見込まれているとのことで、不安があります。

「バイデン政権」で警戒すべき経済リスクとは(東洋経済ONLINE)

バイデン氏の公約した政策がある程度実現した場合、「世界の石油価格に与えるリスク」「高水準な米国株価の急落リスク」「保護貿易の推進における対中国リスク」「貿易赤字と財政赤字によるドル安・金利上昇リスク」という大きな4つのリスクを警戒する必要があると予想されると書かれています。

どれも世界経済を震撼させるには十分すぎるもの。特にドル安になるということは、単純に円高になることを指すわけで、さらにい言えば、これまで同様に緊急回避的に円に流れてくることで急激な円高が促進されると、また「失われた○年」という恐ろしいことが起こる可能性もあります。

バイデン氏の外交は?

アメリカを最優先にしてきた前トランプ大統領と大きく違いそうなもののひとつに、外交も挙げられます。それについて予測されているのが以下の記事。

バイデン氏、経済・外交のポイント 3氏に聞く(日本経済新聞)

―― 外交政策で重視する点は何だと思いますか。

「一つは同盟国重視だ。日本、韓国やオーストラリアとの関係をさらに強化する。中国をけん制するネットワークをきちんと作る。北大西洋条約機構(NATO)も含めて『同盟を軽んじない』というメッセージを発するだろう」

大方はこれでよいと思いますが、その裏では日本の貿易のパートナーとして欠かせないのも中国。この辺りのバランスのとれた舵取りが難しい状況は変わらないようです。

あと、同盟国関係と言えば、アメリカ軍の駐留費を跳ね上げよ!と前トランプ大統領が言っていた件もきになります。これは、実際に政権が発足してみないとわからないですが、不安要素のひとつではあります。

経済政策専門家 “バイデン氏の財政政策・通商政策に注目”(NHKニュース)

バイデン氏は、トランプ大統領が行ってきた関税引き上げに対し、「懲罰的な手法はとらない」と言及しているうえ、トランプ政権が機能不全だと批判してきたWTO=世界貿易機関を尊重する考えを示しています。

中国に対してやっていた25%の関税上乗せとかは、やり過ぎ感もあったので、まぁそうなるよね・・・という感じかも知れません。

バイデン氏の大統領就任を各国がどうとらえているのか?

ここからは、バイデン氏の大統領就任に対しての各国の反応をまとめた記事を紹介します。国際協調を方針としているバイデン氏に対しての各国の反応は、基本的に好意的なものが多く見受けられます。トランプ氏による政権下で関係悪化していた国には、政権交代に伴う関係修復を期待している国もあり、世界情勢に大きな変化が起きそうな見込みです。

バイデン氏当選確実 各国の反応(NHKニュース)

【米大統領選2020】 バイデン氏の勝利は世界にとって何を意味するのか(BBC NEWS)

各国はそれぞれに立場があり、急所もあるわけで、戦々恐々なのか期待感が強いのかがわかるのはおもしろいものです。

まとめ

今回はバイデン氏による新政権発足に伴い予想される世界経済への影響に関しての記事をスクラップしてご紹介いたしました。政策について押さえておきたいポイントとしては以下。

  • 国際協調が基本方針
  • 雇用や産業の再建の為、大規模公共投資を行う
  • 賃金引上げや社会保障の拡充
  • 財源は法人および富裕層に対する増税により確保

上記が重要となり、低所得者と富裕層との格差拡大を防ごうとしていることが伺えます。

但し、上院が共和党で下院は民主党というねじれ議会の構図が続いており、公約実現の大きな妨げとなると予想されている為、今後の動向にも注意が必要そうです。

何はともあれ、同盟国である日本との健全な関係に期待します!

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