引っ越しを断捨離の機会に!ものを簡単に手放すコツとは?

  • 2020/9/20
  • 引っ越しを断捨離の機会に!ものを簡単に手放すコツとは? はコメントを受け付けていません

ミニマリストなどという言葉が流行り、モノを持たない暮らしを目指す人が増えています。とはいえ、なかなか自分で実行するとなると難しいもの。
でも、引越しは不要なものを処分する絶好の機会です。引っ越しという心機一転の機会に、シンプルな暮らしを身につけましょう。
引っ越しをきっかけに不要なものを手放す、断捨離のコツを紹介します。

 

引っ越しは自分の持ち物をすべてを見る最良のチャンス

断捨離という言葉が注目されていますが、「分かっちゃいるけど、なかなか捨てられない」というのが正直なところではないでしょうか?

でも、そんな人でも、引っ越しとなると話は別。新たな暮らしをするわけですから、古いものは処分して、身軽な引っ越しをしてはいかがでしょうか?

また、引っ越しは自分の持ち物全て対面できる貴重な機会でもあります。普段は忘れてしまっているものを目にするわけですから、ルールを決めて、断捨離をすすてみましょう。

例えば、以下のようなモノは手放してしまってよいものです。

  • 昔誰かにもらったけれど、使わなかったプレゼント
  • 何かの大会でもらった、トロフィーや盾
  • タンスの奥にしまい込まれたままの古い服
  • 決して不要ではないけれど、使う機会がない食器
  • なんとなく飾る機会がないまましまいっぱなしのインテリア
  • どこかに旅行に行った時に買った思い出の品

これらの多くは、普段はしまい込まれていて、思い出すことすらないものたち。そういったものを、新居に持って行っても、またどこかにしまい込まれてしまうだけですよね。やはり、断捨離は、引っ越しの時にやるのが一番なのです。

 

断捨離をするメリットを考えてみる

断捨離をうまく進めるには、先にルールを作ることが必要です。そして、気合いも大切。
「迷ったら捨てる!」くらいの気合いがあると、断捨離はサクサクと進みます。でも、これがなかなか難しいんですよね。

では、まず、引っ越しと断捨離を一緒に進めるメリットを整理してみましょう。

最大のメリットは、引っ越し自体が楽になるということです。引っ越しをよくする人の中には、前の引っ越しの時から開けていないダンボールがいくつもあったりします。引っ越しは、新居での片付けにこそパワーが必要で、ついつい後回しになっていくうちに、「そのままでもいいか」となってしまうようです。そうゆうモノは、「なくても困らないモノ」なわけですから、捨ててしまっていいものの代表ですね。

例えば、ダンボールが80箱あるよりも、30箱の方が楽に引っ越しできます。そうなると、引っ越し代も安くなりますよね?
その差額で、新たに必要なモノを購入すると考えると前向きに捨てられるかもしれません。新たなカーテンや布団、食器など、伸張することができるのですから、これほど引っ越しに適したことはありません。

また、引っ越し先であれこれ考えてものをしまい窮屈な生活をするよりも、モノが少なければ、空間を生かしたスッキリした生活ができるようになります。収納も、まるでパズルのようにしまうのではなく、出し入れが楽にできるような状態で収納してある方が楽なはず。特に、少しでも狭いところに引っ越す場合や、収納スペースが減ってしまう場合には、注意が必要です。

 

持ち物には3つの分類があり、どれでも捨てることができる。

さて、断捨離うまく進めるには一定のルールが必要です。

持ち物は、大きく分けて3種類に分けることができます。ひとつは、日常的に使用しているもの。または、目にしているものなどです。食事に使っている食器や、ジャストサイズで日常的に着ている洋服などがこれにあたります。

次が、家になんとなくあるものたち。捨てるタイミングを逸しているとか、捨てるに捨てられないもので、タンスや倉庫の奥にしまいこんであるものたち。なくても困ることはないものです。

そして、最後が、思い出の品です。子供が幼い頃に作った工作や、お絵かきをした画用紙。また、結婚式の写真やリングピロー、学生時代の卒業アルバムなど、そのときの思い出がぎっしりとつまっていて、「絶対に捨てるわけにはいかない」と思っているものたちです。

でも、実は、この思い出の品も断捨離ができるのです。

では、ここから、それぞれの断捨離の進め方について解説していきますね。

 

日常的に使っているモノでも、古くなっていれば思い切って捨ててしまう

普通に考えると、「日常的に使っているものは捨てる必要がない」という答えにいたりそうです。でもこれらも、断捨離の対象となります。

例えば、たくさんある食器。なんとなく使い分けているけれど、もしかしたら、なくても問題ないモノがあるかもしれません。たくさんの小皿は、一定数あれば足りるはず。それを、何かと理由を付けて使い分けていたりしませんか?
それに、最初は5枚組、4枚組などとセットになっていたのに、気がつけば割れてそろわなくなってしまったもの。よいものだから・・・と名残惜しく使っているものもあるかもしれません。でも、それって、あるから使ってるのだけで、よく考えてみたら、なくても困らないのでは?

また、下着なども、やたらと枚数があったりします。でも、大人のものなら、週に2回洗濯をするのなら4枚あれば足りるはず。ストックを考えても、5~6枚あれば十分です。古いものから捨ててしまっても、何の問題もないのかもしれません。

「そうは言っても、何かの時に必要だよ」

そういう人は、「何かの時」が着たら、買い足せばいいのです。これが、断捨離の鉄則。いざという時は、意外にこないものだということに、実は気づいていませんか?

ちなみに、ミニマリストと呼ばれる人たちは、「いざというとき」の代表とも言える喪服を持っていない人が多くいます。「数年に一度しか着ないなら、レンタルすればいい」という考え。多少高くついても、「結局クリーニングに出すことを考えると、損はしない」と言ったりします。確かに・・・。数回しか着ないままサイズが合わなくなったりすることも考えれば、レンタルで十分というのも正しそうです。

 

タンスの肥やしは、いるか、いらないかではなく、使うか、使わないかで判断する

さて次が、タンスの奥にしまいこまれているものです。その代表が、洋服でしょう。

これを捨てるには ルールが必要です。それは、「必要か」「必要じゃないか」と考えるのではなく、「使うか」「使わないか」という判断で決めること。たとえば、バブル時代に来たワンピース。これを「いるか?」と聞かれれば、「思い出もあるからいる!」と残しておくことになってしまいます。でも、「着るか」「着ないか」と考えると、「明らかに時代遅れだし、仮にこの先、ごつい肩パッドが流行る時代が来たとしても、体型的に入らない」と考えれば、手放す選択しかなくなります。

こういったものを捨てるともったいないと考える人もいますが、本当にもったいないのでしょうか?

実は、その服があるために、次の家に行って整理整頓しなければいけません。これは、すごく時間がもったいない。また、タンスにしまうことで、収納に余裕がなく、パンパンのタンスになってしまいます。そうなると、その管理をすることがもったいない。

「もったいない」のは、捨てることよりも、時間や手間のほうがもったいないのです。思い出に浸るといっても、実は見る機会もなく、結局はタンスの奥にしまってあるだけ。自己満足のためでもなく、普段は存在も忘れているわけで、そういったものは思い切って手放してしまいましょう。

 

思い出の品も、保管方法を変えるという発想で手放せる

結婚式の思い出の品や写真。子供の作品など、思い出がいっぱい詰まったものが家の中にはたくさんあります。それらは、かさばることが多い、邪魔だと思いながらも、捨てるなんて発想は持てないと言う人も多いかと思います。

でも、それらも、保管方法を変えるという発想をもてば、スッキリと片付けることができます。

その代表が写真。紙焼きの写真やアルバムを捨てるなんて、絶対にできない!と考えている人が多くいます。でも実は、紙焼きの写真のまま置いている、どんどん色あせてしまい写真は劣化して行きます。それならば、早い時点でスキャニングしてデジタル化してしまえば、それ以上劣化することはありません。「でも、捨てるのはちょっと・・・」と思うかもしれませんが、今は紙焼き写真なんてないですよね?
すべてスマホで写真を撮っていませんか?

スマホに入れておけば、いつでも取り出して見ることができます。それに、また紙焼き写真にしたければ、そのときに印刷すればいい話。捨てることでなくなるという感覚をなくし、「より便利に整理する」というように発想を転換すればいいのです。

グッズにしても同じかもしれません。あるお子さんの例を紹介しますね。ゲームが大好きで、もう遊ばなくなったゲームもパッケージごとキレイに取っていました。親は、それを何とかしたいと思いつつ、「でも、思い出も大切にしたいだろうから」という親心でずっとそのままにしていました。ところがある日、その子はすべてを捨ててしまったのです。それは決して飽きたのではなく、自分のスマホで撮影し、いつでも取り出せるようにしたから。「思い出は大切だけど、絶対に遊ばない」ということに気づいたんだそうです。

子供の作品にしても、そのまま取っておいたところで、次に見るのはいつでしょうか?
場所を占領し、狭い思いをして暮らすのであれば、それを写真に撮っていつでも見られるような状態にしておけば、それで十分なものもあるかもしれません。思い出の品を捨てるとなると心が痛むかもしれませんが、あくまでも保管方法を変えるだけ。そして、心機一転、新しく快適な生活を手に入れるためだと思うえば、心も軽くなるのではないでしょうか。

 

まとめ

引っ越しは、またとない断捨離の機会です。シンプルライフを新居で過ごすために、ここは思い切って、身の回りのものを処分してみませんか?
足りなければ買えばいいのです。それで新しい生活になじむ新しい感覚のものが手に入るのですから、その方がいいと思いませんか?
また、もう一つ重要な考えは、新居に引っ越したら余計なものは買わないという決断かもしれませんね。「不要なものは買わない」のではなく、「今すぐ必要なモノ以外は買わない」ということが大切。洗剤が数十円安いからといって、たくさんストックしてしまい、場所を占領し、何度も整理整頓するのではなく、必要な時に必要なモノを買い足すのがシンプルライフの基本。引っ越しを機会に、新たな生活を手に入れてみてはいかがでしょうか?

関連記事

会員登録・ログインはこちら

最新記事

  1. 限界集落と聞くと、かなり田舎~に限定される話に聞こえますが、実は都会でも、というか、23区内でも限界…
  2. いきなりですが、筆者は関西人です。そして同級生の子どもが、昨年の春、東京に就職しました。 22…
  3. ビルオーナーや一棟マンションのオーナーなどは、持ち物件に防犯カメラを設置したいと考えている方も多いと…
  4. 先日、「不動産投資(大家業)は絶対にすべきではない」と力説する方に出会ってしまいました。不慮の事故み…
  5. 先日、友人と、あるミーティングに参加させられました。テーマは、「資産を増やす」というもの。 た…
ページ上部へ戻る