種銭シリーズ:FXを始めよう!初心者が安全に取引をし、まずは月5万円稼ぐためのポイント
- 2019/7/31
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不動産投資用の種銭を稼ぎたい人のための「種銭シリーズ」。
今回は、FXでの投資を利用した種銭の稼ぎ方をご紹介します。
FXは、投資スタイルによっては投機性が高くなるため、資産運用として考えるなら、資金管理を重視して、低いレバレッジに抑えることが重要です。FXの基本的な仕組みを知り、どのような方法で資産を育てていけばよいのかを説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
FXの基本的な仕組みを知ろう
FXを始めるなら、まずは基本的な仕組みを知っておきましょう。別に仕組みを知らなくても儲かってしまうこともある点がFXの良さでもあり悪さでもありますが、基本的な知識を知ることで、自分の財産を守ることができますので、FXの基礎知識は確認しておきましょう。
FXでの儲け方は2種類:為替差益とスワップポイント
FXは、2種類の外貨を互いに売ったり買ったりして為替差益で儲ける方法と、低金利の通貨で高金利の外貨を買い、金利差(スワップポイントと言います)を日々貯めていくことで儲ける方法の2種類があります。2種類の外貨をまとめて「通貨ペア」と呼び、その通貨を取引する最低額の単位を「通貨単位」と言います。
1000通貨単位なら5,000円程度から投資可能
FX業者で取引をする場合、チェックしておきたいポイントが最低取引通貨単位です。この単位が小さければ小さいほど、少ないお金から投資ができるようになります。裁定取引通貨単位は、通貨ペアの種類によって決まっていますが、日本で大多数の人が取引している米ドル円を基準にチェックすると、それぞれの通貨単位で最低必要な金額をご紹介します。
- 10,000通貨単位:最低50,000円程度から取引が可能
- 1,000通貨単位:最低5,000円程度から取引が可能
- 1通貨単位:5円程度から取引が可能
多くのFX業者は10,000通貨単位からとなっていますが、1,000通貨単位など、少額から取引が可能なFX業者も増えつつあります。少額か試してみたい場合は、裁定取引通貨単位が1,000単位のFX業者がおすすめです。
通貨ペアの価格が上昇しても下降してもチャンスあり
株取引の場合は、基本的に株を安い価格のときに購入して、高くなってから売り抜ける、という取引をします。空売りも可能ですが、空売りには、株を購入する取引とは違う面がいろいろあり、初心者には難しい取引です。
しかし、FXの場合は、買うときも売るときも特に取引方法に差はありません。今後、通貨ペアの価格が上がりそうなら購入して高値のときに売り、高い時には売っておいて、下がっていたら買い戻せばいいだけです。価格がどちらに振れても同じように勝負できるところが、FXの魅力の一つです。
メジャーな通貨とマイナーな通貨
取引できる通貨の種類はたくさんあるのですが、流通量が多く初心者向きの通貨としてよく知られている通貨は、主に以下の通りです。
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 日本円
- オーストラリアドル
- ニュージーランドドル
初心者の場合は、日本円を基本として、日本円と外国の通貨を組み合わせた取引をすると分かりやすいのでおすすめです。日本でもっとも多く取引されている通貨単位は米トル円で、次にユーロ円を取引している人が多くみられます。世界的にはユーロ米ドルの取引高が最も多く、人気の通貨です。為替差益を狙って取引をするなら、先述した流通量の多いメジャー通貨がおすすめです。
FXを始める前に初心者が知っておきたい3つのポイント
FX取引を開始する前に、初心者が知っておきたいこと3つにまとめて解説します。
- 種銭として育てるなら資金管理を重視&レバレッジを上げない
- テクニカルを学ぶならFX業者の対面講座・オンライン講座がおすすめ
- デモトレードでツールの操作に慣れる
各ポイントを順番に見ていきましょう。
為替差益で稼ぐなら資金管理とリスク管理をマスターしよう
FXは、非常に変動リスクの大きい投資方法です。不動産投資の種銭として育てる場合、じっくり時間をかけて育てるため、資金管理とリスク管理を重視しましょう。誰でもルール化できる、簡単な資金管理・リスク管理の方法を紹介します。資金管理、リスク管理のポイントは以下の通りです。
【資金管理】すべて失っても問題ない資金に限定して投資用資金とする
【リスク管理】投資用資金の1%に当たる金額を1回の投資に利用し、損切りラインは2%までにする
投資用資金は、すべてなくなっても問題ない金額にします。例えば、投資用資金を100万円としましょう。全資金のうち、1日にリスクにさらす金額は1%以内が比較的安全です。100万円なら1日に損をしてもいい金額は1万円です。
次に、投資したい通貨ペアが、一日あたりどれぐらいの価格変動するのか、その幅(ATR)を確認します。必ずその範囲内に収まるというわけではありませんが、例えば、米ドル円で、ATRが90pips、現在の価格が108.50円だったとします。取引単位が1,000単位の場合、以下のように計算することで、1日に投資金額の1%まで損失額を抑える取引通貨単位が計算できます。
1,000取引単位×0.9(90pipsは90銭)=900円
リスク10,000円÷900円=11(小数点以下切り捨て)
1,000取引単位×11=11,000取引単位
1日1回あたりの取引単位は11,000単位となりました。投資用資金の1%をリスクにさらす取引単位はこれで明確になりましたね。
次は、投資に対する損切ラインを決めますが、世界の標準的な損切ラインは、投資用資金の2%までと言われています。ここではATRが0.9だったため、損切ラインは180pips下、108.50円に買い注文でエントリーした場合は、106.70円が損切りラインです。
レバレッジを1倍にしてスワップポイント狙いも検討
為替差益で種銭を育てる基本的な考え方を紹介しましたが、あまり取引をこまめに行えないという方は、レバレッジを1倍にしてスワップポイントを狙うことを考えましょう。外貨預金と同じような感覚で投資することをおすすめします。
スワップポイントを狙う場合は、高金利の通貨と低金利の通貨のペアを選びます。現在、日本円は超低金利通貨なので、高金利の外貨と対になっている通貨ペアがおすすめです。具体的には、以下の通貨は現在高金利の外貨です。
- トルコリラ
- メキシコペソ
- 南アフリカランド
- 米ドル
- カナダドル
中でも、米ドルやカナダドルは取引量が非常に大きく、値動きも比較的落ち着いているため、スワップポイントを狙いたい人におすすめです。ただし、メジャー通貨で金利はそれほど高くありません。
一方、トルコリラやメキシコペソなどは非常に高金利ですが、政情が不安定で通貨の価値そのものが大きく揺れやすいため、投資には注意が必要です。いくら高金利とはいっても、通貨の価値が大きく下落してしまうと、金利以上の為替差損が出てしまいます。
スワップポイントで稼ぐ場合は、1日1回程度は、その通貨に関連するニュースや値動きを確認して、必要に応じていったん取引を終了するというフットワークの軽さは必要です。
テクニカル分析を学ぶならFX業者の対面講座がおすすめ
実際にどのタイミングで売買すれば良いのか、100%儲かるタイミングは誰にもわかりません。エントリータイミングを決めるために、過去の値動きからある程度予測を立てるための「テクニカル分析」を利用する人が多くみられます。
テクニカル分析を独学で学ぶのも良いのですが、FX業者が開催している対面形式の講座が分かりやすいためおすすめです。インターネット上でもさまざまな攻略法が公開されたりセミナーを開催したりしていますが、中には怪しい団体もあり、初心者では見分けがつきません。その点、FX業者の講座なら安心です。
どうしても対面講座に参加できない場合は、オンライン形式の講座を開催しているFX業者もいますので、ぜひチェックしてみてください。
デモトレードでツールの操作に慣れる
取引の前に、入力ミスや操作ミスは未然に防ぐための対策として有効な手段がデモトレードの利用です。いきなり本取引を開始して、本来やりたかった取引ができず、損をしてしまったという人もいます。FX業者を選んで実際にFX取引を開始する前は、ツールやアプリの操作に慣れるため、必ずデモトレードを使ってしばらく取引を続けましょう。
種銭を育てるのにおすすめのFX会社
最後に、種銭を育てるためにおすすめのFX業者を3社ほどピックアップしました。いずれも、初心者にとってうれしいポイントがありますので、特徴を含めて説明します。
■1通過単位から取引可能!スワップポイントも高めの「SBI FX トレード」
SBI FX トレードは、取引単位が1単位から選べる珍しいFX業者です。資金が少なく、まだたくさんのお金をかけられない場合は、取引単位が少ない方が使い勝手が良くなります。
SBI FX トレードは、スプレッドも狭くてFX取引の手数料も少なく抑えられるなど、初心者には何かと助かるFX業者です。他社のようにでもトレードが用意されていませんが、まず1取引単位から始めることで、ほぼデモトレードと同じようなことが試せます。
また、SBI FX トレードはスワップポイントも全体的に高めなので、スワップポイントを狙いたい人にとってもメリットのあるFX業者です。
■「みんなのFX」は高金利通貨のスワップポイントが高い
FX業者同士を比較してみると、スワップポイントに各社ばらつきがあることに気づきます。トルコリラ円メキシコリラ円など、高金利通貨のスワップポイントが高いFX業者のひとつが「みんなのFX」です。取引単位は1,000通貨からなので、少額からコツコツと投資することができます。
■使いやすい取引ツールが魅力の「GMOクリック証券」
取引ツールが使いやすいと評判のFX業者。スワップポイントも高めで、スプレッド幅も狭く取引しやすい点が魅力です。ただし、取引単位が1万通貨から、南アフリカランド円やメキシコペソ円は10万通貨からなので、高金利通貨のスワップポイントを狙いたい場合は、投資資金に余裕のある方におすすめします。
まとめ
種銭シリーズのFX編を解説しました。簡単そうだけどギャンブル性も高い、と思われがちなFXですが、資金管理とリスク管理をしっかり行うことで、初心者でも一定の成績を出すことが可能です。投資ルールを決めて愚直に守ることで、コツコツと種銭を増やしていきましょう。いきなり大きな額を儲けようとするのではなく、まずは月5万円を目安にがんばってみましょう。