ガス代が高すぎる!プロパンガスをお得な料金にする方法

引っ越しをして初めてのガスの請求書を見たり、まわりの人のガス代を聞いて驚いたことはありませんか?
「あれ?うちのガス代が異様に高すぎる……」
その高さの原因はプロパンガスのせいかもしれません。

今回は、都市ガスよりも高いプロパンガスについて解説していきます。

 

プロパンガス(LPガス)と都市ガスは何が違うの?値段の差は何?

私たちが日常生活で使っているガスには、2つの種類があることはご存知でしょうか?
答えはプロパンガスと都市ガスです。

主な違いとして上げられるのは供給方法ですが、じつはガスの原料や主成分、値段のつけ方にも違いがあります
この2つのガスは似ているようでまったくの別物なのです……。

こんなにも違う!?プロパンガスと都市ガス

一番大きな違いは供給方法にありますね。
プロパンガスは液化したガスをガスボンベの中に充填して、そのボンベごと住まいに運びます。見かけは大きなガスボンベです。

一方の都市ガスは、地下に張り巡らされた配管をガスが通り、各家庭に供給されます。

例えると、プロパンガスはペットボトルに入ったミネラルウォーターです。その家のためだけに供給され消費されます。ボトルの容量には限界があるので、使い切ったら終わりです。

対して、都市ガスは水道をひねればジャージャーと流れる水道水。契約さえしていればどこの家庭でも同じ水が出ます。配管を通り、供給され続けているため、出しっぱなしにしても使い切ることはありません。

プロパンガスは車に積んでどこにでも持っていけるため、ガスの配管が通っていない地域でもガスが使えるようになります。

次はガスの中身を見ていきましょう。どちらもガスではありますが、成分と材料に違いがありますよ。

プロパンガスの主な原料は、プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス。石油だけにカタールなどの中東から輸入しています。そして、このガス自体は無臭で、ガス漏れした際に危険なため、皆さんご存知のあの独特なにおいをつけてあります。

都市ガスの主な原料は、メタンを主成分とした天然ガスです。オーストラリアなどからの輸入に頼っています。ガスのにおい付けはプロパンガスと同じでつけています。

一つは石油から製造し、もう一つは天然ガスから製造しています。値段の差が出るのも納得ではありませんか?

値段の差は自由料金と規制料金の差

一般的にプロパンガスは高くて、都市ガスは安いと言われています。この差は、料金のつけ方にありますよ。

プロパンガスの値段のつけ方は、自由料金と言われるものです。明確に決まった価格はなく、取り扱っている業者が自由につけられる金額設定。そのため、周囲の相場などで「この辺りはこのくらいだな」とつけられることが多いです。明確な基準は何一つありません。

プロパンガスの内訳は、①基本料金と②実際のガスの使用量に大きくわけられます。

①基本料金

  • ガスボンベの配送料
  • 保安管理費用(ガス漏れ防止)
  • 検診にかかる人件費(月1回)
  • ガスメーターの維持費

基本料金は、プロパンガスを安全に使うためと供給するための費用ですね。

②従量料金

  • 実際に使用したガスの量

以上の基本料金と従量料金が合わさり、私たちの使用料となっています(①+②=毎月の使用料)。

次に都市ガスの値段ですが、、これは政府がコントロールしています。総括原価方式という、コストに利益分を乗せる計算方法がなされています。値段は政府が一定の額で管理をしているため、都市ガスは安いのです。

都市ガス=政府が値段をコントロールしていると申しましたが、じつは2017年から都市ガスの自由化がはじまっています。都市ガスでも自由に値段をつけられるようになったわけです。しかし、値段を大きく変える業者も、新しく参入する業者も少なかったです。

おかげで、都市ガスの料金はほとんどが政府コントロール料金ですよ。

プロパンガス 都市ガス
供給方法 ガスボンベの配送 地下の配管からの供給
主成分 プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス メタンを主成分とした天然ガス
値段のつけ方 業者が自由に決められる自由料金 政府が管理している規制料金だから一定額で安い

年間数万も違う!?プロパンガスをお得にするには何をすればいい?

何がいくらでこの金額が出ているのかが、非常にわかりにくいプロパンガス料金。安くすることができれば、年間で数万円も変わることもあります。

ここからはお得にする方法を見ていきましょう。

お得にするためにプロパンガス業者を変える

画像出典:一般社団法人プロパンガス料金消費者協会 

プロパンガスを供給している会社は一つではありません。地域にもよりますが、複数あることが一般的です。そして重要なのは、値段は1社ごとに違います。

そのため、相見積(見積を複数の業者が取ること)を取り、プロパンガス業者の変更を検討することをおすすめします

そして、プロパンガスの相場を知ることも大切!
その金額はプロパンガス料金消費者協会のサイトから調べることができますよ!

また、適正価格で契約しているプロパンガス業者も紹介してもらえます。

プロパンガスの相場などを知りたい方はこちら 

賃貸の集合住宅は要注意!?引っ越して都市ガスにする手も

暮してるとガス業者さんからチラシとかくることありませんか?
新品のガス給湯器や湯沸かし器、ガスコンロが載っています。そして、他のお店よりも数万円安いのです。

これは当然ですよね。自分のお店で給湯器を買ってもらい、自分のお店から配送するプロパンガスを使ってもらうのですから。

このループは賃貸住宅に最初からくっついていることがあります。どういうことかと言うと、アパートを作るとき特に負担になるのが、給湯器とかの設備関係なのです。1部屋ごとに取り付けていくのは、莫大な費用がかかります。

そのため、給湯器やコンロをガス業者さんにタダで取り付けてもらうことがあるのです。

では、タダで取り付けてくれたガス業者さんは、何でお金を回収するのでしょうか?

それは住民が月々に支払う使用料からです。

もちろん、賃貸の集合住宅の全部ではありませんが、月々のガス使用料に数千円上乗せ請求をして設備代を回収している業者は存在します。

そして、後述しますが、ガス料金の値段交渉はいたちごっこになりやすいです。そのため、あまりにもぼったくり価格の場合は、引っ越しをして都市ガス利用の賃貸に住むことをおすすめします。

 

プロパンガス会社を変更した際のトラブル

プロパンガスの相場を見たところ高いことが分かったら、次は料金をさげたいですね。しかし、プロパンガスの業界は狭いし、金額が不透明!トラブルも結構あるのです……。

プロパンガス会社の業界は狭い。拒否される可能性

プロパンガス業界はとても狭い世界です。新規参入が難しく、業者同士で競合することを嫌います。

そのため、今使っているA会社よりもB会社の方が安いから変えたいとB会社に申し出ても、B会社から拒否されることもあります。お互いの縄張りには干渉したくないという、消費者にとっては最悪な環境だったりしますよ。

賃貸契約の中で縛られている可能性

ごく稀に、賃貸契約の中にしれっとプロパンガスの供給が縛られているところがあります。戸建ての賃貸でも数年は変えられなかったりします。そういった記載がないか契約書を確認してみましょう。

また、集合住宅では基本的にプロパンガス業者を変更することはできません。集合住宅は大家が契約をしており、住民には決定権がないのです。

でも高すぎるガス代を払い続けるににも嫌ですね。その場合は、大家や管理会社に意見を入れましょう。高い旨を伝えることが第一歩です。

小さいアパートならば住人同士で結託して訴える方法も有効です。

あれ?もしかして値段上がってる?不透明な料金設定

先の項目で料金交渉はいたちごっこになりやすいとお伝えしました。
その理由は、交渉して値段を下げてもらっても、しばらくすると値段を上げてくるからです。上げる前にお知らせは来るはずですが、原油の高騰などを理由に上げてきます。

プロパンガスの主な原料は石油なので、値段を上げる理由によく使われるのが原油価格の高騰です。反対に原油価格が下がっても、プロパンガスの値段は下がらないのに……

つどつどの交渉はいたちごっこであり、時間の無駄です。

 

まとめ

プロパンガスと都市ガスの違い、そして安くする方法をご紹介しました。

想像以上にプロパンガスの料金設定が不透明なことがおわかりになったと思います。
毎月の請求には、安全に使用するための基本料金と実際のガスの使用量が足されて請求されています。賃貸にお住みの方はもしかしたら設備代も上乗せされているかもしれません。

そこから抜け出すためにも一度、プロパンガスの相場を調べることをおすすめします。一般社団法人プロパンガス料金消費者協会では、優良な業者の紹介も行っています。
それにより、できるだけ都市ガスの値段に近づけられるかもしれません。

高すぎるプロパンガスはよく調べて対処いたしましょう!

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