コテツって何者?投資スタイルやこれまでの歩みなど、あれやこれやを聞いてみました!

  • 2019/12/3
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このサイトを立ち上げたHeartBrain合資会社の代表であり、運営責任者でもあるコテツ。しかし、「どんな人だかよく知らない・・・」という声がチラホラ聞こえてくるので、「コテツさんってどんな人?」「なぜこのサイトを立ち上げたの?」という質問をストレートにぶつけてみました。

読者の中には同じような疑問を持っている人も多いはず。もちろん、「リアルコテツを見たことがある」という方も多くいると思いますが、普段は聞きにくい事も聞いていますので、ぜひご一読いただければと思います。

(今回はライターがインタビューをしていますので、弊社スタッフもさん付けになっていることをご了承ください)




40歳でリタイヤすると思っていた幼少時代。初任給もらって、「このままじゃ無理」と気づく 

ーーいきなりぶっちゃけてきます。コテツさんって何者なんですか?

いきなりですね(笑
ボクはこのメディアを運営しているHeartBrain合資会社の代表かつ運営責任者であり、他にもいくつかの会社を経営しています。また、不動産投資をはじめ、紙の資産と呼ばれるFX や株といった投資をしたり、他の会社に出資をしたりしています

ーー最初はサラリーマンになったとお聞きしましたが、何をきっかけに投資家になったのですか?

父方の祖父が会社経営をしていたのですが、40歳で会社をたたんで早期リタイヤしました。40歳までに一生分のお金を稼ぎ、後はお手伝いさんがいるような生活をしていたんです。大好きだった釣りをしながら・・・。

僕は幼い頃からそんな話を聞いていたので、漠然とではありますが、自分も40歳までに必要なお金を稼いで、それからは好きなことをするんだという風に思っていました。

そして大人になり、普通にサラリーマンになったんですけど、初任給をもらった瞬間に、「あれ?これでは実現できない」と気づきまして、何かをしようと思ったわけです。

ーーそれが投資につながるわけですね。

最初は株をやり始めたんです。平成7年のことですね。ありがたかったのは、あまりにも小さい時から祖父の成功話を聞いていたので、できないんじゃないか?と後ろ向きな気持ちになったことがないんですよ。子供だから、何でもできる前提。だから、社会人になって投資を始めたときも、1回も「できない」と思ったことはありません。どうやってやるかわからないくせに、「間違いなくできる」と思っていたので、すごくプラスになりましたね。

 

最初は札幌で 建売アパートを購入。次は高崎。買える物件を探したらそこだった

ーー不動産投資を始めたのはいつですか?

株って、いい時もあれば悪い時もあって、なかなか安定しないんです。そんなこともあって、いくつか本を読むようになって、そのうちの一冊がロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」でした。感銘を受け、平成11年か12年頃に不動産を検討しだし、平成13年、28歳の時に、最初の物件となる新築の建売アパートを札幌市に購入しました。

ーーなぜ札幌だったんですか?

その頃は、なぜというより、とにかく買えるものを探していったら、たまたま札幌だったという感じです。もちろん周りの環境がよかったとか、札幌は人口が多いとか、そういった条件面のことはあります。けど、札幌に縁はないですし、たまたま札幌のアパートを売っている会社さんと知り合って、「融資つくと思いますよ」と言っていただき、「じゃあ挑戦してみよう」と思いました。

ーー遠いところに不動産を持つことに抵抗なかったのでしょうか?

ボクは抵抗なかったです。ただその頃、転勤先の長野に住んでいまして、金融機関は、「なぜ長野に住んでいるのに、縁もゆかりもない札幌で投資をやるんですか?」と言うんです。結局、14箇所の銀行に断られて、15箇所目でやっとローンが組めたんです。大変でした(笑

ーー収入としてはどれくらいになったのですか?

家賃が37~8万円ぐらい入ってきて、手残りが10万円くらいだったと思います。その物件は、10年くらい持っていましたが、平成23年に手放しています。

ーー2投目はどれぐらいのタイミングで購入したのですか?

一軒目購入から1年後くらいに、群馬県の高崎という所で購入しました。当時は東京に住んでいて、「近いところがいいな」と思ったのですが、東京とかはとても高くて買えません。小振りな2~3000万円くらいの木造で、利回りが高くて、できれば20%ぐらい出るようなところ・・・と探したら、たまたま高崎で見つかったので購入しました。

その後、古い物件をもう数棟買ってから、新築をやろうと平成18年頃にシフトし、今に至ります。

ーーその後、不動産物件が増えていったと思うのですが、現在不動産にかける時間はどれくらいですか?

僕は売り切っちゃうタイプですし、物件数も何百室とあるわけではないので、一週間に5時間くらいです。新しい物件探しから管理まで、全て含んでの時間で

具体的には、新規に物件を取得するための土地探してくれる人や工務店との人間関係作りなど。管理は完全に外注していて、パートナーと言うか仲間に助けてもらいながらやっています。

 

安定性のある不動産投資を見栄を張らずに自分らしく実践することで今の自分がある

ーーコテツさんにとって不動産投資とはどういうものですか?

不動産投資って、すごく安定しているんですね。なのでボクは、生活していく費用は不動産から得ています。それ以外の投資で得たお金は、他の投資に使ったり、会社に出資したりしていますが、基礎となる部分が不動産で賄えているから、他で好き勝手、やりたいようにやれているわけですね。心の安定材料が不動産という感じで、これがあるから、いろんな挑戦が出来ています。

ーー不動産投資の魅力は何ですか?

なんといっても安定することですね。株は価値があったものが、突然ゼロになります。過去の例で言えば、山一證券とかがありましたよね。でも不動産って、そんなことはありません。あれだけ地価が下がったバブルでも、価値がゼロになったわけではないんですよね。しかも不動産は、突然価値が下がることもありません。2年、3年とかけて徐々に下がっていく。元々株をやっていた私からすれば、それは大きな魅力ですね。

ーーでは、不動産をガンガン増やそうという発想にはならなかったんですか?

そうですね、目標は40歳で好きなことができるというのがスタートですし、今でも生活の基盤を作るのが不動産ですから、資産を数十億円持つというような発想はありませんでした。

一時期はコンプレックスを感じた時期もありました。たとえば、自分は手残りで100万円を超えた時期に、周りが200万円とか500万円と言う話を聞くと、自分が小さく感じたんです。けど、そうなると借金も増えているわけですし、今となっては自分自身が納得できるやり方をしていけばいいと思っています。 

ーー近年の日本には失われた20年と呼ばれる時期もあったわけで、そんな中、不動産投資で成功を収めてきたわけですが、その秘訣はどこにあると思いますか?

成功しないというか、失敗する要素ってあると思うんですね。例えば見栄だったり、欲だったり。それが行き過ぎると、失敗しやすくなると思うんです。人生って、罠がいっぱいあります。だから、そこにはできるだけ足を踏み入れないようにしてきました。

例えば、罠に引きずり込むような人とは付き合わないとかね。自分が成功しているように見せたいために、見栄で家賃を増やしたいとか、過度に贅沢でキラキラした生活を送りたいとか。そうなると、目的が変わってしまうんですよね。そういうのに流されないようにしてきたのが、ここまでこれた最大の理由かもしれません。

そういったことをエネルギーに変えられる人もいると思うんでが、ボクはそういうタイプではありません。あまり身の丈に合わないことはしないとか、するとしても余裕資金の範囲内でというのが大事かなと思います。

 

ハートブレインができるまで 

ーーハートブレインのお話を伺いたいのですが、一緒に創業した寺尾さんとの出会いは?

平成14年か、15年くらいに会いました。その当時、自分がリフォームをやっている様子や購入の情報発信をブログで発信していました。と言っても、その頃はまだブログはなくて、ホームページビルダーを使ってホームページを作っていたんですが・・・。自分で言うのも恥ずかしいのですが、なかなか面白かったんです。自虐的な内容で、面白おかしく発信していたのでアクセス数もかなり多くて。それをきっかけにテレビに出たり、講演に読んでもらったり、僕の人生の転機になるくらいの出来事が起こったんですね。

平成18年になり、そのホームページからけいちゃん(寺尾さん)とつながって、一緒に商品を作ろうよという話になりました。当時、ボクもけいちゃんも融資を受けてた国金(国民生活金融公庫、当時の名称)からの融資の受け方みたいなマニュアルを作ったんですよ。価格は1万円ぐらいだったと思うのですが、それがすごくヒットしたんです。それで、「喜んでもらえたし、これをもっとやっていこうか」という話になって、ハートブレインを創業しました。

ーーそれが現在も続く「MSPレポート」につながるわけですね?

そうです。大家が収支をさらけるという赤裸々な内容の(笑

当時、利回りが高いから買ったんだけど、意外に手残りの金額って少ないな、というのが実感としてあったんですね。それには、そうなる理由があるわけで、正しい情報をそのまま伝えておきたいと思ったんです。

ただ、自分がもらってる家賃はじめ収支を出すわけですから、やはりセンシティブですよね。それじゃぁ、ちゃんとお金を頂いて、それでも見たいという人にだけ見てもらうスタイルにしようと会員制でスタートしました。けいちゃんは今でも続けてますし、規模も大きくなりましたが、当時の家賃収入は1000万ちょっと。今とはかなり状況がちがっていましたね(笑

その後、チャリティイベントを開催したり、合宿をしたり、コンサルをやったりと、たくさんの不動産投資家と繋がってきました。無料会員も含めれば1万人を超える会員さんとつながることができ、ありがたいことだと思っています

 

コテツのこれから

ーーおじいちゃんが引退した40歳を超えて、これからのプランを教えてください。

当然、自分が経営している会社があって、そこからお給料をいただいていますし、不動産投資が生活のベースになることは変わりありません。

その他には、会社に出資することに力を入れていきたいですね。株や FX などの紙の投資はパソコンの画面上で完結するので、人が介在しないんですよね。もちろん裏側では証券会社がありますが、投資自体は引きこもりの人でもできてしまいます。

でも逆に、会社に出資したり、応援するっていうのは、人が介在します。例えば、社長さんがいて、その人の人生が見えるわけです。まるで、その人の人生を一緒に伴走しているような感覚があるんです。自分の人生は一度なんですが、伴走することで違う人生を見せてもらえる。それって、すごく贅沢なことだと思うんです。ですから今後は、会社や経営者を応援していくことをもっと強化していきたいですね。

ーーこれから投資家になりたい方にメッセージをお願いします。

何かと理由をつけてできないと感じる人が多いのですが、できない理由ってどこから来てるかと言うと、恐怖心だと思います。この恐怖心にはいくつかの種類があって、金銭を失う恐怖心だったり、自分ができないことによって自分自身の価値がなくなってしまう恐怖心だったり。それによって身動きが取れなくなってしまうわけです。特に年齢が上がるほど顕著になって、リスクを取りづらくなるから挑戦できない人が増えてくる。

じゃあどうすればいいのかと言うと、大きな成功を見ようとしないで、ほんの小さな一歩を踏み出すことが大切だと思っています。例えば、株なら1万円で投資できるやり方があります。まずはそれをやってみる。ビットコインでもいいし、FXでもいいので、本当に小さな金額でリスクを小さくして、まずやってみることが大切だと思うんです。

不動産で言えば、地方の戸建てだったら10万円からとか、100万円かからずに売っているものがいくらでもあります。もっと簡単に言うならば、本を一冊買うとか、自分が憧れている人にメールを書いてみるとか、とにかく何でもいいので、自分では簡単すぎて意味がないって思うことでもスタートすることが大切です。

小さなことをちょっとずつやって、10年、20年たった効果って軽視しがちなんですけど、実は大きなことなんですね。だから、小さな一歩を継続的にやって行くことが大事だと思っています。

ーー最後に、「不動産の学校」というメディアを、どのように育てていきたいと思いますか?

「不動産の学校」は、不動産投資に偏らず、マイホームや借主なども含め、広く不動産の情報を発信したいとスタートしました。このきっかけは、かぼちゃの馬車の事件で被害にあったオーナーさんの多く不動産投資家ではなく、高収入のサラリーマンだったことでした。不動産の知識がないがゆえに、投資家であれば絶対買わないであろう物件を買ってたんですね。

やはり、そういった被害は減らしたいし、不動産を通じて不幸になるんじゃなくて、ハッピーになる人が増えたらすごくいいと思っています。不動産の知識って学校では教えてもらえないんですよね。

これまでは非常に高額な買い物でありながら、一生に一回だけしか役立たない知識でしたが、アメリカ的になってくるとしたらライフスタイルに合わせて家を買い換える人が増えてくると思います。そうなると不動産の知識を持っていて損をしない、むしろ得をすることができるようになるし、そのためには知識をしっかり持ってもらいたいんです。不動産って、知識があればハッピーになっていけるもの。そういった情報を知らせるメディアになりたいと思っています。

けれども、ホームページの数が多い中、その意図をまだまだ多くの人にリーチすることは出来ていません。これを何とかして行くのが今後のテーマになると思っています。

 

まとめ

幼い頃から高い志を持っていたコテツ少年。だからこそ着実に歩みを進め、今現在の姿があるのだなと妙に納得したインタビューとなりました。不可能な理由を考えず、確実に歩みを進めることが大切なことは、コテツさん自身が体現しています。これからのコテツさんの益々の活躍に期待しつつ、少しでも距離が縮まるように、筆者も歩みを進めたいと思いました。

実は、今回掲載できなかった沖縄移住の話など、面白い話がまだまだ残っています。折を見て記事化したいと思いますので、どうぞお楽しみに。

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