自宅でできる花粉症対策!花粉の時期に備えて室内環境を整えよう
- 2020/2/26
- ライフスタイル
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花粉症は「国民病」といわれることもあるほど、多くの日本人を悩ませているアレルギーです。毎年毎年、花粉が飛散する時期になる度に、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状に悩まされるのはツラいもの。外出時にマスクをつけるや薬を飲むといった対策を取られている人も多いでしょう。しかしその反面、自宅での花粉症対策はおろそかにされがちです。
そこで今回は、自宅でできる花粉症対策をまとめました。「自宅にいても花粉症の症状が重く、ツラい」という人は、ぜひ参考にしてください。
室内環境を整えることも花粉症対策では重要!
花粉は屋外に飛散しているものと思いがちです。しかし、衣服に花粉が付着すれば部屋に持ち込んでしまいますし、換気した際にも花粉は部屋に舞い込みます。
中には、玄関前で衣服をはたき、ついた花粉を落としてから家に入るという対策を取られている人もいるかもしれません。しかし、それでも室内に入り込む花粉をゼロにはできません。
そのため、花粉症対策は屋外だけでなく、室内での対策も重要なのです。
自宅でできる花粉症対策
自宅でできる花粉症対策を確認していきましょう。
室内における花粉症対策の基本は「こまめな掃除」
花粉の吸い込む量が多ければ多いほど、鼻の粘膜は敏感になり、花粉症の症状は悪化します。
花粉をなるべく吸い込まないためには、まず室内に花粉を蓄積させないことが大事です。こまめな掃除を心掛けましょう。
花粉症対策における掃除のコツは、以下を確認してください。
花粉症対策の掃除は拭き掃除が基本
花粉症対策として掃除をするのなら、拭き掃除を徹底しましょう。なぜなら、掃除機では、床に落ちている花粉を排気で巻き上げてしまうためです。
もちろん掃除機を一切かけるなという訳ではありませんが、掃除機の前には必ず拭き掃除をするようにしてください。
また、同様の理由から、ハタキでホコリをはたくのもNGです。
床だけでなく家具も拭くのがポイント
室内に入り込んだ花粉は床だけでなく、家具にも付着しています。
特に人が多く触れるソファをはじめとした椅子は、花粉がつきやすいもの。念入りな拭き掃除を心掛けましょう。
また、拭き掃除の難しいカーペットやラグは、粘着クリーナーで花粉を取り除いてから掃除機をかけるのがオススメです。
洗濯物は柔軟剤を使い、部屋干しする
洗濯をする際には、柔軟剤を使いましょう。柔軟剤を使って静電気を予防することで、衣服に花粉が付着しにくくなります。
また、静電気防止スプレーを使うのもオススメです。静電気防止スプレーはドラッグストアのほか、コンビニでも販売されていることがあります。
換気はカーテンを閉めながら、深夜か早朝に行う
花粉が飛散している時期であっても、換気をしないでいては除湿ができず、カビに悩まされる恐れがあります。
そのため、花粉症の時期も換気は定期的にしたいところですが、花粉症を悪化させないためにはいくつかのポイントがあります。
換気は、花粉の飛散量が少ない深夜か早朝に行い、窓の開け方は最低限。さらにはレースカーテンを閉じたままにし、花粉が部屋の奥まで入り込むのを食い止めましょう。
自宅での花粉症対策に使える便利なアイテム
つづいて、あると便利な花粉症対策アイテムを紹介します。
エアコン用の花粉症対策フィルター
エアコンはそもそもとして空気中の花粉を取り込みやすく、花粉症対策の一貫として使えます。しかし、エアコン内部には花粉が蓄積するため、定期的にフィルター掃除をする必要がありますが、やや面倒ですよね。
そこで使いたいのが、エアコン用の「花粉症対策フィルター」。
花粉症対策フィルターはエアコンの吸い込み口に取り付けるため、花粉はしっかりとキャッチしつつも、エアコンの内部フィルターは汚しません。なおかつ、花粉症対策フィルターは取り換えも簡単にできるため、お掃除もラクラクです。
花粉症対策フィルターはホームセンターで販売されています。お値段はピンキリですが、安ければ1枚あたり数百円、高くても1,500円程度のため、手に入れやすいです。
花粉症対策カーテン
カーテンにも花粉をキャッチする効果の高い、花粉症対策向けカーテンがあります。
レースカーテンにも、通常のカーテンにも花粉症対策向けカーテンはありますし、需要が年々高まっていることからデザインも豊富です。お部屋の雰囲気を崩すことなく花粉対策に使えますので、ぜひ検討してみてください。
花粉症対策向けカーテンはインテリアショップでも見かけますが、通販でも見つかりますので、まずは一度チェックしてみてください。
布団乾燥機
花粉の飛散時期には、洗濯物だけでなく布団も外に干すのは厳禁です。しかし、何もケアしないままではカビやダニの温床となってしまいますので、布団乾燥機を使いましょう。
布団乾燥機もお値段はピンキリですが、安いものであれば6,000円程度で販売されています。
なお、6,000円程度のものはマット付きの布団乾燥機ばかりです。準備や片付けの手間が気になるという方も多いでしょう。
しかし、マットなしの布団乾燥機のなかで安価なものになると、マット付きの布団乾燥機よりも効果が弱いという口コミが多く見られます。このようにマット付き布団乾燥機とマットなし布団乾燥機では、それぞれメリット・デメリットが見られますので、そのあたりも踏まえて検討してみてください。
空気清浄機
空気清浄機を使えば、空気中に浮遊している花粉の対策ができます。空気清浄機の中には花粉症対策ができることを売りとしている商品もありますので、ぜひチェックしてみてください。
なお、空気清浄機もエアコン同様に、フィルターのお手入れは定期的に行いましょう。
空気清浄機のお値段はピンキリですが、花粉症対策に使うのであれば、相場は高めであるものの「電気式」の空気清浄機がオススメです。
電気式の空気清浄機は、静電気によって空気中に浮遊する物質を引き寄せ、キャッチします。そのため、花粉との相性もいいのです。
加湿器
加湿器を使うことで、空気中に浮遊する花粉を床に落とすことができます。
花粉は床に落ちることで拭き掃除で取り除きやすくなるほか、室内に浮遊しているよりは鼻の粘膜を刺激しづらいでしょう。
加湿器は、相対湿度で50~60%になるように設定すると、より効果的です。
加湿器も花粉症対策に使うのであれば、相場が高めな「気化式」をオススメします。気化式の加湿器は、水を気化させて加湿する仕組みのため、風によって花粉が浮遊しないためです。
花粉症の対策はいつから始めるべき?
花粉症対策をいつから始めるべきかは、花粉症の原因ごとに異なります。
原因となる花粉の種類により、対策時期は異なる
「花粉症対策は2月前からすべき」とよくいわれますが、これは特に日本で患者数の多いスギ花粉に対してです。
実際には花粉症の原因は人それぞれですので、原因となる花粉の飛散時期より少し前からの対策をオススメします。
花粉症の原因となる主な花粉と、それぞれの飛散時期は以下のとおりですので、参考にしてください。
- スギ花粉……2月~3月
- ヒノキ花粉……3月~5月
- シラカンバ花粉……4月~6月
- イネ花粉……5月~6月
- ブタクサ花粉……8月~10月
まとめ
花粉症の症状には個人差があります。症状が重く、日常生活に支障が出るほどであれば、病院での治療も検討しましょう。
しかし、「まずは自分でできる対策から始めたい」ということであれば、屋外での対策だけでなく、今回紹介しました室内での対策もお試しください。