屋外用センサーライトは防犯対策に◎玄関に設置する際の選び方ガイド
- 2020/3/16
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センサーライトとは、人の動きや周囲の明るさに対応して自動的に明かりが点灯・消灯するライトのことです。スイッチを入れる必要がなく、消し忘れる心配もありません。節電効果があるほか、自動的に点灯する明かりが不審者対策にもなるため、防犯効果を期待できます。ただ、センサーライトには多くの種類があり、どう選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、この記事では玄関に設置する屋外用センサーライトの選び方を紹介します。玄関に屋外用のセンサーライトを設置しようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
センサーライトを選ぶ際にチェックすべき5つのポイント
では早速、屋外用センサーライトを選ぶ際のチェックポイントを5つ紹介します。
チェックポイント1.センサーの種類
屋外用センサーライトには、照度センサーと人感センサーの2種類があります。違いを確認しましょう。
■照度センサーは周囲の明るさでオン・オフ
照度センサーとは、周囲の明るさを感知して照明が点灯・消灯するセンサーのことです。中には、消灯時間をタイマーで設定できるタイプもあります。
消灯時間を細かく設定できるタイプは、照度だけで自動的に点灯するものと比べて節電効果がより高いといえるでしょう。
■人感センサーは人の動きに反応
人感センサーとは、人の動きに対応して照明が点灯・消灯するセンサーのことです。人感センサーは人の動きに対応してパッと点灯するため、不審者への圧力にもなり、防犯効果が高いといえます。
多くの人感センサーは照度センサーと併用できます。
例えば、人の動きを感知して明るく点灯する→暗くなると小さな光に変化する→人の動きを感知すると再び明るく点灯する、といった具合です。
人感センサーと照度センサーを併用することで、より節電効果が高くなるでしょう。
チェックポイント2.電源の取り方
2つ目のチェックポイントは、電源の取り方です。
電源の取り方には、「コンセント式」「乾電池式」「ソーラー式」の3つがあります。
■切れる心配の少ない「コンセント式」
電源コンセントに挿すだけで使用できるのが、コンセント式。停電しない限り使える点が最大の魅力です。
電池式のように電池切れで切れることも、ソーラーパネル式のように太陽光不足で困ることもありません。
一方で、電源コンセントがない場所には設置できないことが欠点です。
コンセントがない場合は、屋外に電源コンセントを設置する必要があります。その場合は、ライトの取り付け工事以外に別途工事が必要です。
■場所を気にせず設置できる「乾電池式」
乾電池式の屋外用センサーライト最大の魅力は、場所を気にせず設置できることです。配線工事が不要で、購入後すぐに設置できます。
一方、定期的に乾電池を交換する必要があることはデメリットといえるでしょう。乾電池が切れるとライトがつかなくなってしまうため、こまめなチェックが欠かせません。
ただし、このデメリットは交換頻度の低いLED電球を使うことで軽減できます。(※LED電球については後ほど解説します)
■家計に優しい「ソーラーパネル式」
ソーラーパネル式は、太陽光さえあれば明かりが点灯します。
電気を必要としないため、購入後の電気代を抑えたい方にオススメです。電池交換が必要ないことも魅力の1つでしょう。
一方で、ソーラーパネルは太陽光が十分でないと使えないという欠点があります。
また、設置するセンサーライトの大きさによっては別途工事が必要なケースもあります。購入前に設置場所の日照時間や工事の要否を確認しましょう。
チェックポイント3.電球の種類
屋外用センサーライトに使用する電球は、
- 白熱電球
- LED
- ハロゲンランプ
の3種類に分かれます。
それぞれのメリットとデメリットを知り、ニーズに合ったものを選びましょう。
■購入価格が安い白熱電球
白熱電球はリーズナブルであることが一番の魅力です。
しかし他の電球と比べると寿命が短く、定期的に交換する手間がかかります。また、点灯時に電球が熱くなったり、虫が集まりやすかったりする点もデメリットです。
■寿命が長くコスパに優れたLED
2020年現在では、販売されている屋外用センサーライトの多くが寿命の長いLEDライトです。使用状況によるものの、10年以上使用できるケースもあります。
LEDは同じ明るさの白熱電球と比べて消費電力が低いため、電気代が安くなることもうれしいポイントです。
また、紫外線がほとんど出ないため、虫もあまり集まりません。
このようにメリットの多いLEDですが、デメリットもあります。それは、白熱電球やハロゲンと比べると購入価格が高いことです。
ただ、LEDは電気代が安く、長持ちするといったメリットがあるため、長い目で見ればLEDは他の電球に比べてコストパフォーマンスが優秀だといえるでしょう。
■明るさが魅力のハロゲン
ハロゲンランプの特徴は、とびきりの明るさです。玄関に設置すれば、防犯対策に役立つでしょう。
ただし、ハロゲンランプはLEDと比べると消費電力が多いため、電気代が高くなりがちです。電球の寿命もLEDより短いため、特別な明るさが必要でなければLEDをおすすめします。
チェックポイント4.取り付け方法
玄関に屋外用センサーライトを設置する際は、取り付け方法のチェックも必要です。
屋外用センサーライトには、簡単に取り付けできるものもあれば、壁や天井などに穴を開けなければならない商品もあります。購入する前に、取り付け方法と設置場所を確認しましょう。
具体的には、
- 雨どいや柱に挟み込む方法(クランプ)
- 市販のバンドを使って固定する方法(ベルト式)
- 本体に付属している磁石で金属製の柱に接着する方法
などの取り付け方法であれば、壁や天井に傷をつけることなく設置できます。
チェックポイント5.調整機能
「点灯時間」「明るさ」「人感センサーの探知範囲」などの調整機能も、センサーライトを選ぶ際にチェックすべきポイントの1つです。
■点灯時間が長めのものを
多くのセンサーライトは、点灯してから消灯するまでの時間を設定できます。
センサーライトを玄関に設置するなら、点灯時間が長めのものを選ぶのがオススメ。なぜならば、鍵の開け閉めをしている間は明かりが必要だからです。
玄関に設置するセンサーライトを選ぶ際は、点灯時間を長めに設定できる商品を選びましょう。
■明るさを調整できればなお良し
勝手口や物置のような狭い範囲に使用する補助灯とは違い、しっかり明るく照らしたい玄関には明るいセンサーライトが必要です。
とはいえ、駐車スペースや庭などに設置する場合とは違い、広い範囲を照らすほどの明るさは必要ありません。というのも、明るすぎるセンサーライトは、近隣の迷惑になったり電力の消費が大きくなったりする心配があるからです。
玄関にセンサーライトを設置する場合は、玄関先の状況に合わせて明るさを調整できる商品をオススメします。
■人感センサーライトは探知範囲も大切
照度センサーライトではなく人感センサーライトを選ぶ場合、探知範囲や方向を調整できる機能があるかどうかも大切な確認ポイントです。
人感センサーは、人や動物、車などといった動くものに反応して点灯します。探知範囲が広すぎると無関係のものにまで反応してしまいますし、狭すぎると必要なものに反応しません。
必要なときにだけ点灯するよう、探知範囲や方向を調整できる機能が付いたセンサーライトを選びましょう。
屋外に設置するセンサーライトは防水対策の施されたものを選ぼう
雨にぬれる可能性がある玄関にセンサーライトを設置するなら、防水性の高いセンサーライトを選ぶのがオススメです。
雨が直接かかる場所に設置する場合には、「防雨対策」が施されたセンサーライトよりも「防水対策」が施されたものを選ぶと◎。防雨は「日常生活でかかる水は問題ない」という対策が施されているのに対して、防水は「水中で使用しても問題がない」という対策が施されています。
防水のレベルを確認するためには、商品に記載されている「IPX●」という表記に注目してください。●の数字が防水性能を表しており、その数字が大きいほど防水性は高くなります。そのため、雨ざらしになる場所へセンサーライトを設置する場合は、防水性能が4以上のもの(例えば「IPX4」)を選ぶのがオススメです。
反対に最も注意すべき点は、間違って「屋内用」センサーライトを購入しないこと。屋内用のセンサーライトの中には、防雨対策や防水対策がされていない製品もあるからです。
雨にぬれる可能性がある場所にセンサーライトを設置する場合には、くれぐれも注意しましょう。
まとめ
玄関に屋外用センサーライトを設置すれば、照明としてだけではなく、防犯対策としても役立ちます。昔と違い、今は安価なものや簡単に取り付けられる製品がたくさん販売されています。中には「フラッシュ機能」や「チャイム機能」、「録画機能」などを搭載したタイプもありますので、センサーライトを防犯対策用に設置したい人は検討してみるとよいでしょう。今回ご紹介したチェックポイントを参考にして、玄関にぴったりの屋外用センサーライトを見つけてください。