賃貸物件の洗濯事情!ベランダ・部屋での干し方や洗濯機の選び方まとめ
- 2019/5/29
- 賃貸
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賃貸物件では、洗濯が思うようにできず困る場面が少なくありません。ベランダが狭くて洗濯物をあまり干せない、ドラム式洗濯機を置きたくても大き過ぎて設置できず困ることもあるでしょう。今回は、賃貸物件の洗濯事情を解説した後、賃貸物件に向いた洗濯機の選び方や、狭いベランダでも工夫してうまく干す方法、室内干しにする場合の干し方などを紹介します。洗濯の「困った」を解決して、快適な暮らしを目指しましょう!
賃貸での洗濯にコインランドリーを使うメリットとデメリット
賃貸物件、特に1人暮らし用のマンションやアパートでは、部屋やベランダの狭さ、防犯面が影響して、洗濯をしにくく感じる人も少なくありません。賃貸物件で洗濯物をしにくいなら、いっそのことコインランドリーを使うという方法もあります。コインランドリーの利用にはメリットとデメリットがあるため、どちらも確認の上、コインランドリーを利用するかどうかを決めましょう。
コインランドリーで洗濯をするメリット
コインランドリーを利用するメリットは、以下の3つにまとめられます。
- 洗濯機を買う必要がなく初期投資がかからない
- 洗濯から乾燥までを一度に行える
- 一度にたくさんの量の洗濯ができるため洗濯回数が少なくて済む
コインランドリーでの洗濯なら、洗濯機が不要なので、設置場所も気にする必要はありません。また、洗濯から乾燥までを一度に行えるので、洗濯物を干す場所も不要です。また、多くの場合、コインランドリーは一度にたくさんの量を洗濯できるため、洗濯回数も週1~2回で十分です。
賃貸物件を選ぶ際、交通アクセスや生活環境、設備は条件ピッタリなのに、洗濯がしにくそうだ、と悩む場合は、コインランドリーを利用して洗濯するのもひとつの解決方法と言えます。
コインランドリーで洗濯をするデメリット
良いことばかりのように思えるコインランドリーですが、デメリットもあります。
- 近くにコインランドリーがないとそもそも大変
- コインランドリー生活が長引けば、洗濯機を購入する方がコスパが良くなる
- 洗濯物の盗難など防犯面が心配
コインランドリーを利用したくても、近くにコインランドリーがなければそもそも利用できません。賃貸物件を探す際、自室での洗濯が難しそうな場合、近所にコインランドリーがあるかどうかの確認が必要です。また、コインランドリーを利用しての生活が長くなれば、コインランドリーの利用料金が洗濯機の価格を上回ります。
また、コインランドリーには、盗難の危険性がつきまといます。洗濯機や乾燥機がロックされるタイプのコインランドリーを利用するか、コインランドリーで洗濯している間、ずっとその場にいるかなどの対策が必要です。
最近は洗濯が完了する際にメールが来たり、途中で開閉できないように電子ロックをかけるタイプも増えているので、試してみるとよいかもしれません。
コインランドリーでの洗濯に向いているケース
コインランドリーでの洗濯には、メリットとデメリットがありました。これらを踏まえて、コインランドリーの洗濯に向いているケースと向いていないケースを見ていきましょう。
コインランドリーの洗濯に向いているケースは、以下の条件を複数満たす場合です。
- 単身赴任などで、賃貸物件での洗濯が短期間だと分かっている
- 賃貸物件の近くにコインランドリーがあり、週1回程度の通いには問題がない
- コインランドリーの洗濯機がロック機能付き
- コインランドリーの開始から終了まで、その場にずっといられる余裕がある
これらの条件を満たした場合は、コインランドリーでの洗濯が非常に有効でしょう。逆に、大学生活で賃貸物件に4年間住む場合や、近くにコインランドリーがない場合は、コインランドリーでの洗濯自体がかなり負担になってくるため、その賃貸物件でどうにか洗濯をするか、その賃貸物件をあきらめて洗濯がしやすい別の物件を選び直すよう検討しましょう。
賃貸物件でおすすめの洗濯機を選ぶ3つのポイント
やはり賃貸物件で洗濯をしたい、という場合は、問題を解決してくれる洗濯機を選びましょう。賃貸物件の洗濯事情に合わせた洗濯機の選び方は以下の通りです。
- 室内に洗濯機置き場が設置されている物件を選ぶ
- 洗濯物をベランダにも室内にも干せない場合はドラム式洗濯乾燥機がおすすめ
- 洗濯物を干すスペースがあるなら全自動洗濯機がおすすめ
それぞれのポイントについて、順番に解説します。
室内に洗濯機置き場が設置されている物件を選ぶ
洗濯機を選ぶ前に、賃貸物件にまだ選択の余地があるなら室内に洗濯機置き場が設置されている物件を選びましょう。今日では、室内に洗濯機置き場が設けられている物件がほとんどです。しかし、築年数の古い物件など、ベランダなどの屋外に洗濯機を設置するようになっている場合があります。
洗濯機が屋外にあると、風雨が直接洗濯機本体に当たるため、どうしても劣化が早くなります。また、屋外で洗濯している様子を見られて、女性が住んでいることが知られ、防犯上のリスクになる可能性も否定できません。
洗濯物を干さなくてすむドラム式洗濯乾燥機
洗濯物が干しにくい、狭いベランダや室内の場合は、「干す」という作業が不要な洗濯機がおすすめです。その条件を満たす商品は、ドラム式洗濯乾燥機。ドラム式洗濯機は大きいサイズがほとんどなので、賃貸物件では設置できない、とあきらめていないでしょうか。実は、少数ながら賃貸物件の洗濯機置き場に設置可能なコンパクトタイプのドラム式洗濯乾燥機も販売されています。
コンパクトタイプのドラム式洗濯乾燥機は、1回の洗濯量・乾燥量が少なめですが、1人暮らしでの利用なら十分です。1~2人世帯で、毎日が忙しく洗濯物を干す手間も惜しい、という方は、ドラム式洗濯乾燥機を導入することでかなり選択の負担が減るでしょう。
洗濯物を干すスペースがあるなら全自動洗濯機がおすすめ
何らかの方法で洗濯物を干すスペースがあるなら全自動洗濯機がおすすめです。洗濯物を干す手間はかかりますが、1回の洗濯量はコンパクトタイプのドラム式洗濯乾燥機よりも多いため、洗濯の回数そのものを減らすことができます。
狭いベランダでもより多く干す方法や、室内干しをサポートしてくれるアイテムを導入して、洗濯物を干しやすい環境を整えたり、洗濯物を干すテクニックを身に付けましょう。
室内干しを快適にするアイテムの紹介
洗濯物を室内干しにする場合、干しやすくするアイテムや、室内干しを助けてくれるグッズについて説明します。
室内干しに使いたい物干し関連アイテム
室内干しに使いたい物干し関連アイテムは以下の通りです。
- つっぱり棒を使った室内干し用物干しグッズ
- しっかりとした作りで組み立てが簡単な物干しスタンド
- 部屋の場所を取らずシンプルに洗濯物が干せる物干しロープ
つっぱり棒を使って物干し竿を室内に設置する物干しグッズは、室内干しの定番です。ベランダの窓付近に設置することが多くあるので出入りはしにくくなりますが、上下2本の物干し竿が設置でき、多くの洗濯物を干せる点が便利です。
物干しスタンドも、室内干しに人気の商品です。洗濯物の重みで倒れるといったことのない丈夫なつくりのものを選びましょう。物干しスタンドは、多くの洗濯物を干せますが、形状によっては真ん中に洗濯物が密集してしまい、洗濯物が乾きにくく雑菌が繁殖する元となりますので、何らかの形で洗濯物が乾きやすくなる工夫が必要です。
部屋の場所を取らず、多くの洗濯物を干せる優秀な物干しロープも、おすすめの室内干しグッズです。耐荷重が低め、というデメリットがあるため、あまりたくさんの洗濯物を一度にほさないようにすることが可能です。
室内干しをサポートするグッズ
室内干しをサポートするグッズとして、以下のものを取り入れるかどうか検討してみてください。
- サーキュレーター
- 室内干し用の洗剤
サーキュレーターは、風を送って部屋の空気を循環させる生活家電です。エアコンとセットで使うことで、部屋の空気を循環させて均一の温度に調整してくれるほか、風を直接洗濯物に当てることで、洗濯物をより早く乾かす効果があります。小さな扇風機でも代用できるため、室内干しをする場合は積極的に利用すると良いでしょう。
また、室内干し用の洗剤もおすすめです。部屋干しはどうしても洗濯物が乾ききるまで時間がかかり、その間に雑菌が繁殖して臭いの元になります。部屋干し用の洗剤は、洗濯物を除菌することで雑菌が繁殖しにくく、臭いの発生を抑えてくれる便利グッズです。
まとめ
賃貸物件での洗濯事情は、主に洗濯機の設置と洗濯物を干す場所がなく、困っている人がいる点が現状です。そもそも賃貸物件に短期間だけ住む場合は、コインランドリーの利用も検討しましょう。まだ賃貸物件を借りる前なら、室内に洗濯機置き場が設置されている物件を選び、室内で洗濯を終わらせるようにすると良いでしょう。
室内干しは、洗濯物が乾きにくく、雑菌が発生して臭いが生じる点が問題です。洗濯物の乾燥を促進させるサーキュレーターやエアコンの風を洗濯物に直接当てて、より早く乾燥するようにしましょう。室内干し用の洗剤で洗濯物を殺菌しておくと、嫌な臭いは生じにくくなるのでおすすめです。賃貸物件での洗濯に苦労している方も、洗濯がより楽になる方法を一緒に考えましょう。